ストリートフリーマガジン『FLJ』にて連載中のフォトグラファー”沖嶋 信”によるコーナー「VOS ~VOICE OFF STAGE~」が、一冊の本『VOICE OFF STAGE』となって”TOKYO CULTUART by BEAMS”より出版された。



この連載は、”沖嶋 信”が日本の伝統工芸士や郷土玩具職人達の作業風景を撮りつづけているもの。

今回は、過去19回の連載に加え、合計25組の伝統工芸士をまとめたものが書籍となった。


ちなみに、『VOICE OFF STAGE』というタイトルは、”舞台裏の声”という意味。

美しい工芸品達を表舞台ととらえ、それらが生み出される背景にある作家目線での日常、景色、道具などを裏舞台と定義付け、そこから彼らの声に耳を傾けることで作品を理解することに焦点が当てられているコーナーなのだ。





そこには、失われつつある日本の伝統と手仕事の技術がおさめられている。

すべてのカルチャーは、じつはこういった職人たちによって支えられていることも事実。


ぜひ、読んで、いや”観て”ほしい一冊だ。



沖嶋 信
『VOICE OFF STAGE』



発行：株式会社ビームス
協力：FLJ（http://www.fljtokyo.com）

価格：2,800円(税抜)
発行部数：初版1,000部

アートディレクター：溝口基樹（moʼ design）
題字：SKatething


沖嶋 信
フォトグラファー。
外部企業コンサルタント等多彩な顔も持つ。これまでに「GREENROOM FESTIVAL」やさまざまなアートイベントに出品。人物ポートレイト、CD ジャケット等の作品も多数あり定評がある。国内外のファッション、カルチャー誌で活躍中。


©Shin Okishima