ブラインドからのぞき見た世の中 : November 10, 2011 @ 11:11
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.52『除染か、放置か』
大震災と原発事故から8ヶ月。
首都圏でもさまざまなカタチで原発の影響が現れはじめている現在。
先日のキセノン検出は、連続的に核分裂が起こる「再臨界」ではなく、「自発的核分裂」だったことが発表されましたが、
「自発的核分裂」だから大丈夫なんてことはまったくなく、
たまたまそうだっただけであって臨界状態になる可能性がなかったワケではないですから。
まあどっちだろうとキセノンが検出されたことが問題であって、その近くで作業されていた方の影響が心配です。
また都内各地で発見されているラジウム瓶?問題。
コレって、殺人に近いものがあると思うんですけれどね。
だって、致死量ではない毒物を少量づつ呑ませて、人を死に至らしめたらそれは殺人罪が適用されるのと一緒なワケですから。
もしかして、いままでのその近くで癌を発病された患者の何人かはソレが原因なのかもしれないですしね。
とにかく、早期に原因の究明、解明を望みますよ。
それに、少量の放射線が、今後人体にどんな影響を及ぼすかは誰にも分かっていないはずなのに、分かったふりをして「安全」とか「大丈夫」とかのコトバをくり返す人の意図もまったくわかりませんね。
原発の内部だって、どんな状態なのかは、いまだハッキリ分かっていないワケですから。
ホント、”神”のみぞ知る状態ですよ。
そんな状態にもかかわらず、分かった感じで話しているいまの状況にも納得がいかない。
先日、一般有志が気になる土地の放射線量を測定して掲載しているWEBサイト「測ってガイガー」にて、
柏市のとある場所で5マイクロシーベルト/hという数値が出ていましたが、これが本当ならかなりヤバいです。
季節は冬になり、これから”北風小僧の寒太郎”ならぬ、”北風まじりの放射能”がやってくるワケですから、
さらに放射線量の高い地域が増えることでしょう。
除染しつづけなければならない、世の中になってきていることは確かなのですが、
この除染、いったいどんな費用がかかるのでしょうか?
東京大学アイソトープ総合センター長の”児玉龍彦”氏は、某テレビ番組で福島県の南相馬市の依頼で一般的な一軒家の業者による除染費用を試算してました。
ざっと500万円程度だったんですよ。
あくまでも普通サイズの家一軒の費用ですからね。
除染といっても、家や歩く場所などの生活スペースだけやればいいというものでもなく、
工場や田畑、そしてその周辺の自然の部分、例えば、山や公園、海岸部などなど、
やらなくて良い部分なんて、ほんの少ししかないワケでして、
それに、一回の除染で済むかどうかという問題もあります。
いまのところ事故の収束のメドもなく、放射性物質はいまだに出つづけているわけですから。
そういったこともふくめ、すべての除染を考えると、おそらく天文学的な金額になることは確かですね。
うーん、一年やそこらでやろうとしたら、あまりにも現実的じゃないような。。。
ちなみに、これから復興税という名の、使い道のよく分からない増税がはじまりますが、このうちどこまでが除染の費用に使用されるのでしょうか、、、フツーに考えてもそれだけでは無理ですよね。
ただコレができなければ、日本の国土の約1/4は、
ほぼほぼ20〜30年くらいは使えない、いや使いづらい土地になってしまうという状態なワケです。
となると、やはり生活スペース以外の土地は放置するしかないのでしょうか。
ウーム。。。
立ち入り禁止区域が増える可能性があるということですね。
そういえば、環境省は除染ボランティアをHPで募集していました。
http://p.tl/Bizx
結局は、こういうカタチでしか、作業を進めるしかないのでしょうかね。
先日、原発の発電コストが修正されました。
原発の発電コストは1.6円上乗せで1キロワット時当たり7.6円と試算。
石炭・液化天然ガス(LNG)火力の5~7円より高くなってしまいましたね。
ちなみに太陽光は37~46円と割高でしたが、
これは原発採用のためにさまざまな研究費用がストップし、
研究が進んでいないからというだけじゃないですかね?
研究が進めば技術も進むのでコストも下がると考えられます。
それにこの試算も、原発事故が「500年に1回」起きた場合というワケの分からない試算なので、あまりアテにならないかもですね。
政府は他の発電コストも見直すらしいです。
見直してもそう変わらないはずですけれど、
これでかなり変わったらいままでの計算はなんだったんだってなりますから。
とはいえ、やらせメールの反省もなく、福島原発の教訓が生かされる分けもなく、
九州電力は玄海原発は再稼働をはじめちゃいましたし、
その他、各地の原発も、”富国強兵”の元に、
再稼働の方向に向かっているのも確かです。
とにかく、こんな状態が正常と言えますかね?
やはり、一回の事故でこんな状況にまで陥れられる原発はヤメたほうがいいと思いますよ。
いろんな意味で”限界”にキているような気がします。
いま一度、立ち止まって、みんなで考えた方がいいと思いますけれどね。
みなさんはこの原発問題、どのようにお考えですか?
吉田拓郎「今日までそして明日から」
旅路 良
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