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Daily Life w/ Music : January 24, 2012 @ 17:23

FILE 107 Number the.『ナイトソングス』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 107 Number the.『ナイトソングス』


“グループ魂”のプロデューサー/ギタリストの”遅刻”こと”富澤タク”率いるロックバンド”Number the.”が、2年ぶりとなる待望のセカンドアルバム『ナイトソングス』をリリース。


ファーストアルバムでは、ギターのギュィーン音が多めのUKロック色が強かったが、今作ではビート色強めのグルーヴ感あふれるファンキーロックを展開。


ちなみに裏話で、もともと昨年の3月くらいにリリースする予定だったが、先の大震災があり、どうも「ナイトソング・イン・ザ・シティー」の歌詞が震災を彷彿させるものだったらしく、迷った末にリリースを断念。
“富澤タク”氏が、震災、そして原発事故の影響を受けた福島県いわき市出身ということもあり、そういった直接的な理由もあったようだ。

そんなこともあり、歌詞を換え、再度レコーディングしなおして、今回のリリースに至ったとのこと。
本人たちにとっても、ファンにとっても長い道のりとなった作品である。


おススメは、”斉藤和義”がゲストで参加した「奈落と喪失 希望と夢」。
富澤と斉藤のヴォーカルの掛け合いと、ビートルズ?というよりはオアシス的なサウンドがグー。


“Number the.”の持ち味を生かしている、、、いちばん”Number the.”っぽいナンバーの「太陽にすりかわる前に」。


そして、80年代アーバンフォーク色強めな「メトロポリス」。
森本隆と北沢英三(八田雅弘)によるデュオ”SKY”っぽさを感じる、って知らないヒトの方が多いか。


そしてそして、「フィーリン」。
アルバムの中ではわりと軽い感じの、メローサウンドのコチラ。
最終的にダブサウンドに展開するところが、まさに”フィーリン” グッド。


井上陽水「氷の世界」と沢田研二「時の過ぎゆくままに」のふたつのカヴァーも、アレンジがすばらしいので必聴だ。


いい曲満載の本作。

まずは、聴いてみることからはじめよう。




Number the.
『ナイトソングス』


レーベル:Jab Records x LR2(DDCB-12959)
価格:¥2,500(税込)

発売日:2012年1月25日


□トラックリスト
01. ナイトソング・イン・ザ・シティー
02. メトロポリス
03. 奈落と喪失 希望と夢  feat.斉藤和義
04. イルミネーション
05. ナンバーナイン
06. ソレイジョー
07. フィーリン
08. 太陽にすりかわる前に
09. スローブルー
10. 氷の世界
11. 時の過ぎゆくままに


Number the.オフィシャルサイト:http://numberthe.com/





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