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ブラインドからのぞき見た世の中 : February 8, 2012 @ 23:21

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.58 『冷温停止は思考停止』



現在、福島第一原発の2号機は、原子炉の温度が上昇しているらしいです。

2012年2月1日の測定が52度、一時は70度を上回り、それが2012年2月8日現在で66.7度。


東電が保安規定で地元への通報基準としている”80度”だそうで、通報まではいかなかったようですが、東京電力の発表によれば、いまのところ冷温停止状態で安定はしているとのこと。。。


普通に考えてみて、20度の温度差があって、どこの世界で”安定”なんてコトバをつかう業界があるんですかね。

化学の常識的に考えても、プラスマイナス5度、もしくは大めにみて10度でしょう。


急激に20度も上昇して、”安定状態”と言っている時点でおかしいです。


しかも、再臨界を防ぐためについにはホウ酸水までを注入して、やっと4度ほど低下したワケですから。

ホウ酸水を入れたってことは、安定していないものを安定させるために注入しているんですよね。


もう、これは「冷温停止状態」というコトバと、「事故収束宣言」を撤回させないための、ビミョーなコトバのマジックとしか思えんですな。


しかし、なぜそこまでこのふたつのコトバにとらわれているのでしょうか、、、意味が分からないです。

対内的?それとも対外的??

おそらく対外的なんでしょうけれどね。

先日、某中国からの観光客の集客のために日本フェアみたいなことをやっていたみたいなので。


いまや観光収入なくして、日本の経済は成り立っていないのは事実。

さらに、日本からの輸出品の安全アピールといったキャンペーンなのかも。


いずれにせよ、調べれば安全か安全じゃないかはすぐバレますけどね。


しかし、どうもさまざまな方面にうさん臭さが出てしまっています。


結局、現実をゴマかして、付け焼き刃的になってしまっているからなんだと思いますよ。

このふたつのコトバを守り抜くために、完全なる思考停止状態に陥っているんでしょうな。


とにかく、真実を明らかにし、現実を直視することが今後の打開策を見つける唯一の方法だと思うんですけれどね。
何度も書きますけれど。


ウソをつかれた現実逃避的現実を過ごすのと、真実を知って厳しい現実を見直すのと、
みなさんは、どちらがいいと思いますか?



吉田拓郎&中島みゆき「永遠の嘘をついてくれ」


旅路 良



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