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Editor's Eye : February 14, 2012 @ 16:04

川勝正幸さん



2012年1月31日にライター、編集者の川勝正幸さんが火災で亡くなられました。


川勝さんとは、4年くらい前から作家の湯山玲子さんと一緒に呑みに行ったり、最近ではライブや映画の試写会の会場でよくお会いしていて、いろいろと世間話などもさせていただいておりました。


じつは某雑誌の企画で、ちょうど川勝さんのお名前をリストに挙げさせていただいた直後に今回の事故でした。


諸先輩方に比べたらそれほど長いお付き合いがあったワケではないのですが、もちろん、昔からお名前は存知あげておりましたし、10代後半のボクを完全なるポップ中毒患者にしたのは、まぎれもなく川勝さんです。

川勝さんのさまざまな仕事から発せられた、特効薬のないウイルスに感染し、20年以上経ったいまのいまも中毒患者です。


それに、川勝さんの仕事には、シリアスの中に、かならず”笑い”があって、しかも、すぐに笑えるネタではなく、ちょっと考えてから笑っちゃう、アレです。
そこら辺は、かなり影響を受けています。

現在のボクの編集やライターの仕事において、目指すところにはやはり川勝さんがいました。。。





そんな川勝さんには、これからももっともっとあたらしいポップウイルスをまき散らし、さまざまな人を感染していただきたかったのですが、、、とても残念です。



事故のお知らせを聞いてから、思考回路が停止してまして、仕事をしていても何となくボンヤリな日常がつづいていいたのですが、どうもまわりの方も同じような状態だったようですね。

先日(2012年2月12日)、ドゥ・ザ・モンキーの渡 辺祐さんが音頭をとって、『お別れ会』が開催されたこともあり、ボクの中でもちょっとづつですが整理がつきはじめたので、ココで自分の中のひとつの区切りとして、今回は書かせていただきました。


あらためて、ご冥福をお祈りします。






□写真
(上)川勝さんのお別れ会の会場にて、日没時に現れた一番星
(中)3年前の菊地成孔さんのライブ後
(下)お別れ会でいただいたロックオヤジのタトゥーステッカー


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