Movie Life : February 14, 2012 @ 19:49
MOVIE LIFE 078 『ドラゴン・タトゥーの女』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 078 『ドラゴン・タトゥーの女(原題:THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO)』
誰がハリエットを殺した?
□ストーリー
スウェーデンを揺るがせた財界汚職事件の告発記事を書きながら名誉棄損裁判で敗訴したミカエルは意気消沈の日々を送っていた。
ある日、彼のもとにスェーデン有数の財閥ヴァンゲルの元会長ヘンリック・ヴァンゲル老人から家族史編纂の依頼が舞い込む。
じつはヘンリックの真の目的は40年前に起きた親族の娘ハリエット失踪事件の真相究明だった。
ヴァンゲルはハリエットが一族の誰かに殺害されたと信じていた。
40年前に一族が住む孤島から何の痕跡も残さず消えた少女。
成功の陰に隠された一族の血塗られた過去に気づくものの手がかりの掴めないミカエルは、一族の弁護士から天才的な資料収集能力の持ち主であるとして、ある人物を紹介される。
リスベットという名の、顔色が悪く、拒食症患者のように、がりがりに痩せた女。この小柄な女の肩口から背中にかけて、龍の刺青が異彩を放っていた。
意外なことに彼女はこの事件に異様な関心を示す。
そして彼女はハリエットの日記に記された聖書にまつわる数字が、ロシアの国境付近で未解決のままとなっている連続猟奇殺人事件と関連があることを突き止めるのだった──。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
キタキター!
みんな大好き!”デビット・フィンチャー”待望の最新作。
原作はスウェーデン発の大ベストセラーであり、”ニールス・アルデン・オプレヴ”監督の映画『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』のリメイク版。
じつは『ドラゴン・タトゥーの女』好きにとっては賛否両論みたいだが、個人的にはどちらも好き。
アッチはアッチでイイし、”デビット・フィンチャー”版は”デビット・フィンチャー”節が炸裂していていいという感じ。
ただちょっと長いのと、リスベットの背景が分かりづらいかも。
長い分、もうちょっとリスベットの背景に迫った方が、「何で??」という気になっちゃう部分が減ると思うけれど、もしかしたら2部目でやろうと思っているのかな、フィンチャー氏は。。。
流れ的には、”マイケル・ダグラス”主演の『ゲーム』っぽい感じの、奇怪なことが起こるけれど話しは淡々と進んで、最後の最後にドカーンというスタイル。
内容的には☆5個だけど、「あの場面でアレはいらないだろ!」という、映倫のよく分からない道徳的な押しつけに、思わず腹だたしく思ってしまったのは自分だけだろうか。
とはいえ、オモシロいので、とりあえず『ドラゴン・タトゥーの女』と『ミレニアム ドラゴン・タトゥーの女』、どちらも観ることをおススメする。
長いけどね。。。
2012年2月10日より、新宿バルト9ほか全国ロードショー
『ドラゴン・タトゥーの女』
監督:デヴィッド・フィンチャー
出演:ダニエル・クレイグ/ルーニー・マーラ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
公式サイト:http://www.dragontattoo.jp/
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