Editor's Eye : February 21, 2012 @ 22:53
美しすぎるフレームの数々──”The Spectacle”トランクショウへ
みなさん、こんにちは。
若干暖かくなってきたトーキョーの街、いかがお過ごしですか?
さて、先日は銀座のインターナショナルアーケード内にあるセレクトショップ”MINORITY REV(マイノリティレッブ)”にて開催されたアンティークフレームのコレクション『The Spectacle』のトランクショウに行ってきました。
『The Spectacle』とは、アンティークフレームコレクターの”Jay Owens(ジェイ・オーウェンズ)”氏の審美眼にかなった、1920年代から70年代を中心とした米国の金張りアンティークフレームのコレクション。
レギュラー・コレクションは、1920〜40年代に実在したアメリカの三大眼鏡フレームメーカー『ボシュロム』、『アメリカン・オプティカル』、『シューロンオプティカル』社製の金張りフレームで構成。
また、当時から少数しか作られなかった貴重なフレームのスペシャリティ・コレクションや、50~60年代の空軍仕様のパイロットグラスのコレクションなど、さまざまな貴重なアンティークフレームがコレクションされています。
特に気になったのがコチラ。。。
50年代の『アメリカン・オプティカル(AO)』のパント(ボストン型)。
ハニートータスというカラーリングで、通常のトータスよりも黄色みが強く、とても貴重なモデルだそう。
いま流行っている『MOSCOT』の「MILTZEN」っぽいですな。
そして、パイロットグラスのコレクション。
レイバンなのですが、軍の支給品のためブランド名が入っていないティアドロップ型。
コチラもレイバン。
いまではなかなか見ないカタチのモデルだそうです。
メイド・イン・USAモデル。
そして、コレが”ミュージアムピース”と名付けられた、世界でも数少ない、超がつくほど貴重なアンティークフレームの数々。
このフレームがホントにスゴい!
何がスゴいかって、、、
このように、フレームには当時の職人たちによる細かい彫金が施されていて、、、
ひとつひとつブリッジのデザインがまったく違っていたり、、、
彫金のデザインなんかも違っているんです。
メガネというよりは、ほとんど”ジュエリー”ですな。
それもそのはず。
当時のお金持ちの人たちが特注でつくったモノなんだそうです。
だいたいは1900~20年代のモノで、そう考えると100年前のフレームがココにあるワケですよ。
しかも、コレらのフレームは、いま存在するすべてのフレームデザインの原点と言っても過言ではないモノばかり。
まさに博物館入りのシロモノ。
なので、値段も、、、ワタクシの内蔵を売っても買えないくらいのものばかりざんす。。。
『The Spectacle』では、独自に開発したレストア技術によって、コンディションを甦らせており、部品をストックしてあるので、ちょっとした修理や交換なんかはすぐにできてしまうらしい。
サポートもシッカリさんの、安心アンティークフレームなんですね。
メガネは、普通のものから、怪しいものまで10個ほど持っていて、サングラスとあわせると30個以上持っているという無類のメガネ好きとしてもお馴染みのワタクシですが、ココのメガネフレーム、いや芸術品の数々には思わずウットリでした。
ちなみに、『The Spectacle』の一部のプロダクトは、新橋の”MINORITY REV”にて販売中なので、ぜひ手に取ってみてホンモノのスゴさを体感してほしいです。
MINORITY REV TOKYO
東京都千代田区内幸町1-7-23 インターナショナルギャラリー 第一アーケード内
TEL. 03-3580-6252
http://www.minorityrev.com/
The Spectacle
http://www.globespecs.co.jp/spectacle_toppage.html
では、またお会いしましょう。
This entry was posted on Tuesday, February 21st, 2012 at 22:53 and is filed under Editor's Eye. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.