ブラインドからのぞき見た世の中 : March 28, 2012 @ 23:31
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.61『万年敗戦国気分』
先日、韓国ソウルにて開催された核安全保障(核安保)サミット。
この核安保サミットとは、世界中に散在している核物質のテロなどの悪用を防ぐ目的で2010年から開催され、今回で2回目となるサミットで、今回は53カ国の首脳と首脳級首席代表、4つの国際機関トップが参加していました。
コレだけ重大な状況にある我が国なワケですから、ニッポン代表の某首相の発言がとても重要な役割を担う、まさに晴れの舞台だったワケです。
しかし、発言したことと言えば、北朝鮮のロケット?ミサイル?衛星?への懸念と、フクシマ原発の事故の教訓から「想定外を想定する」ということで今後の原発のさらなる安全性の向上をはかるということだけ。
「アレ!?そんなんでいいの??」と思ったのはワタクシだけでしょうか。
「想定外を想定する」なんて、、、恐らく約50年前にも原発をつくる際に、行政やら住民やらに説明会とかで金を見せびらかしながら使用した、安い誘い文句以上のなにものでもないですよ。
このコトバから、読み取れるのは「目下、原発再稼働へ向けて動いてます!ハイ」的なことですよね。
それ以外の考えのない、いわゆる完全に思考停止状態ですよ。
唯一の被ばく国であり、未曾有の原発事故を起こした我が国の首相の発言とは思えませんな。
教訓なんて何も生かされていなかったのが、いまの現状なのに、、、なんともお粗末極まりない発言です。
こんな駄文を考えたのはダレだよ!?って感じですよ。
それを発言にまで至らした官僚も、もういろんな意味で完了でいいんじゃないですか。
「ウチは原発事故の教訓から核物質を持つことをやめました、だからみなさんもやめませんか?」とか、「原発は事故ると収拾つかないし、逆に高くつくからみなさんもヤメた方がいいんじゃないですか?』とか、、、もっともっと他に言わないといけないことがあったハズなんですよ。
大地を汚し、海を汚しつづけている時点で、残念ながら現段階ではニッポンがいちばんのテロリスト国家となってしまっていることに気づいていないんですかね。
気づいていないハズはないと思いますが。。
いまだから、この状況をかかえているからこそ言えるコトってあるハズだし、主張するべきだったのに。
「違う!違う!、そうじゃない!!」って、ハリセンでツッコミを入れたいぐらいでしたよ。
ダレに気を使った発言なんですかね。
まあ、某国しかないんでしょうけれど。
目先の経済やエネルギー政策、そして某米国との関係性のコトだけにとらわれ過ぎてしまっていて、まったく未来のない発言に怒りを通り越して、もうガックシとしてしまいました。
結局、いつまでも敗戦国気分なんでしょうね。
残念ながらネガティブさしか感じられなかった今回の某首相の発言、
みなさんはどう思われましたか?
鈴木雅之「違う,そうじゃない」
旅路 良
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