Movie Life : May 22, 2012 @ 18:46
MOVIE LIFE 080 『ヴィダル・サスーン』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画と過去に見たDVDなどを中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 080 『ヴィダル・サスーン(原題:VIDAL SASSOON: THE MOVIE)』
その男は、ハサミ一つで世界を変えた。
□ストーリー
1950~60年代、イギリスの首都ロンドンを舞台に誕生した文化、スウィンギング・ロンドン。
ミニスカートの”マリー・クワント”とともにファッションシーンを牽引したヘア・スタイリストが、ヴィダル・サスーンだ。
サスーンのサロンには多くのモデルや女優、著名人が集った。
ミニスカートの女王ツィギー、数々のファッション誌の表紙を飾ったトップモデル、ジーン・シュリンプトン、、、彼女たちを魅了したものは一体何だったのか?
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
世界の女性、いや男性をもトリコにしたあの”サスーン クオリティ”でお馴染みの『ヴィダル・サスーン』。
商品名として理解していた人は、まさか『ヴィダル・サスーン』ってのが人の名前だったとは思いもよらなかったのかもしれない。
貧乏少年だったヴィダルが、どうやって名実ともに美容界の世界の頂点まで登りつめることができたのか。
この映画では、彼が生まれてからの七転び八起き、七転八倒、人生いろいろ、色濃い人生、さらに”マリー・クワント”との関係や、初めてヴィダルに髪を切ってもらったときに彼女の耳まで切ったというオモシロ話など、彼の本当の姿がソコにある。
これから何かを目指す学生諸君や、若者、いや中高年層、はたまた初老の方々にも、ぜひ観てほしい映画だ。
残念ながら”ヴィダル・サスーン”氏は現地時間の2012年5月9日、米ロサンゼルスの自宅で亡くなられたとのこと。
84歳だった。
この映画の日本公開まであとちょっとだったのに、残念。
ご冥福をお祈りする。
2012年5月26日より、渋谷アップリンク、新宿武蔵野館、銀座テアトルシネマほかロードショー
『ヴィダル・サスーン』
監督:クレイグ・ティパー
出演:ヴィダル・サスーン/マリー・クァント/ジョン・フリーダ/ペギー・マフィット/ ロニー・サスーン
配給:アップリンク
公式サイト:http://www.uplink.co.jp/sassoon/
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