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Daily Life w/ Music : June 11, 2012 @ 19:19

FILE 125 (仮)ALBATRUS 『ALBATRUS』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 125 (仮)ALBATRUS 『ALBATRUS』


“犬式 a.k.a. Dogggystyle”の三宅洋平が、”犬式”細胞分裂後、1年間にもおよぶセッションと旅を繰り広げた末にたどり着いたドリームバンド”(仮)ALBATRUS”の1stアルバム『ALBATRUS』が堂々の登場。

ジャムバンド界隈や国内地下シーンを代表する手練れたち5人によるこのバンドは、名に”(仮)”とついているがコレが正式名称。

三宅曰く「標榜するのは、スピリチュアルでフリーなアートするROCKである。求めるのは地球の民族性である。」とのこと。



おススメは、「祝島帰り」。
陽気なラテンサウンドとは裏原に、祝島の持つ強いスピリチュアルからインスピレーションを得たというこの曲。
まずは「祝島」、「原発」というコトバをウィキってから、ココロして聴くベシ、踊るベシ。
ちなみにカエルの大合唱はホンモノのカエルをレコーディングしたとのこと。


レゲエビートに、ズサっとココロに刺さるリアルポエトリーが乗った「1/470 Party People」。
いまのソーシャルカルチャーを三宅なりの詩で風刺しながら、斬っている。
以前、”cro-magnon”と一緒にやっていた「Tokyo Times」的な感じというと分かりやすいかもネ。


そして「コーヒー・ルンバ」。
“井上陽水”もカヴァーした名曲を、”(仮)ALBATRUS”なりな、ファンキージャムジャムな感じでカヴァー。


さらに、ラテンファンクな「ミエナイチカラ」もおススメ。


“ALBATRUS=信天翁(アホウドリ)”という名のとおり、広大な空を”アホウドリ”が飛び回るごとく、ジャズやファンク、ラテン、レゲエ、そしてブルースなど、さまざまなジャンルを横断。


どこまでも”自由”を感じる、すばらしいアルバムだ。




(仮)ALBATRUS
『ALBATRUS』

レーベル:Jazzy Sport(JSPCDK-1008)
価格:¥2,500(税込)

発売日:2012年5月30日


□トラックリスト
01. All Blues
02. Welcome To The Albatrus
03. 祝島帰り
04. コーヒー・ルンバ
05. ミエナイチカラ
06. 1/470 Party People
07. Feel So Good
08. ジプシーソング


Jazzy Sport:http://www.jazzysport.com/


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