ブラインドからのぞき見た世の中 : July 12, 2012 @ 20:53
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.68『国民か、国見んか』
先日、民主党を除籍された小沢一郎氏が、2012年7月11日に立ち上げた新党「国民の生活が第一」。
党としては、
・消費税増税法案撤回
・増税の前にやるべき行財政改革や地域主権改革に取り組む
・脱原発
を目指すというのが、おおまかなコンセプトというか、方向性なワケですけれど。
残念ながら、それぞれの具体的な案は明言せず。
どこかの社説にも書いてありましけれど、言っていることは合っているんですけれどね。
でも、政治に関しては具体性がないと、ただ言っているだけになってしまう。
具体案をなるべく早めに発表してほしいものですよね。
もちろん期待はしていますよ。
政党なんて多い方がいいワケですから。
一番怖いのは、政党が全部まとまって、名前は違えど”考え”がひとつになってしまうこと。
アンチな人間がいないと、それこそファシズムにつながっていきますからね。
いろんな声があって、いろんな考えがあって、いろんな意見がある。
それでこそ民主主義で、思想の自由なんですよ。
しかし、今回の民主党崩壊で見えたのは、政党制の限界という点ですな。
政党というのは、もともと18世紀のイギリスで生まれたものですが、それまでは宗教が政党の役割をしていましたからね。
時代や国によってはほぼ一党独裁で、ファシズムに近い感じもあったのも事実です。
ヨーロッパの魔女狩りなんて、良い例ですよね。自分の地位を脅かす存在を消す。
まあ、最近のどこかの政党に似てきているような気がします。
ちなみに政党とは「共通の政治的目的を持つ者によって組織される団体である」と定義されています。
もちろん出来た当初はそれがキチンと貫かれていたのかもしれません。
でも、まあいまの政党に関していえば言ってしまえば談合に近いワケで、だからおかしくなってしまうワケで、とうさん!って感じですよ。
大体、考えや方向性が違うから除籍とか除名って、ちょっとおかしいと思ったのはワタクシだけでしょうか。
基本的には政治活動の自由が約束されているワケですから、この妙なシバリのあるいまの政党という形に、どうしてもファシズム的な部分を感じてしまいます。
本来ならば、もっと個人レベルまで落として、出入り自由党みたいな形にして、ここの政党のこの政策には賛成だから今回はコチラにつくとか、反対だから今回はそちらにはつけないとか、そんな感じでもいいと思うんですけれどね。
政治の自由な発想だし、政党の意味をなすと思うんですけれど。
みなさんは、どう考えましたか?
Sugar Babe「今日はなんだか」
旅路 良
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