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ブラインドからのぞき見た世の中 : August 23, 2012 @ 19:06

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.71 『領土と度量』



このところ連日報道されているのが、中国の尖閣諸島上陸問題と、韓国の竹島上陸問題。


どちらも歴史的事実でいうならば、日本の領土なんですけれどね。
この領土問題勃発は、やはり先の太平洋戦争の敗戦にあるワケです。


日本の領土問題の代表的なものといえば、北方領土。
歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島の4島と、樺太なんかも入りますが、戦前は間違いなく日本の領土でした。しかし、戦後は残念ながら現在は事実上ロシア領に。戦後のドタバタ中に、火事場のなんとやら状態ですよ。
まあ、大震災の混乱の中、ATMだったり、個人の家庭のお金を盗むアレにちかい感じです。


今回の中国と韓国の件は、旧ソ連の当時のやり方とまったく同じですな。
大震災と原発、そして経済下落状況のバタバタ中に、もちろん前からもあったのですが、急に強調しはじめたワケです。


韓国とは国際裁判に持っていこうとしてますが、持っていったところでたぶんウヤムヤになってしまうでしょうね。ただこの問題、李明博(イ・ミョンバク)大統領の天皇陛下謝罪発言問題なども含まれ、かなり入りくんでゴタゴタになりはじめてます。

しかし、韓国政府が本当に日本とのゴタゴタを望んでいるのでしょうか。裁判は「する意味がないからしない」と、言いきってましたけれどね。何がしたいのか、まったくもって理解に苦しみます。


中国なんて、最初から完全にウヤムヤです。
レアアースなどの問題もあり、日本側が強く出られないんでしょうね。
とはいえ、いくらなんでもちょっとやりたい放題ですよ。
難癖つけるワケではないので、はっきりと抗議してもいいと思いますけれどね。

いまこそ日本の立場だったり、度量だったりをキチンと世界に打ち出していくときではないかと思います。

それが国際的な問題に発展して、日本が孤立することはないと思いますよ。そんなことをやれば、むしろ相手国の方が孤立すると思いますけどね。


とはいえ、いまはアメリカやヨーロッパをはじめ、ドコの国も経済的に過度期でキリキリしているのかもしれません。
その摩擦の結果といえば、そうなのかも。


先日、某ドキュメンタリー番組でドイツの哲学者/思想家”カント”のとあるコトバが紹介されていました。
ココでご紹介しましょう。


「人類の自然状態は、むしろ戦争状態である。それ故、平和状態は創設されなければならない。」


コチラは”カント”の『永遠平和のために』からの一説なんですが、要は、”平和”は自分たちの手でつくるものだということです。


まさにその通り!

みなさんなら、”平和”をどのようにつくりますか?



HIS「幸せハッピー」


旅路 良



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