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Daily Life w/ Music : August 29, 2012 @ 20:49

FILE 137 akiko『黒い瞳/Dark Eyes』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 137 akiko『黒い瞳/Dark Eyes』


ジャズシンガーの”akiko”が、ニューオリンズ録音の第2弾アルバム『黒い瞳/Dark Eyes』をリリース。


前作『Swingy, Swingy』に引きつづき、ニューオリンズで録音された本作。
プロデューサーは、なんと!The Ska Flames/Down Beat Rulerの”大川 毅”氏。

今作でも、”Dirty Dozen Brass Band”のスーザフォン奏者”Kirk”や、ニューオリンズ在住の地元ミュージシャンたちがバンドに参加しているので、音は間違いなく本場のニューオリンズジャズ。


おススメは、タイトル曲にもなっている「黒い瞳/Dark Eyes」。
ジャズのスタンダードナムバーを日本語でカヴァー。
ピンク色のライトが似合う感じがたまらない。

“Nina Simone”も歌っている「Love me Or Leave Me」を日本語でカヴァー。
メローアレンジがとてもオトナな感じに。
赤いベルベットのカーテン、真っ黒なグランドピアノ、背中まで開いた赤いドレスの女性ボーカルがステージで歌っている、、、そんな絵が浮かぶ曲。

そして、akiko作詞作曲による「It’s Just The Blues」。
ジャズブルースサウンドに、”akiko”のハスキーボイスがよく似合う。


全体的にどことなーく昭和な香りがして、セピアな浅草の夜、下町の夜のイメージが湧いてしまったのはワタクシだけか。

しかし、それがとても雰囲気の良さ、センスの良さを感じてしまう本作。


最近、こういう感じのジャズをしっかり歌えるボーカリストが減ってきているので、聴いたコトのないヒトは、ぜひ”akiko”を聴いてみてほしい。




akiko
『黒い瞳/Dark Eyes』


価格:¥ 2,500(税込)
レーベル:ability muse records(POCS-1065)

発売日:2012年08月29日


□トラックリスト
01. Magazine St.
02. 黒い瞳/Dark Eyes
03. Groovin’ High
04. After You’ve Gone
05. Love Me Or Leave Me
06. It’s Just The Blues
07. Bei Mir Bist Du Shoen
08. Everybody Loves My Baby
09. Cry Me A River
10. Willow Weep For Me
11. What A Difference A Day Makes


akikoオフィシャルサイト:http://akiko-jazz.com/


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