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ブラインドからのぞき見た世の中 : November 28, 2012 @ 16:24

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.77『民と党』



衆議院が解散され、いったい日本はどうなってしまうんでしょうかね。


野田総理は自身のブログの冒頭に「衆議院を解散しても、政府の機能が止まるわけではありません。
21日の未明にカンボジアから帰国し、それ以降も、私は内閣総理大臣としての公務をこなし続けています」なーんてことを書かれていましたが、ナニを言っているんですか、このお方は。
あたり前だのクラッカーですよ。
ホント、緊張感もなく、とんちんかんもはなはだしいですな。

解散だって、自分の力不足から来ているんですから、もっと恥ずかしく思ってもらわないと。


そもそも、今回の解散自体がおかしいワケで、政治家同士、いや政治屋同士のメンツのためだけとしか思えない。
あおられて、結局、まったくもって筋違いな結論を出してしまいました。


そもそも、国民のために働いて、国を良くしていくのが政治家ってもんでしょ。

われわれは、この国をよりよくするために税金をはらっているハズ。
それなのに、なんだか彼らのメンツのために、彼らに給料(税金)をはらっているような感覚を覚えましたよ。


政治のための民ではなく、民のための政治であるべき。

民あっての国なんですからね。
そこはしっかりと理解しておいてほしいものです。


ちなみに先の党首討論”自体”はよかったとおもいますよ。
ああいうディベートがあってこその政治です。

ただ、ちょっと子どもじみていましたよね。
勢いだけでモノごとを言ってしまって、最後はただの言い合い。
まるで、子どものケンカをみているようでした。

おふたりとももっと頭つかって話してくださいよ。
ナニがしたいのやら。


最近は、”党”が会社化しはじめてますよね。

この党に入っているから、党の規則に従えとか、方針に従えとか。。。
党の概念自体が、もう古いしきたりとか、縦社会というか、そんな感じになっています。
会社じゃないんだから。

しかも、ムダに議席数を増やそうと、結局、票あつめに力を入れているだけ。
法案を通りやすくするためだけのものに成り下がってしまってますね。
言っちゃナンですが、もう組織票ですよ。

“党”とは、本来は政治的理念や方向性が一緒の人があつまってできているもののハズ。
残念ながら、いやまどの政党から理念のカケラの微塵も感じられない。


政治をキチンとやりたい人には、党に入らなければ政治家になれないワケではないので、勢いのある党に入るとかそんなことばかり考えずに、もっと民衆の声を聞くことに力を注いでほしいものです。
政治家になるのが最終目標じゃないでしょ。


そういえば、野田総理は党首討論の最後に、「どちらの党が国民に指示されているのか、ハッキリさせましょう!」なんて言ってましたが、その発言こそ浅はかですよ。

別にどちらの党に支持率があるのかなんて、ハッキリ言ってコチラにはどーでもイイ話で、国としてよりいい方向に成長していってほしいというのがわれわれの希望なんですから。


党の指示者をあつめるだけの政治をしてもらうために、われわれはアナタがたに税金をはらっているワケではないことを忘れないでほしいなーと思いましたが、みなさんは、今回の解散、どう思いましたか?



竹本孝之「約束はいらない」



旅路 良



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