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Daily Life w/ Music : February 1, 2013 @ 16:53

FILE 154 坂本龍一・中島ノブユキ『「八重の桜」O.S.T』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 154 坂本龍一・中島ノブユキ『NHK大河ドラマ「八重の桜」O.S.T』


NHKの日曜夜8時からのお馴染み、大河ドラマ『八重の桜』のオリジナルサウンドトラックが登場。


今回のドラマは、幕末の戊辰戦争(ぼしんせんそう)で、会津が生んだ「幕末のジャンヌ・ダルク」こと”新島八重”のお話。

白虎隊とか、明治維新とか知らないヒトは、ぜひその歴史を調べてみてほしい。


ドラマの話は視ていただくとして、「メインテーマ」と「八重のテーマ」は教授、そのほかは中島ノブユキ氏と、2大巨匠が手掛けた、ドラマのサントラとは思えないほどのすばらしい内容だ。


教授が手掛けた上記2曲は、オーケストラで壮大なスケール感ながら、どちらもぽかぽか陽気に桜がひらひらと散っている風景を思いうかぶことができる。

中島さんが手掛けた曲は、基本ピアノ中心。
会津の話ながら、なんとなーく中世のパリの下町の風景を思いうかべてしまうのはワタクシだけか。
もしかして、”ジャンヌ・ダルク”といわれるだけあって、どことなく会津とパリはリンクしているのかもしれない。。。いや、してないか(福島県出身者の意見)。


全曲なるべく流れで聴いてほしいので、とくにこの曲!的なおススメはしたくないのだが、あえてススメるのならば、「純真な心(piano solo ver.)」。
コレがまた、切なすぎてたまらない。
まさに”純真”すぎる中島さんのピアノの音。
夜に仕事しながら聴いていたら、おもわずポロリと泣いちゃうかも。


ま、なんといってもサントラなのでね、気合いを入れて正座して聴くというよりは、ダラッと本でも読みながら、”ながら聴き”が一番気持ちいい。

「ならぬものはならぬ」、「いいモノはイイ」ということで、このサントラ、かなりおススメなり。





坂本龍一・中島ノブユキ
『NHK大河ドラマ「八重の桜」O.S.Tオリジナル・サウンドトラック』


価格:¥3,150(税込)
レーベル:commmons(RZCM-59238)

発売日:2013年1月30日


□トラックリスト
01. 八重の桜 メインテーマ
02. 八重のテーマ
03. 八重 凛とする
04. 八重 疾走する
05. 喜び発見
06. 人が決意するとき
07. 熱い情熱、未来へ
08. 尊敬と憧れ
09. 行軍
10. 淡い恋心 #1
11. 覚馬の正義
12. 組曲「希望」 – 神の視点~高揚~苦悩~新しい時代
13. 輝かしい未来へのエール
14. 純真な心(piano solo ver.)
15. 夏の息吹
16. 幸福のかたち #1
17. 何気ない日常のなかに
18. 女たちの絆
19. やり場のない怒り
20. なぜそのように生きることが出来ないのか
21. 黒船
22. 組曲「風雲」 – 沈鬱~悲しみの後~動乱の幕開け~戦(いくさ)
23. 歴史に名を残す者たち
24. 故郷への想い


「commmons」オフィシャルサイト:http://www.commmons.com/


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