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tokyo feature : February 13, 2013 @ 19:25

トーキョーフィーチャー “旅” ─「そうだ、宮古島へいこう!」その4


あなたのトーキョーライフに、ちょっとした贅沢をあたえられたなら──。
ココでは、『トーキョーマガジン』がかんがえる、トーキョーのあたらしいライフスタイルを提案していきます。


トーキョーフィーチャー “旅”では、「旅は道づれ世は情け、思いたったが吉日、そうだ!旅に出よう」ということで、ワタクシがじっさいに旅行した土地を、独断と偏見をもってご紹介します。

“旅”はココロを豊かにし、叡智を育む。
旅ゆけば、かならずや人生がみえてくるハズ。
そう!人生は”旅”なのです


旅に病んで 夢は枯れ野を かけ廻る(松尾芭蕉)





そうだ、宮古島へいこう!その4



さりー!かぎーかぎー、たんでぃがーたんでぃ、とになし!!
ニッポンのトコナツ、たのしすぎるミヤコジマ。


ひきつづき宮古島への旅をご紹介します。



□その4 イラブジマから(イラブジマ:晴→ミヤコジマ:晴)


さて、うつくしすぎる「渡口の浜」をはなれ、訓練飛行をみるために、いざ下地島空港へ。


「渡口の浜」から、先ほどの魚垣(ながき)のある「佐和田の浜」へは、伊良部島と下地島、ふたつの島を分断する海?川?沿いの道をなんと一直線でいけちゃうんです。

ということで、ほんの10分程度で、さきほどの滑走路の先端へ到着。


クルマのエンジンをとめ、空をみてみたのですが、いまのところナニかが飛んでいるようすもなく。。。

とりあえず、目の前にあるキレイな海をみながら、ボーッと待つことに。

目の前にひろがる深ーいエメラルドグリーンの海、波の音、そして潮の匂い。
ヒトもいません。

ちょっと風がつよいですが、とてもいい気持ち。


まさにこんな感じです(音楽と波の音はおくまでもイメージです)。





しかし、10分くらいすると、ココでクルマごと海に落ちたら死んぢゃうよ!とか、殺されて海に捨てられたら200年はダレにもみつからないだろなー、、、とか、人間ってそんなクダラなーい、ロクデモナイ妄想天国がどうしてもはじまるんですな。

ワタクシだけですかね?


そんな感じで、ダラーッと待つコト約20分。


ドコとなく、ジェットエンジンの音がきこえてきます。

音の方向をさがし、そっちの空をみてみると、、、




写真の中央部に、ビミョーですが、うっすらと黒い点が。。。





どんどんちかづいてきます。

トリか!?飛行機か!?





あ!












あ、あ、あー、嗚呼、、、行ってしまった、オレの青春。。。

アッという間に、空にとけ込むようにアッサリとみえなくなってしまいました。

あまりのちかさに大興奮です。

冒険好きのロマンチズムなオトコなら、ダレでも大騒ぎですよ。


それにしても飛んでいた機体は、空港に停まっていたみどり色のANAのプロペラ機とはべつのモノでしたね。

2機もあったかなー、、、もしかして、アレはソロモン諸島沖とか、バミューダ沖の”魔の三角地帯”とか、ドコかで墜落した飛行機の亡霊!?なんて、ココでもまた勝手な妄想を膨らませてみました。


ちなみに、このまま待っていると、着陸までみられるらしいのですが、宮古島から沖縄本島へかえる飛行機の時間がちかづきはじめたので、残念ながら着陸のシーンはあきらめ、とりあえず佐良浜港方面に出発。

しかし、ただもどるだけではゲイがないワケでして、ココでムダに編集者”魂”をみせなければという思いから、帰り道はまだ足をふみいれていない、島の北側の海沿いをとおって港方面へむかうことにしてみました。





コチラは、伊良部島から下地島空港方面。

じつは飛んでいる飛行機が肉眼ではビミョーにみえたのですが、残念ながら写っていないですね。

「魚垣」は、うっすらとみえてます。


途中、西海岸公園というところでちょっと一休み。





ちいさな入江になっていて、気持ちのいい場所です。
風がちょっと強いですが。。。


海の色がやっぱりキレイですね。

空と海の境目を見ると、地球の丸さ加減もわかります。

なんとなく、宇宙から地球をみた”ガガーリン”の気持ちがわかりました。


ちなみにココの公園は散歩コースのようになっていて、いままであまりみかけなかった観光客が、けっこうゾロゾロねりあるいているワケですよ。

「この島に、こんなに観光客がいたんだなー」なんて思いながらも、時間の関係もないのでクルマにもどって港へむけて出発。


西海岸公園を越えると、起伏のある道がつづきます。

このあたりは、島のなかでもちょっと山谷らしく、かなり道が上下にうねうねしてます。


森に囲まれた山間をとおっていると、な、なんだあれは!?





ト、トリですかね?





疑いようのない、トリでした。

わたり鳥の”サシバ”をモチーフにしている、珍風景を好みとするそのスジのヒトたちには有名な展望台だそうです。


ちなみに、この場所は「ふなうさぎバナタ」と呼ばれる場所で、、、





とのこと。


展望台からは、、、





東シナ海が一望できます。

手前にみえている、松田聖子なみに青いサンゴ礁の海。

めちゃめちゃキレイですね。


しかし、このあたり、じつは、、、





こんな感じで、ちょっとしたステキな断崖絶壁になっておりまして、「海がキレイだなー」と海にみとれてちかづくと、、、30〜40メーター下に真っ逆さま。

まさに、”ドゥーン”ですよ。

そんなワナだらけ。


しかし、チラっとみえる海が、これまたホントにキレイなんです。

よく見ると浅瀬っぽいので、もしかしたら舟もちかづけない場所かも。


もっといろいろと余計な写真を撮ったり、探検したりしたかったのですが、残念ながらタイムアップ。


若干、いそぎぎみで10分ほど走りつづけると、最初にとおった国道90号に合流しました。





コチラは、佐良浜港方面へとくだる坂。
とおくの正面にみえるのが港。

コレがけっこう急な下り坂。

伊良部島は、山の島なんですね。


港のちかくの曲がり角で、おもわずスピードダウン。。。





「のぶちゃん」、、、ナニ屋さんなんですかね。

かなり気になります。

行きは気づかなかったのですが、気づいていたらまっさきにはいっていたことでしょう。

しかし、フェリーの時間がせまりすぎていて、寄ったり、ゴネたりしている時間がもうなく、ここはオトナになって船着き場方面へいそぎます。





コチラが、高速フェリー乗り場の「サンマリンターミナル」。


到着して、そのまま流されるように誘導され、フェリーに乗り込み、、、





すぐに出航です。

アブナい、アブナイ!

「のぶちゃん」に寄る余裕なんて、まったくなかったですね。


しかし、たのしかった伊良部島も、コレでホントのお別れ。

「渡口の浜」、、、キレイだったなーとか、泳ぎたかったなーとか、そんな甘酸っぱい思い出にひたっていたら、、、あ!アブナい!!




突然、あり得ない光景に、コチラは完全に思考停止状態。


クルマが船をささえているんですかね?

うーむ、、、おそろしいパワースポット、伊良部島。

フロントガラスとか光っている場合じゃないですよね。


しかし、海上からみると、この島にはまだまだナイスなビーチがたくさんありそうです。





ココなんか、ヒトは来ませんよね、たぶん。

道がないですから。

海からはいけるのかな。


ふと、その上をみると。。。





えーと、、、ヤンバルクイナ?ですかね。

後日、しらべてみると、コチラも”サシバ”をイメージした展望台とのこと。

ぜんぜんヤンバルじゃなかった。


しかし、伊良部島には、こういった”サシバ”のカタチのモニュメントがたくさんありますな。

たくさんといってもふたつだけでしたけれど、、、それにしても”珍”インパクトはかなり大です。





さすが高速船です、あっという間に島があんなにとおくに。

哀愁ただよわせるヒマすらあたえてくれません。





しかも、波はあいかわらずの荒さで、行き以上にドッカンドッカン揺れてます。

帰りの方が荒かったかも。

デッキにいると、波しぶきがかかって、もうビチャビチャでした。


そして、ほんの15分足らずで、、、





もう宮古島。

トーキョーでいうと、新宿と渋谷くらいの感覚ですかね。


平良港到着後、あんぱん三兄弟以来、ロクなものを食べていなかったので、とりあえず飛行機の搭乗時間まで、平良港ちかくの繁華街でゴハンを食べることに。





お土産屋さんがトコロせましとならんでます。





こういう建物、ミヤコっぽいですよね。

色といい、柵のデザインといい。。。





ひきつづき繁華街。

ん!





ステーキとタコス、、、で、レオン。

しかも、24時間営業。

宮古島にきてからというもの、このフリースタイルにずっとヤラれっぱなしですよ。





おそらく、この辺は、ミヤコのディープゾーンなんでしょうな。

あやしいスナックっぽいお店が、余裕を持ってならんでました。





コチラ、民家かと思ったら、、、





シャレオツなカフェでした。

建物に味がありすぎです。

たぶん、古民家的な感じなんでしょうな。

ココにしようとおもったのですが、残念ながら15時ちかくのこの時間は飲み物のみとのことで、次に。





夕方前のビミョーな時間帯なのと、気温が暑いということもあり、ヒトはほとんど歩いてません。

やっとのことで、この時間にもかかわらず、ゴハンモノが食べられるカフェを発見。





ガフカフェ?ガフーカフェ?ガーフーカフェ?ガーフカフェ?に、とりあえず入店。

店内は、カレーのおいしそうなカレー臭が充満しています。

ということで、メニューにあったイチオシのスパイシーチキンカレーをオーダー。





コチラはセットのサラダ。

手前の赤いダルマのような物体は、トマトでしたが、かなりあまいんですよ。

島のトマトなんでしょうかね。

そして、、、





お待ちかねのカレーが登場。

スパイシーとついているだけあって、かなり辛い。

辛いけど、ウマい。

つまり、からうまでした。

島とうがらしでもつかっているんですかね。


食べ終わったあとも、口のなかがずっと辛いままだったので、おもわずコレをオーダーしちゃいました。





念願の「マンゴーパフェ」です。


マンゴーがとてもジューシーで、真ん中にあるマンゴーアイスもちょうどいい感じのあまさです。

しかし、カレーがかなり辛かったぶん、口のなかが一気にあまあまですよ。

あまくて辛くて、もう収拾がつかなくなったのと、お腹もいっぱいになったので、とりあえず、お店をあとに。


外は、日が傾きはじめ、西日がかなり暑い、いや熱いです。

そんななか、交通整理をガンバっている色白のおまわりさんを発見。





「暑いなか、ごくろうさまです〜」なーんて声をかけようとちかよってみると、、、





しろっ!

彼が、宮古島名物の”宮古島まもるくん”。


じつは、島の各所に立っていて、島の交通安全と、愛と平和をまもっている、ミヤコジマのスーパーヒーローなんですが、とにかく顔が真っ白。

そういえば、宮古島初日に飲んだ、マミーのような飲み物の名前が”宮古島まもるくん”でしたね。


それにしても、いくらなんでもちょっと色白すぎじゃあありませんか。

暗闇に彼がいたら、ぜったいコワイとおもうんですけれどね。。。


足元の台に書いてある標示が、かなり気になります。





「アガンニャ!なんで止まらんか!」という宮古島弁よりも、その横の「二日酔い運転はダメ!!」の方。

「飲酒運転はダメ!」というのは、よくみるんですけれどね、二日酔い運転バージョンははじめてみました。

“二日酔い運転”が多いんですかね、宮古島は。


そういえば、沖縄県が全国ランキンングで堂々の一位をまもりつづけているのが、”飲酒運転”。


ま、暑いですからね、酒はすぐぬけるんでしょうけれど、、、泡盛はぬけないか。


まあ、道は細いし、ヤンバルクイナはそこらじゅう走りまわっているし、、、いや走りまわってはいないですけれど、ホントにキケンなので、ぜひ二日酔い運転はヤメてほしいものですね。


そんな宮古島の愛と平和と、交通ルールをまもりつづけている”宮古島まもるくん”に敬礼し、搭乗時間もちかづいてきたので、宮古島空港へ。


途中、レンタカーを返し、バスで移動すること5分。

ちかいのでね、かなり余裕をもって空港に到着です。


搭乗手続きも無事に終わらせ、やることもないので、とりあえず出発ロビーで待つことに。





しかし、滑走路は、羽田や成田とちがい、かなり見渡しがいいですな。

1時間に1本か、2本しか飛んでないですからね、あたりまえといえば、あたりまえか。

羽田なんか、滑走路まで随時の交通渋滞になってますから。


それにしても思った以上にはやくついてしまったので、しかたがないので出発ロビーのお土産さんをダラダラのぞいたり、ハイジャックされたときのために自分が”スティーブン・セガール”になる妄想をしてみたり、海外ドラマの『LOST』みたいに知らない無人島に墜落したらジャックよりもソーヤかなー、、、とか、そんな妄想を。


待つコト1時間半弱、やっとのことで搭乗です。


飛行機は、なんのためらいもなく、定刻通りに離陸。

たのしかった宮古島の一泊二日の旅も、これでホントに終わりです。





窓の外には、雲の地平線、青いサンゴの海岸、緑の森、畑、、、夕日に照らし出されたうつくしい楽園、宮古島がひろがってます。


そんな思い出にひたっていたのですが、あっというまに沖縄本島の那覇空港に到着しちゃいました。





いや、ジョーダン抜きでホントウにちかいんですよ。


那覇は、すでに日がしずみかけて、キレイな夕日が。

すると。。。











ジェットエンジンの轟音とともに、夢幻の彼方へ。

嗚呼、あの飛行機はコレから新世界へと向かうのだろうか、、、なーんて飛んでいく飛行機をながめながら、ちょっとおセンチになってしまいました。


と、ういうことで、みじかかったミヤコジマの旅も、コレにて終了です。


しかし、下地島空港内滑走路先のあの深ーいエメラルドグリーンの海が、いまでも目に浮かびます。

あの場所にいたのはたった20〜30分程度でしたが、波の音、焼けつくような日差し、なまあたたかい風、潮の匂い、、、そこにいたときの感覚が簡単によみがえるんですよね。

ナニも考えなくて、ボーッとしているだけでたのしい場所。

もしかしたら、あそこはワタクシにとって、本当の楽園だったのかもしれません。

って、なんだか死ぬ直前のヒトがみる、思い出の走馬灯みたいなコトになってしまいましたが。。。


では、またドコかでお会いしましょう。





トーキョーフィーチャー “旅” ─「そうだ!宮古島へいこう!」おわり



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