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Movie Life : February 14, 2013 @ 16:16

MOVIE LIFE 103 『アウトロー』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)





MOVIE LIFE 103 『アウトロー(原題:Jack Reacher)』




その男、行き着く先に事件あり。



□ストーリー

ペンシルバニア州ピッツバーグの郊外で、白昼に6発の銃弾が放たれ5人が射殺される事件が発生。

元米軍スナイパーのジェームズ・バーが逮捕されるが、かつて米軍で秘密捜査官を務めていたリーチャーは事件の不審な点に気づき、真相をあぶりだしていく──。





□オレ意見
評価:☆☆☆☆(満点は5個)


“トム・クルーズ”の最新作『アウトロー』が登場。

監督は、『ユージュアル・サスペクツ』や『ワルキューレ』などの脚本を手がけた”クリストファー・マッカリー”。


ま、『ユージュアル・サスペクツ』が好きなもんで観に行ってみたのだが、話はありきたりで、単純にもかかわらず、意外とハマって、物語に惹き込まれていってしまった。

おそらく、話の魅せ方というか、構成というか、流れのつくり方がウマいんだろうな、この監督は。

ということで、☆は4つつけたが、ホントは3つ半かな。


“トム・クルーズ”は、カッコよさを200%発揮させつつも、『ナイト&デイ』ほどのあのヒドさはない。

トムは、こういうちょっと陰のある、裏を感じさせる役の方が、自分のカッコよさを発揮できるのかも。

ただただカッコよさだけを披露している作品のトムは、じつはあまりカッコよくなかったりするから。

コレ、”トム・クルーズの法則”ね。


さて、今作の注目は、トムではなく、エマーソン刑事役の”デビッド・オイェロウォ”。

彼の演技がかなり光っている、というか、彼なしでは今作のトムはなかったかもしれないというくらい、最重要人物だと思う。

トムとは、光と影、陰と陽的な、、、トムが陰で、デビットが陽ね。

まあ、そのあたりは実際に映画を観ていただくとして、この”デビッド・オイェロウォ”という役者、イギリス人で、日本では『猿の惑星 ジェネシス』くらいで表立っているくらいで、あまり知られていないが、舞台俳優としてはかなりのお方らしい。

今度は、彼の舞台を観てみたいものだ。


ちなみに、タイトルの『アウトロー』は、なんか合っていない気がする。

洋画は、日本公開のときに日本用のタイトルをつけられるモノがあるのだが、この映画に関しては、原題の方がいいような。。。


ま、そんなことより、ぜひ、トムとデビットのふたりの対照的な演技を観に行ってみてほしい。






2013年2月1日より、丸の内ピカデリーほかにてロードショー

『アウトロー』






監督:クリストファー・マッカリー

出演:トム・クルーズ/ロザムンド・パイク/リチャード・ジェンキンス/ベルナー・ヘルツォーク/デビッド・オイェロウォ ほか

配給:パラマウント


オフィシャルサイト:http://www.outlaw-movie.jp/



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