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tokyo feature : June 26, 2013 @ 17:24

トーキョーシティポップス Vol.05 ──Rainy Saturday & Coffee Break



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2013年6月のテーマは、”雨の土曜日、ちょっと一息(Rainy Saturday & Coffee Break)”。


ジトジト、ムシムシ。。。

イヤーな梅雨の季節。

ちょっと薄暗いカフェでボーっと、コーヒーでも飲みながら、本でも読みながら、、、そんな感じで”ながら”聴きしていただければコレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。




June『Japanese Soul for Tokyo City Pops -Rainy Saturday & Coffee Break-』





01. 畠山美由紀「雨は憶えているでしょう」
『rain falls』


先日リリースされたばかりの畠山ネエさんのアルバムから、セルフカヴァーのこの曲を。
ビートのないこっちのバージョンの方が個人的には好きかも。
あと、切ない歌詞も、また良し。


02. 中納良恵「しずく」
『ソレイユ』

“エゴ・ラッピン”のヴォーカリスト、ヨッシーこと”中納良恵”が、2007年にリリースした初のソロアルバムから。
エゴとはちょっとちがう感じで、シットリとしたオトナな感じがとてもいい感じです。
ソレイユ、フランス語の太陽という意味なんだけれど、「それいゆ」という日本語っぽい響きが気にいってタイトルになったとのこと。
キーボードのはじまりの雰囲気が、かなりグッド!


03. 笹倉慎介「雨の東松原」
『ロッキンチェア・ガール』

2008年にリリースされた”笹倉慎介”のデビューアルバム。
この音、なんだかとても懐かしい感じ。
70年代の細野晴臣サウンドっぽいなーと思ったら、やはりそこに憧れていたのね。
ワールド・スタンダードの”鈴木惣一郎”プロデュース。
ちょっと肌寒い午後の雨に似合う。


04. 大貫妙子「雨の夜明け」
『ゴールデン☆ベスト ~RCA Years 1978-1984』

作詞/作曲が大貫妙子で、編曲が坂本龍一という、ナイスなコンビが放った雨バラード。
1980年にリリースされたアルバム『ROMANTIQUE』に収録されているこの曲は、中盤のちょっとフレンチミュージックっぽくなる展開の部分が、個人的にはスゴく好き。
ミョーに変調があって、カラオケではぜったいうたえんですよ。
そんなむずかしい曲をなんなくサラっとうたっている大貫妙子は、やはりサスガですな。


05. H2O「10%の雨予報」
『EMOTION』

みんなダイスキ”H2O”。
“H2O”といえば「想い出がいっぱい」ですが、この曲もイイデス。
じつはアニメ『みゆき』のオープニングテーマなんだけれど、アニメバージョンの方は、若干歌詞がちがったりするので、YOUでTUBEしていただければなと。
ちなみに80年代アニメの音楽って、やはりシティポップの匂いがプンプンしますよね、アレとかアレとか。。。個人的には最近そこに注目しています。
そういえば、”かせきさいだぁ”が先日のライブでカヴァーしてましたね、さすがミスターシティポップ。


06. JUNK FUJIYAMA「雨上がりの向こうに」
『Junkspice』

個人的にイチオシアーティストのひとり、”ジャンク・フジヤマ”。
音圧高めの曲もイイんだけれど、彼のこういうアコギ的なバラードも好きです。
夕方のオレンジ色のヒカリが目に浮かぶ、マジックアワーミュージック。


07. 荒井由実「雨のステーション」
『Yuming Brand Part 2』

6月の雨をテーマにしたこの曲。
1975年のアルバム『COBALT HOUR』に収録。
ムワっとしたシトシト雨が降るこの季節にピッタリ過ぎる、メローマッドネスな雨歌。


08. 南佳孝「SCOTCH AND RAIN」
『南佳孝スーパーベスト』

1982年にリリースしたアルバム『SEVENTH AVENUE SOUTH』に収録された、この曲。
佳孝さんのアーバンメローサウンド。
スコッチを雨で割るという、歌詞がホントアーバンやね。


09. 高崎昌子「こぬか雨」
『ロフト・セッションズ Vol.1』

70年代伝説のバンド”紀の国屋バンド”のボーカル、”高崎昌子”による「こぬか雨」のカヴァー。
最近だとタワレコード限定で再発した新宿ロフトのコンピレーション『ロフト・セッションズ Vol.1』に収録されています。
“シュガーベイブ”はじめ”山下達郎”や”EPO”など、さまざまなアーティストにカヴァーされていますが、オリジナルは”伊藤銀次”。
ええ歌ですわー。


10. EPO「雨のケンネル通り」
『epocha 1980-1986』

キラキラ感がたまらない、コレぞザ・シティポップ サウンドな”EPO”の「雨のケンネル通り」。
この大所帯バンド感といい、コーラスといい、やはりすばらしいですね。
この感じ、ダイスキ。


11. キリンジ「雨を見くびるな」
『ペーパー・ドライヴァーズ・ミュージック』

“堀込高樹”と”堀込泰行”の兄弟によるブレバタ的ユニット”キリンジ”。
残念ながら、2013年で弟の”堀込泰行”が脱退しまいましたが、この富田ラボ感がとてもいいです。
雨の土曜日、コーヒーを飲みながら、本を読みながら、”ながら”聴きしたいグッドシティミュージック。


12. アップルパイ「にわか雨」
『あっぷるぱい』

コチラも個人的にイチオシしている大学生バンドの”アップルパイ”。
2013年、かなり聴いてますよ、彼ら。
“シュガーベイブ”感がハンパありません。
雨の音からはじまる部分にも、もートロトロ。


13. 林 哲司「Rainy Saturday & Coffee Break」
『Back mirror』

まさにこの架空のコンピのタイトル曲が、コレ。
オリジナルは、”大橋純子”。
コチラは、”大橋純子”のバックバンド”美乃家セントラル・ステイション”の”林 哲司”によるセルフカヴァー。
“セルフ”ってことなんで、この曲は”林 哲司”さんプロデュースなんですよ。
なんとも言えないライトメローな感じが土曜日の午後にコーヒーを飲んでいるイメージを、容易にできてしまうというのも、またすばらしい。


14. 山下達郎「いつか晴れた日に (STAND ALONE VERSION)」
『RARITIES』

2002年にリリースしたアルバム『RARITIES』に収録されている「いつか晴れた日に」の未発表バージョン。
スタンドアローンというくらいなので、タッツ先生がギター一本で演奏をやられています。
通常バージョンよりも、コッチの方が好きかな。


15. 村上ゆき「TOKYO」
『おんがえし』

「せきすーい、はうす〜」でお馴染みの”村上ゆき”による、”井上陽水”のカヴァー。
ボッササウンドと、透きとおった彼女の声のバランスがとてもいいです。
いつか晴れたら、トーキョーを散歩する、、、そんなオチでございました。


※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。 あらかじめご了承ねがいます。


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