tokyo feature : August 30, 2013 @ 16:08
ダレもが知る、ダレも知らないあのヒトの人生──NODA・MAP『MIWA』(前)
演出家で劇作家、そして役者である”野田秀樹”ひきいる「NODA・MAP」が、新作第18回公演『MIWA』を発表した。
今作は、その名のとおり”ミワ”、そうあの”美輪明宏”の人生を野田流に描く。
ダレもが知る、ダレも知らないあの”美輪明宏”の人生。
そんな新作『MIWA』の記者会見が、2013年8月22日に開催された。

キャストも”野田秀樹”はじめ、”宮沢りえ”、”瑛太”、”井上真央”、”小出恵介”、”浦井健治”、”青木さやか”、”池田成志”、”古田新太”の全員が勢ぞろい。
ちなみに配役はこんな感じ。

ウム、美輪を”MIWA”と表するところが、野田秀樹。
そして、おもわず「ナヌ!?」と、声が出てしまうような役名のかずかず。
そんな小ワザにワクワクしてしまうのわ、ワタクシだけか。
まさに、野田地図。
今回は、この記者会見の模様を、ムダに2回にわたってお伝えする。
おそらく、参加したどの媒体も記者会見のすべては掲載されていない、、、ハズ。
しかし、毎度、クスっと笑えてしまう、「NODA・MAP」の記者会見。
今回こそ、新作『MIWA』の全貌があきらかに、、、なるのか?
※プロモーション用の映像がプロジェクターにて上映後、出演者がそろって登檀。

司会(以下 司):「では、さっそく野田秀樹さん、お願いいたします!」
野田秀樹(以下 野田):「今日は暑いなか、しかも朝早くおあつまりいただき、本当にありがとうございます。。。」(あっさり終わる)

(会場:しーん。。。とし、どっと笑)
司: 「は、はい、どうもありがとうございます。
今回は、ナゼ、”美輪明宏”さん題材にしたのでしょうか?」
野田:「えー、まだ稽古がはじまっていませんで、役者さんのなかでもどういうカタチになるかはわかっていないと思うんです。
この作品をやろうと思ったキッカケは、ちょうど1年半くらい前、前作の『エッグ』という作品を書いているときに、満州に住んでいた方々の生き様をずっと聞いていたら、そのお話が面白い、、、といっていいのかわからないですけれど、興味を持ったんですね。
ボクは1955年、昭和30年生まれなんですけれど、戦争っていうのは、昭和20年を挟んだだけで、まったく自分の想像のつかない世界を体験しているワケでして。。。頭のなかでは分かっているのですが、じっさいに聞くと、ほんとにスゴいことだったんだなと。
そこで、戦前に生まれて生きてきたひとりの人の一生を書いてみたいと思いまして、ダレが舞台でビジュアル的におもしろいかなと考えたときに、美輪さんかなと。美輪さんとは、以前から知り合いでしたし、美輪さんってずっとバケモノでいられる、絶対にバレないワケですよ。
バケモノと言われる人っていっぱいいるんですけれど、そういう人って世間に出ると「なーんだ」ってなるんです。でも、美輪さんって78歳なんですけれど、その歳になってもずっとバケモノでいられる。
いまつくっていて、そのスゴさをすごく感じますね。
そういえば、さっき空前の豪華キャストといわれて、あらためて見たら「あ、ホントだ!」っておもいましたw。
スゴいですよねww」

司:それでは、”美輪明宏”さんからのコメント映像をご覧ください。
(コメント映像スタート)

「みなさん、おはようございます。三輪明宏でございます。
まー、ホントにお気の毒でね、申し訳ありません。
こんな朝早くから、ワタクシのような恐ろしい姿を観せられてね。
野田さんってヒドいでしょ?
そういう人なんですよ。
わたくしもね、このたびね、大変な犠牲者になりましてね、ヒドい目にあっているんでございます。
お察しいただきたいとおもいます」
□ご自身の人生を舞台化するという今回の企画について
「マンガの方だったり、小説家の方だったり、いろんな方がワタクシのお話や自叙伝を出してますよね。それだけでも結構だったんですけれど、野田さんと聞いたので、”まー、このイタヅラ小僧!”と思って。
コレだから、めちゃくちゃなデタラメにされても、まあ面白いんじゃないかしらって、かるい感じで受けましたけれど。
リアルにやられるとね、ちょっと困るんですけれどね。
リアルにしてくれって言われても、出来ないですから。
それに、メチャクチャにしないとこの方(野田秀樹)は死ぬんじゃないかとおもうんですけれどね。
ですから、ワタクシが人命救助のためにOKしました」

(会場:大爆笑)
□キャストの方について
美輪:「このなかで一番かわいそうなのは宮沢りえさんですよ」
野田:「りえちゃんも大変だけれど、男性が演じるとしたら、ちょっと無理だなと。
女性が演じれば、ひとつちがうものとして観てもらえるだろうという、”逃げ”ですねw」
美輪:「自分で”逃げ”だなんてw」
野田:「いや、りえちゃんはだいたいそういう苦労を押しつけるというのが、つづいてますからw」
美輪:「もー、アナタの歩いた後には、死体の山が築かれているんじゃないの!私もそうだけれどw」
□出演者の方へひとこと
「ひとことでよろしいの?」
「ハイ」(スタッフ)
「ご愁傷さまでございます!」

(会場、大爆笑)
野田:「記者会見で言い忘れるいけないので、ココで言っておきますけれど、美輪明宏さんの画数が39で、すごくいいって、ボクももしかしたらと思って、数えたら39あったんですよ!」
美輪:「あら、スゴいわね!」
野田:「39は最高だっていうので、ボク、それからすごく気分がいいですからw」
美輪:「ほっほっほw。
徳川家康もおなじ画数だから」
野田:「そうなんですよ」
美輪:「たーぬーきーめw」
野田:「いやー!」
美輪:「”むじな”かなw。
ほっほっほw。
ちなみにでございますが、『MIWA』のチラシがございますが、コレはね、野田さんの悪巧みの方の『MIWA』でございまして、それよりもね、コチラの方のワタクシのドキュメンタリー映画。
フランスの撮影隊がワタクシの動態を追いかけましてつくったドキュメンタリー映画でございまして、これが日本で封切られます。
DVDにもなってますので、そちらの方がホンモノの美輪でございます」

美輪:「そして、ホンモノの美輪は9月1日から1ヶ月間、パルコ劇場でね、「ヨイトマケの唄」をはじめ、わたくしのコンサートをやりますので、そちらの方へぜひおこしくださいませ。
この歌をね、お聴きにならない方は一生後悔なさいますよ。
“たたり”ではございませんので。よろしくお願いします。
ほっほっほーw」

野田:「あの、コレを先に観ないでくださいw」

美輪:「ほっほっほw」

野田:「DVDで買って、『MIWA』を観てから。
こっちは忠実な美輪さんの人生ですからね」
美輪:「みなさんね、野田さんの『MIWA』を観るとき、
ワタクシじゃないと思って観るから大丈夫よw」
野田:「大丈夫ですかw」
美輪:「そうそう。
ワタクシがどういう風にされるのか、まあ大体分かりますから。
ワタクシも野田さんをモデルにして、そのうちに仕返ししてやるからなーw。
ほっほっほw」
(会場、大爆笑)
□代表質問
司:では、宮沢りえさん。
昨日(8月21日)もテレビの方で、実際に美輪さんと対談されましたよね。
お会いになっていかがでしたか?
宮沢りえ:「無限に”思い”とか、コトバとかが広がっていらっしゃる方で、ずっとお話したいと思いました」
司:MIWAを演じると聞いたときはどう思われましたか?
まだこれから稽古がはじまるわけですが、
どのように役を作られていくのかなと、どんな風に考えていらっしゃるのか。
教えてください。

宮沢:「そうですね、、、野田さんとお仕事させていただくときに、台本を読んで、”よしコレで行こう!”とすぐに道が見つかるワケではなくて、お稽古をして、みんなで時間を費やしていくうちにだんだん出来上がっていくものなので、いまとくに美輪さんという怪物を演じるにあたって、プランみたいなものはゼロです。
だけど、すごくココロ強いメンバーですし、野田さんのことを信じているので、お稽古のなかでグイグイとぶつけていきたいなとおもってます」
司:瑛太さんは、以前、NODA MAPのワークショップに参加されていたということで、今回初参加ですが、いまのお気持ちは?
瑛太:「5、6年前にワークショップに参加させていただいて、とても居心地がよくて、刺激的で、良い時間をすごさせていただきました。今回、出演させていただくことになって、うれしく思っているんです。
ボクの役が”幼恋繋一郎(おさなごいけいいちろう)”という役なんですが、そうですね、、、気を負わず、やっていきたいなと思っていますw。
あとはMIWA役である”宮沢りえ”さんと、ドキっとするようなシーンがあるようなので、最後までドキドキしていたいなと思ってます」

(終始雰囲気がくらいすぎて会場、軽く笑い)
野田:「ちょっといいですか。
台本をつくるのが遅れたものでですね、はははw。
役者さんが役を考えるという時間がまだないので、瑛太もりえちゃんもすこししどろもどろでしたけれど。
じっさいは、ホントはよく考える役者さんなので。
コチラに、非がありますのでw」
(会場どっと笑い)
司:井上真央さんは、11年前に舞台に立って以来、ひさびさの舞台。
しかも、これがNODA MAP初参加ということで、いまどんな気持ちですか?
井上真央:「野田さんのワークショップには、16か17歳のときに参加させていただいたんです。いままでの10年間は、ほとんど映像を中心にやらせていただいたので、私がどこまで舞台という世界、またNODA MAPでどこまで自分のチカラが通用するのか、恐くもあり、でもたのしんで出来ればなと。
こんな作品に参加させていただけるなんて、光栄ですし、自分のチカラを探りながらも頑張ろうと思ってます」
司:うれしさとドキドキ?

井上:「メンバーを聞いたときにビビってしまいましたが、空前の豪華キャストの仲間になれたので、自分のできることを一生懸命やろうとおもってます」
司:小出恵介さんは、NODA MAPははじめての参加ということですが?
小出恵介:「そうです。初めて参加させていただきます。
ボクもワークショップには10年、、、いや5年、あ、もっと前くらいから5、6回参加させていただいているんですねw。でも、出演に関してはあきらめてました。なので、うれしいです。
台本をすこし読ませていただいて、野田さんに役を書いていただくということは、あらためて感慨深かったんです。
だけど、”通訳”ということで、役名がないというか、係の役名というか。。。
もうちょっと不思議な名前の役名がほしかったですねw」
司:野田さんの舞台においては、どんなイメージがありますか?

小出:「えっと、、、ステキなイメージですw」
(会場、笑い)
司:浦井健治さんも、NODA MAPは初参加ですよね?
浦井健治:「初参加です」
司:どうですか?野田さんの舞台に立たれるということは。

浦井:「自分が、まさかNODA MAPに出られるとは思ってもいなかったです。
ワークショップに参加させていただいたときも、美輪さんの自叙伝をつかってみんなで創作をしたんですけれど、すごく面白くて。。。このメンバーでまたできることをうれしく思ってます」
司:青木さやかさんは、野田さんへ直談判をされたということですが、
それでワークショップに参加されたのですか?
青木さやか:「はい。直談判というとちょっとつよい感じですけれど、もうすこしかわいい感じです。”出たいんですけれど。。。”って、そういう感じで言ったらワークショップに呼んでいただきました。
小出さんが出るのをあきらめてたというくらいですから、わたしなんかもっとあきらめてましたよ。
どちらかというと、舞台のファンのひとりみたいな感じなので、今回はうれしいというか、不安も大きいです。
ちなみに、この舞台に出ることになって、いろんな人から「どんなことになるの?」とか、「チケットは買えないの?」とか、あとは「野田さんはどんな人?」とか、「宮沢りえさんとはどんな話しをするの?」とか、すごく聞かれるんですよ。
それくらい、すごい話題性のある作品だと思うんですけれど、あまりヒトのコトをつたえることが好きではないので、野田さんとも宮沢さんとも”話したことがない”って応えるんですけれど、そうするとまた語弊が生まれて、「仲がわるいんですか?」みたいなことになるんですよねw。そうではありません。
それでーー、、、とてもたのしみにしていますw。
ちなみに、わたしは”負け女”という役なんですけれど、それは、、、野田さん!なんで”負け女”なんですかw?」

(会場笑い)
野田:「いや、あのーーw。各人生の帰路で、不運な方に転ぶ女ということで」
青木:「イメージがあるんですか?」
野田:「ないですよ!当て書きじゃないですw」

青木:「わたしは”負け女”だけど、負けたことを認めてないタイプかもしれないですw」
野田:「じゃあ、あとで裏で話しましょうw」
青木:「どうぞ、よろしくお願いしまーす!w」
(会場大笑い)
司:池田成志さんは、『THE BEE(ザ・ビー)』でひとりで何役もやられていましたが、今回はどんな感じですか?
池田成志:「おなじような感じでございますw。
キャスト表をみたときに、また膨大な役目が書かれてありまして、見ただけで疲れちゃって、台本は読みませんでしたw」
(会場、笑い)
司:今回も地方公演も決まってますし、大変じゃないですか?
池田:「いや、みんな大変じゃないですか?w」

司:古田新太さんは、「ザ・キャラクター」で出演され、ふたたび野田さんの舞台に立つということで、今回は、どんなことを考えてますか?
古田新太:「いや、しょっちゅう一緒にやってるんだよね。
NODA MAPになってから、いちばん出演しているので、なんら気合いもないですねw」
(会場、笑い)
司:空前の豪華キャストのみなさんと一緒ですが?
古田:「いや、この空前の豪華キャストで仲良く、年末までいけたらいいなと思っているくらいで、第一回目の食事会はいつにしようかなーという感じですね」
(会場、笑い)
司:はい、どうもありがとうございましたー。
古田:「作品のことはいいんですか?あ、いいですね、ハイw」

司:あ、ええ大丈夫ですー。
(会場、大笑い)
(後編へつづく)
NODA・MAP 第18回公演
『MIWA』

作・演出 野田秀樹
出演:
宮沢りえ
瑛太
井上真央
小出恵介
浦井健治
青木さやか
池田成志
野田秀樹
古田新太
美術:堀尾幸男/照明:小川幾雄/衣裳:ひびのこづえ/選曲・効果:高都幸男/振付:木佐貫邦子/美粧:柘植伊佐夫/舞台監督:瀬崎将孝/プロデューサー:鈴木弘之/企画・製作:NODA・MAP
□会場/日程
東京公演:2013年10月4日-2013年11月24日@東京芸術劇場 プレイハウス
大阪公演:2013年11月28日-2013年12月1日@シアターBRAVA!
北九州公演:2013年12月6日-2013年12月8日@北九州芸術劇場 大ホール
□東京公演
・チケット料金(全席指定・税込):S席 9,500円/A席 7,500円/サイドシート 5,500円※
※25歳以下の方は、東京芸術劇場ボックスオフィスでのみサイドシート3,000円にてご購入いただけます(入場時要証明証)。
主催:NODA・MAP/共催:東京芸術劇場(公益財団法人 東京都歴史文化財団)
お問合せ:NODA・MAP
TEL. 03-6802-6681
□大阪公演
・チケット料金(全席指定・税込):9,500円
主催:MBS
お問合せ:シアターBRAVA!
TEL. 06-6946-2260
□北九州公演
・チケット料金(全席指定・税込):S席 9,500円/A席 7,500円/サイドシート 5,500円※
※25歳以下の方は、北九州芸術劇場でのみ、サイドシート3,000円にてご購入いただけます(入場時要身分証)。
主催:(公財)北九州市芸術文化財団/共催:北九州市
お問合せ:北九州芸術劇場
TEL. 093-562-2655
※当日券 全公演、劇場にて販売いたします。詳細は、各主催へお問合せください。
※高校生割引について 各劇場で1,000円にて販売いたします。(事前予約制・要学生証)
販売に関する詳細は、2013年9月2日以降、各主催HPにてお知らせいたします。
※託児サービス(定員あり・事前予約制・有料 託児時間は電話にてお問合せください。)
東京:芸劇キッズルーム ミューズ TEL. 03-3981-7003(休館日を除く9:00-18:00)
大阪:ビジョンキッズパーク ビジョンハーツ TEL.06-4801-8340(平日9:00-18:00)
北九州:託児ルーム TEL. 0120-400-829 / 093-882-5063(9:00-19:00)
※車椅子でご来場のお客様は、スムーズなご案内のため、前日までにご購入席番を各主催までご連絡ください。
※未就学児はご入場いただけません。
※営利目的の転売は固くお断りいたします。
公演に関するお問合せ:
NODA・MAP
TEL. 03-6802-6681(平日11:00-19:00)
NODA MAPオフィシャルサイト:http://www.nodamap.com/

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