Movie Life : October 9, 2013 @ 13:25
MOVIE LIFE 116『トランス』
ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。
いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。
(評価は5段階、☆の数で示されます)
MOVIE LIFE 116『トランス(原題:TRANCE)』
記憶のその先──。
□ストーリー
40億円のゴヤ名画「魔女たちの飛翔」を盗んだまま記憶を失ったサイモン。
隠し場所を探し出すため、失われた彼の記憶の中へ入り込むが、そこにはいくつものことなるストーリーが存在し、ふかく探れば探るほど、関わる者たちを危険な領域へと引きずり込んでいく。
そしてその先には、サイモンでさえ予測もつかなかった「真相」が待ち受けていた──。
□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)
ロンドンオリンピックの開会式の演出を担当するなど、いまやイギリスを代表する映画監督となった”ダニー・ボイル”の最新作が、満を持しての公開だ。
“ダニー・ボイル”といえば、『トレインスポッティング』や『スラムドック$ミリオネア』などを観てもわかるとおもうが、妄想と現実、躁と鬱、精神的対比による視覚効果を駆使した演出を得意としているが、今作でもいままで以上にその手法を発揮している。
途中、しっかり話を追っているにもかかわらず、ドレが現実で、ドレが妄想なのか、、、ナニがナンだかわからなくなってしまうほど。
まさにコッチが”トランス”状態。
2回観たらやっと理解できるのかも。
もしかしたら、そういうトコロまで見越してつくっているのかな。。。
おそろしいぜ、ダニー。
出演は、”ジェームズ・マカヴォイ”、”バンサン・カッセル”、そして”ロザリオ・ドーソン”。
“ロザリオ・ドーソン”は、『アンストッパブル』では、ちょっと太めのオバさんっぽい役だっただけに、「歳を取ったなー。『キッズ』のときがなつかしいね!」なんて思っていたのだが、本作ではホッソリ若返りのアンチエイジング。
『24時』以上のセクシーさ全開。
女優だね。
逆に、”バンサン・カッセル”がちょっと歳取った感じ。
もちろん、役ガラなのかもしれないが。
主演の”ジェームズ・マカヴォイ”は、どうしても『ナルニア国物語』のタムナスさんを思い出してしまう。
タムナスさんがスーツ着て、迫真の演技。
でも、ソレが迫真すぎて、ちょっとコワいくらい。
という感じで、現実と妄想、リアルとバーチャル、オトコとオンナ、役者と役者、さまざまモノ/ゴトがトランスする本作。
アナタもぜひ、トランスしてほしい。
2013年10月11日より、TOHOシネマズシャンテ、シネマカリテほか全国ロードショー!
『トランス』
監督:ダニー・ボイル
出演:ジェームズ・マカヴォイ/ヴァンサン・カッセル/ロザリオ・ドーソン ほか
配給:20世紀フォックス映画
オフィシャルサイト:http://trance-movie.jp/
©2013 Twentieth Century Fox. All Rights Reserved.
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