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Daily Life w/ Music : November 7, 2013 @ 13:41

FILE 190 THE BED ROOM TAPE『THE BED ROOM TAPE』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 190 THE BED ROOM TAPE『THE BED ROOM TAPE』


4人組インストゥルメンタルバンド「Nabowa」のソングライター/ギターリストとして活躍する”景山奏”のソロプロジェクト「THE BED ROOM TAPE」が、デビューアルバム『THE BED ROOM TAPE』をリリース。


「Nabowa」といえば、ちょっとばかしオーガニックな感じではあるが、コチラはエレクトロニカやジャズ、ブレイクビーツ、ダブなどをおり混ぜた、いわゆるエディットサウンドを展開。

もちろん、オーガニック感を感じるサウンドも収録されているが。

それにしても、おそらく長時間かけて、録音と編集を繰りかえしてできたんだろうなーという、すばらしいクオリティのトラック。


おススメは、”児玉奈央”をフィーチャーした「かいせんとう」。
“児玉奈央”のハスキーなヴォーカル。
そして、さまざまな音の断片がひとつのメロディとビートに変化していくという、すばらしいトラック。
さらに、後半から加わってくる気持ちのいいピアニカ。
ナニかにまわされている、ナニかとまわっている、、そんな回転サウンド。
ちなみに、”かいせんとう”とは、”回旋塔”、、、そうあの公園にある、乗ってくるくるまわす、鉄のかたまりね。


「水と泡」。
ダウンビートにのる、ギターとピアノ、そして”景山奏”のボーカルが気持ちいい。
シンプルなサウンドながら、力づよくココロのトビラをたたくようなメロディ。
“はっぴぃえんど”の「風をあつめて」的な、ソフトロックっぽい感じがする。


そして、「くじら」。
コチラもギターとピアノ中心のシンプルサウンド。
そして、”奇妙礼太郎”の耳にのこるハイトーンボイス。
とてもナイスなヒーリングミュージック。


「ベット ルーム テープ」の名のとおり、寝るまえに聴きたい、いや寝ながら”効”きたい、そんなベッドルーム・サウンズ。


コレぞ、街の夜を感じる、ニューシティポップないちまいだ。






THE BED ROOM TAPE
『THE BED ROOM TAPE』


価格:¥2,300(税込)
レーベル:AWDR/DR2(DDCB-12059)

発売日:2013年10月23日


□トラックリスト
01. かいせんとう feat. 児玉奈央
02. signal
03. band signal
04. future fly feat. NAGAN SERVER
05. roma
06. repeat after me
07. interloud
08. 水と泡
09. kinrinko dub
10. くじら feat. 奇妙礼太郎


「AWDR/DR2」オフィシャルサイト:http://www.boundee.jp/


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