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tokyo feature : December 20, 2013 @ 15:40

トーキョーシティポップス Vol.11 ──Night Flight



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2013年12月のテーマは、「夜間飛行」。


空気の澄んだ、うつくしい冬の空。

ブルーモーメントなトーキョーの空へと、テイクオフ。

そんなトーキョーの上空感を意識して、選曲しました。


たぶん、まちがいなくあなたのココロとカラダを”ふわ”っとあたためてくれる、、、ハズ。


あたたかいお湯につかりながら、コタツにはいってミカンでも食べながら、いつもの”ながら聴き”で、冬の夜空をたのしんでいただければ、コレ幸い。


どうぞ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。





December『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.11 -Night Flight-』






01. 「It’s a fine day」湯川潮音
『tide&echo』

伝説のベーシスト、”湯川トーベン”さんの娘さん、潮音ちゃんのファーストアルバムから。
このアルバム、かなりヤバい。
本人のボーカルのみでつくられたという、アカペラカヴァーアルバムなのです。
コチラはそのなかから、イギリスの音楽ユニット”ジェーン&バートン”の1985年にリリースされた曲のカヴァー。
もともと少年少女合唱隊のソプラノをやっていたというだけあって、透きとおった声はサイコーです。
とりあえず、12月ってコトで、この潮音ちゃんのアカペラからドーゾ。


02. 「頬に夜の灯」吉田美奈子
『LIGHT’N UP』

コレぞ、ザッツ アーバン ミュージック!
“吉田美奈子”さんの82年にリリースしたアルバム『LIGHT’N UP』から。
このアルバム、とにかく参加メンバーがスゴすぎ。
途中のナイスブロウなサックスのソロは、泣く子もだまる”デヴィッド・サンボーン”。
80年代の”吉田美奈子”サウンドのクオリティは、間違いないですね。
冬の夜にピッタリな、AORサウンド。


03. 「クレッセント・ナイト」南佳孝
『MONTAGE』

80年にリリースされたアルバム、『MONTAGE』。
“石川セリ”への提供曲「Midnight Love Call」を収録していますが、この曲は隠れた名曲。
“坂本龍一”さんのソウルサウンド的なアレンジがすばらしいですよね。
佳孝さんの声もいい感じにマッチしてます。
この「Lovely Day」的な、いわゆるスウェイ的なビートが、とてもアーバンな雰囲気をかもしだしていますね。
ココから、ヤマタツへとつなぐというのも、DJ的でアリかなと。。。


04. 「光速道路」so nice
『Love』

“シュガーベイブ”感がハンパない、新潟のバンド”so nice”。
リリースは79年。
当時、自主製作でリリースしていましたが、サウンド クオリティの高さと、近年のシティポップブームから、ついにCDとアナログが再発されました。
夜の街をながれる、、、そんな疾走感あふれるナイスシティポップサウンド。


05. 「真夜中のドア」THE★THREE SOUL PIGREES
『ピンクと呪文』

言わずと知れた”松原みき”の、アノ名曲のカヴァー。
本作は、NHKの『みんなのうた』でながれていた「ピンクと呪文」という曲のカップリングとして、2011年にリリース。
ボーカルクレジットが、”Sis. LALA”、”Sis. JUJU”、”Sis. TITY”となっていますが、じつは”岩崎宏美”、”八神純子”、”花田千草”の80年代アイドル?いや、80年代実力派女性ボーカリスト3人が勢ぞろい。
もともとは、”シュープリームス”や”スリーディグリーズ”のようなソウル コーラス グループをやりたい、というところからじまったのがこのユニットだそう。
ちなみに、プロデュースは、なんと”バブルガムブラザーズ”の”Bro.KONE(ブラザー・コーン)”氏。
いやいや、コレはナイスプロデュースですわ。
プロデュースは、ナイスなんですけれどね。。。


06. 「星のラブレター」THE BOOM
『Singles+ Single Tracks』

89年にリリースされた”THE BOOM”の名曲ですね。
アップテンポなレゲエビートなので、夏の曲っぽさもあるのですが、歌詞を聞くと、寒い時期になってからの曲なんですよね。
当時、自分のなかでかなり流行ってました、この曲。
終わった夏、たのしかった夏、そんなノスタルジー的な、このセツナイ感じが、とてもココロに響くんですよね。


07. 「星間飛行」かせきさいだぁ
『かせきさいだぁのアニソング!!バケイション!』

“かせきさいだぁ”のアニメソングカヴァー曲。
コチラは、”カジヒデキ”さんが参加して、90年代渋谷系サウンドに仕上がっています。
『マクロスF』のオープニングなんですね。
しかも、作詞が”松本隆”、作曲が”菅野よう子”と、まちがいないふたり。
はじめて聴いたときに、イントロの部分で”コーネリアス”かとおもいました。
最後のオマケは、シティポップなあの曲のオマージュですね。


08. 「風来坊」ジム・オルーク+カヒミ・カリィ
『はっぴいえんど CITY COVER BOOK』

“はっぴいえんど”のカヴァーアルバムから、「風来坊」を、このおふたりがカヴァー。
“カヒミカリィ”の聴こえないくらいのハスキーでアンニュイなボーカルが、相変わらずいいですよね。
“ジム・オルーク”による南国チックな、ポカポカサウンドのアレンジもたまりません。
こういうエキゾ的なサウンドは、夏よりも冬に聴きたくなってしまうのは、ワタクシだけでしょうか。
コタツに入って、ミカンをムキながら聴きたい、コタツサウンドの決定盤。


09. 「君に伝えたい」Emi Meyer
『PASSPORT』

フランス人と日本人のハーフ、”エミ・マイヤー”のこの曲。
ココロにじんわりと沁みるメロディが、たまりません。
彼女の声がいいんでしょうね。
あと、ソフトタッチなシアトルジャズサウンド。
この歌詞には、いろいろな意味がこめられいるんです。
よく聴いて、効いてみてください。
“ゆたか”な音楽とは、こういうモノをいうんだとおもいますね。


10. 「できること(深夜食堂2 撮影現場Ver.)」福原希己江
『おいしいうた』

テレビドラマ『深夜食堂』のエンディングですね。
2010年代のフォークサウンド。
フォークは、意外と自分のルーツのなかにはいっていたりします。
とにかく、このいまにも消えてしまいそうな透きとおった感じ。
大好きです。
福原さんのライブ、じつはまだ拝見したコトがないので、ぜひ見てみたいです。


11. 「いつも何度でも」Namy
『Namy presents ジブリ Lounge』

おなじみジブリの映画『千と千尋の神隠し』のエンディングですね。
コチラは、”高波由多加”くんのソロプロジェクト”Namy”によるカヴァー。
ピアノのソロという点と、シンコペーション的な部分が、オリジナルよりもちょっとだけ気持ちよかったりします。
ボーカルは、”こだまかおる”さん。
ピアノは、ジャズピアニストの”Yoko Yamazaki”さん。
どちらも実力派のおふたり。


12. 「DANCER」山下達郎
『JOY』


77年にリリースされた名盤『SPACY』に収録されている「DANCER」のライブバージョン。
オリジナルももちろんいいのですが、個人的にはコチラのバージョンの方が、テンポがいいので、よくDJでつかっています。
この曲、あまり政治的な発言をしない達郎さんが、当時の政治状況などからいろいろと影響をうけてつくった曲だそう。
なるほど、それで「窓の外は闇」で、「ボクたちはみんな逆立ちのダンサー」なのね。
アーバンだけじゃないってところも、タツローサウンドの魅力のひとつです。


13. 「ありったけの愛」Theatre Brook
『Special』


2000年にリリースされたシングル。
ラテンボサノバ的な音ネタの使い方が、とてもオシャレで好きですね。
このときは、たしか”吉沢ダイナマイト.JP”氏がコンポーザーでメンバーだったときかな。
この歌詞にも、いろいろな意味がふくまれている、とてもナイスな曲です。
まあ、なんにせよ、「ありったけの愛」で、愛せよ!ってコトで。


14. 「How Beautiful」土岐麻子
『TOUCH』


ま、時期も時期というのもありますが、
2000年代のシティポップクィーン、”土岐麻子”さんのこの曲。
どうしても、この季節に聴きたくなっちゃうんですよ。
ウッドベースの感じがいいんですよねー。
某社のCMにもつかわれていましたけれど、
真っ白な、ホワイトなんとかにピッタリかなと。


15. 「都会」大貫妙子
『Sunshower』

“坂本龍一”さんプロデュースのこの曲。
飲み過ぎな冬の夜にピッタリです。
大貫さんの声で、「ウチへ帰ろう!」なんて言われたら、帰るしかないですよね。
歌詞からは、なんだか重い、、、思いを感じます。
いろいろな”思い”がつまっているんでしょうね。
大貫さんの曲からも、アーバンだけじゃない魅力を感じます。
イントロは、”マーヴィン・ゲイ”のあの曲にクリソツですが。。。


16. 「幸せハッピー」坂本冬美
『Oh My Love~ラジオから愛のうた~』

2013年、最後の選曲はコチラ。
以前、Double Famousバージョンを紹介しましたが、コチラはオリジナルの”坂本冬美”バージョン。
演奏は、もちろん”細野晴臣”、”忌野清志郎”のHISチーム。
どんなに贅沢しようが、仕事が成功していようが、ナンだろうがカンだろうが、
人間、生きていていちばん大事なのはやっぱり「幸せ」と「ハッピー」でしょってコトで、この曲を。
そんなこんなで、2014年もたのしく生きていきましょう。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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