Tokyo News : April 21, 2010 @ 03:21
コトバノチカラ
「記憶力がないので何度でも楽しめる」「陽毛」「どこでやめるか」「セックスの回は何が回」「常識の使い道」「恋愛はしちゃうもん」「いつも途中」──。
コミュニケーションアーティスト土岐小百合が、自身の16年以上にわたる『ときたま』の活動のエッセンスを紹介する展覧会”ときたま1993-2010『コトバノチカラ』”を開催する。
『ときたま』とは、土岐小百合が日々の暮らしの中から発見したコトバを、さまざまなカタチで定着した作品。
コトバを通じて、アーティストと観客との相互コミュニケーションが生まれ、しかも平易なコトバを使っているので、年齢、職業、性別を問わず、幅広い人たちが楽しめ、自分を再発見したり、他人との違いを認識したりすることができるというもの。

今回の展覧会では、16年以上にわたる「ときたま」の活動のエッセンスを紹介するとともに、コトバによる新たな世界への出会いをつくりだす。
ときたま1993-2010
『コトバノチカラ』

期間:2010年5月7日-2010年5月30日
時間:11:30-19:00
入場料:無料
内容:ときたま全作品の展示、映像onときたまの上映&参加、ときたまとのコラボ作品(メールアート)の展示、ときたまsnowingの上映。トークにライブ,パーティなどのイベント。可愛いときたまグッズも販売。

場所:BankART Studio NYK Mini + カフェ
横浜市中区海岸通3-9
TEL.045-663-2812
http://www.bankart 929.com/
主催:ときたま(土岐小百合)
共催: BankART 929
協賛:キヤノン株式会社、株式会社タカラトミーアーツ、吉川紙商事株式会社
協力:株式会社サキ、尾形曜平(空間構成)、高橋量平
インフォメーション:
http://www.tokitama.net
□『ときたま』について土岐小百合 インタビュー
─『ときたま』って何?
1993年からほぼ毎週、ハガキに私が日々発見したコトバをプリントして送っています。もう751号(2010年3月1日現在)も続いています。
そのコトバがバッジになったり、Tシャツに印刷されたりして増殖していくうちに『ときたま』と呼ばれるようになりました。私の表現活動のブランド名のようなものですね。
2006年からは気になるコトバを選んでもらって、短いコメントをつけてもらう映像作品「on ときたま」も作っています。その映像もどんどん増殖中です。参加者は592人(2010年3月1日現在)。
2010年2月にはライブにも挑戦。ウタとギターなどと掛け合いながら、「ときたま」を読みあげました。音楽と一緒に耳から入る「ときたま」は、読むのとは一味違います。新しい世界が広がります。
─なぜ始めたの?
ずっと前から、何かを作ってそれをみんなと共有したかった。小説、写真、オブジェ作品といろいろやってみたのですが、どれもしっくりこず、結局短いコトバの形になりました。自分でも「これだ」と確信できたのです。
現実は見る人によって違っているけど、できるだけそこにある「事実」に近づきたいと思っています。その「事実」をカメラでスナップするみたいにコトバとして定着したのが『ときたま』です。
─何が見えてきた?
ある人がいいました。「土岐さんのコトバは池に投げる石だね」と。石が水に波紋を広げるように、みんながコトバに反応していく。リトマス試験紙みたいに、いろんな反応が返ってきます。時には知らず知らずのうちに、ことわざみたいに口に出していたり。そんな波紋が広がって、みんながそれについてお喋りして、そのことがみんなをちょっとでも幸せにしたり、世界をほんの少し居心地よくしたりするといいと思っています。
コトバにはやっぱり力があると思うんです。
写真/星野英介
土岐小百合(ときさゆり) プロフィール
写真/星野英介
1954年生まれ。
コミュニケーションアーティスト。
出版社勤務、編集プロダクション社長、出版社社長(季刊写真誌『デジャ= ヴュ』発行)などを経て、1993年より「ときたま」プロジェクトを開始。2009年より「ときたま」プロジェクトに専念。
http://www.tokitama.net
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