Tokyo News : July 25, 2014 @ 17:30
カフェで「寄席」とな──『フクモリ寄席』がスタート
山形の食材を使ったカフェ兼定食屋として営業している「フクモリ」で、ジャンルをこえたパフォーマンスを披露する現代寄席『フクモリ寄席』を、2014年8月11日よりスタートさせる。
「寄席」というと、タタミに座布団、そして扇子という、そんな和なお座敷芸のイメージがつよいが、もともとはさまざまなジャンルのパフォーマンスを披露する”場”のコト。
古来よりヒトがあつまる場所として、親しまれてきた寄席。
この『フクモリ寄席』では、そんないろいろな芸を披露するアーティストにくわえ、真打の噺家がトリとして登場するという、通常の寄席の形式を踏襲しながらも、その現代版として楽しめる内容をめざすそう。
今回、記念すべき第1回目の『フクモリ寄席 vol.1』では、ミュージシャンの”YOK.”に詩人の”菅原 敏”、紙切りの”林家花”、そして落語家の”桃月庵白酒”の4組が登場する。
ぜひ、時代とジャンルを越えた大衆芸能をたのしんでほしい。
2014年8月11日
『フクモリ寄席 vol.1』
出演:
菅原敏(詩人)
桃月庵白酒(落語家)
林家花(紙切り)
YOK.(ミュージシャン)
時間:19:00-22:00
入場料:4,000円(1drink 付)
※山形食材を使ったおつまみや弁当の販売あり。
会場:
フクモリ馬喰町店
東京都千代田区東神田1-2-10 泰岳ビル1F
TEL. 03-5829-9987
http://fuku-mori.jp/bakurocho/
□出演者紹介
・菅原 敏(すがわらびん)
詩人。
2011年、アメリカの出版社PRE/POSTより詩集『裸でベランダ/ ウサギと女たち』をリリースし逆輸入デビュー。
菅原敏の「詩集」と現代美術家・伊藤存の「刺繍」により実現したアートな一冊として各方面で話題を呼ぶ(J-WAVE『PAGE by PAGE AWARD』今年最もキザな書籍部門・第1位受賞)。ナイキやスターバックス、ビームスなど異業種とのコラボレーション、ラジオ・テレビでの朗読、デパートの館内放送ジャックから、新聞・雑誌へのエッセイの寄稿、講演、野外フェスまで、紙の上だけではない「詩」を広く表現する気鋭の詩人として、その活躍の場を広げている。
.桃月庵白酒(とうげつあんはくしゅ)
平成4年、早稲田大学中退後、六代五街道雲助に入門。同年6月に上野鈴本演芸場にて初高座。
平成7年、二つ目に昇進し「喜助」に改名。
平成17年、真打に昇進し「三代桃月庵白酒」を襲名。受賞歴は、北とぴあ若手落語家競演会奨励賞、第10 回林家彦六賞、花形演芸大賞「大賞」、「金賞」、「銀賞」、彩の国落語大賞など。
主なテレビ&ラジオ出演:「古畑任三郎」「お台場寄席」、「落語研究会」、「笑点Jr」、「落語者」、「永六輔の土曜ワイド」「らんまんラジオ寄席」(TBSラジオ)、「真打ち競演」(NHKラジオ)など。
・林家花(はやしやはな)
紙切り。
似顔シルエットを得意とし、リクエストのほか、日本の伝統的な風物等を創作する。
1995年、紙切りの林家今丸に入門。大手生命保険会社のOL の傍ら修行を積み、ホテルなどでの紙切りの仕事を
始める。
2007年9月、紙切りに専念するため落語芸術協会の前座となる。
2008年9月、寄席デビュー。寄席300年の歴史で初の女性紙切りとなる。
2012年5月 パリ、6月台湾で海外公演。
現在、寄席、落語会、ホテル関係の宴席・パーティ、日本全国のイベント、挿絵などで活動している。
・YOK.(よっく)
2003年よりbar やcafe、livehouse、gallery、fes、友人の部屋など、様々な場所でギターを持ち、歌を歌う。
国内外のアーティストと共演し、ライブを展開している。楽曲の制作、演奏録音、ミックスまで自身で手がける。
2011年7月に、自主企画レーベルによる1st アルバム『Day with hearts』発売。
2013年8月には、2nd ミニアルバム『歌ったり踊ったりする。』を、「P-VINE」よりリリース。
最近では、国際芸術祭に参加するなど活動の幅を広げている。
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