tokyo feature : July 30, 2014 @ 16:53
トーキョーシティポップス Vol.18 ──sea
アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。
日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。
2014年7月のテーマは、「海」。
梅雨もあけ、夏本番。
気がつくとすでに7月もおわりにちかづき、「あー、、、海行ってないなー」とか、「山、行きたかったなー」とか、「けっきょく今年もひとりかー」とか。。。
出会いがあって、別れがあって、、、、夕日がしずみかけたオレンジの空を、砂浜で、気がつくとぼーっとながめてしまう、、、そんなちょっとおセンチな気分になっちゃうワケですよ、この時期。
というコトで、今回は波打ち際の砂浜で、ちょっとおセンチにひたっているアナタのセツナBGMとなれば、コレ幸い。
ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。
July『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.18 –sea-』
01. 「Namitro(Kenichiro Nishihara Dub Remix)」Namy
『Climax Tone』
“高波由多加”によるソロミュージックプロジェクト”Namy”のアルバム『Climax Tone』から、「Namitro」の”Kenichiro Nishihara”によるリミックスを。
このピアノの音色と、ダブビート。
まさに波打ち際で聴きたい、いや効きたいそんなダビーサウンド。
02. 「open the galaxy」Takumi Kaneko
『Unwind』
バンド”cro-magnon”のキーボーディスト”金子 巧”が、ソロで、しかもピアノソロでリリースしたアルバム『Unwind』から。
「open the galaxy」というタイトルどおり、夜の砂浜、波打ち際で、満天の星空をながめて、的なBGM。
暑い夏の砂浜をすずしくしてくれる、クールサウンド。
03. 「夏なんです」音速ライン
『はっぴいえんど CITY COVER BOOK』
“はっぴいえんど”の名曲を、さまざまなアーティストがカヴァーするという企画モノ『はっぴいえんど CITY COVER BOOK』から、”音速ライン”がカヴァーした「夏なんです」。
暑さにヤラれ、気だるい感じのロックサウンドと、ヴォーカルの藤井さんの声がいい感じにマッチング。
夏のBGMの新定番になりそうな、ナイスカヴァーな一曲。
04. 「天気雨」荒井由実
『14番目の月』
夏の定番中の定番、ユーミンこと”荒井由実”の「天気雨」。
歌詞からして、夏ですからね。
1976年にリリースされた4枚目のアルバム『14番目の月』から。
バンドの参加メンバーがとにかくスゴいんですよ、このアルバム。
どんなメンバーが参加しているかは、ぜひウィキってみて。
05. 「ヴィーナス」DUBSENSEMANIA
『ついておいで』
日本のダブユニット”DUBSENSEMANIA”の2004年にリリースされたミニアルバムから、”オリジナルラブ”の「ヴィーナス」をダブ アレンジでカヴァーしたこの曲。
とにかく、このダビーレベルがハンパなく、ダラーっとしながら聴きたい、そんな一曲。
06. 「約束」Emi Meyer
『PASSPORT』
最近、個人的に再ブーム中の”エミ・マイヤー”のアルバム『PASSPORT』から、ナイスなダビーサウンド。
演奏は、日本がセカイにほこる”Zion Hill Sesison”。
極太のダブサウンドに、”エミ”のうつくしくもセツナイボーカルが、絶妙なマッチング。
極上のダブに仕上がってます。
07. 「a love song」EGO-WRAPPIN’
『BEST WRAPPIN’ 1996-2008 セツナ盤』
“EGO-WRAPPIN’”の切ないレゲエサウンドといえば、この曲しかないしょう、「a love song」。
ボーカルのよっちゃんのハスキーで切ない英語歌詞と、ミドルテンポな切ないレゲエビート、途中からカラむ切ないサックス、そのすべてが切ない。
切ない、、、でも、いい歌なんですよねー。
08. 「シルエット・ロマンス(大橋純子)/武田カオリ」TICO & icchie
『青春レゲエ・パート2』
日本がほこるレゲエプロデューサー、”TICO & icchie”のふたりによるアルバム『青春レゲエ』の第2弾。
ニッポンのさまざまな名曲を、ナイスなレゲエにしてます。
今回は、そのアルバムから、”大橋純子”の艶な名曲「シルエット・ロマンス」を、大胆にレゲエアレンジしたこの曲を。
ボーカルは”TICA”の”武田カオリ”。
オリジナルよりも、艶度が上がってます。
09. 「会いたいなぁ」スカ・ラヴァーズ
『LOVERSSKA』
プロデューサーの”DJ SASA”と、オキナワ民謡のボーカリスト”堀内加奈子”によるオキナワレゲエ&スカのユニット”スカ・ラヴァーズ”。
基本的にカヴァー曲がおおい彼らだが、この曲はオリジナル。
オキナワっぽいかけ声だったり、ビートだったり、口笛だったり、、、もー夏の海って感じです。
10. 「もう一度Deja Vu」星野みちる
『恋のファンフェアー(EP)』
シンガー ソング アイドルの”星野みちる”ちゃんのレゲエなこの曲。
夏、海、夕日、そんなキーワードしか出て来ない、ナイスサウンド。
とにかく、このトラックがヤバいです。
音楽好き、とくにフリーソウル系好きには、まちがいなくググっとキマす。
プロデューサーは、DJの”はせはじむ”と、マイクロスターの”佐藤清喜”。
11. 「時をかける少女」原田知世
『music & me』
“伊藤ゴロー”によるボッサアレンジな「ときかけ」こと、「時をかける少女」。
オリジナルは、1983年。
当時の面影がいまだにのこる、オトナになった知世ちゃんがうたう、いわゆるセルフカヴァーですな。
それにしても、夏に合う、かなりナイスなサウダージ。
12. 「はらいそ」細野晴臣
『はらいそ』
1978年にリリースされた『はらいそ』から。
夏の気だるい感じが、とてもいいですよね。
細野さん、トロピカルなコトをやらせたら、ホント日本一ですわ。
ちなみに、「はらいそ」とはポルトガル語の「PARAISO(パライソ)」がなまったキリシタン用語らしく、”天国”のこと。
まさに、天国なビートと、天国な声。
名曲です。
13. 「ちょっと待って下さい」なかの綾
『ちょっと待って下さい(EP)』
“なかの綾”がうたう、”ゴールデンハーフ”のカヴァー「ちょっと待って下さい」。
ライブではよくうたっていたのですが、音源自体がまさに「ちょっと待って下さい」で、なかなか出ず。。。
満を持してのリリースです。
“バンバンバザール”のトロピカルなウクレレサウンドが、暑い夏の夕方の海をすずしくしてくれます。
14. 「波よせて」Small Circle of Friends
『PLATFORM 5』
“Small Circle of Friends”の97年のアルバム『PLATFORM 5』から。
“クラムボン”もカヴァーした名曲です。
とにかく、アズマさんと、サツキさんの掛け合い的なボーカルが気持ちいい。
夕方というよりは、夜の海的なイメージですが、
とにかく波の音が聞こえてきそうなうつくしいサウンドです。
15. 「海」サザンオールスターズ
『BALLADE2 ‘83~’86』
個人的にサザンのなかではいちばんアーバンな曲だと感じているこの曲。
途中から入ってくる、(たぶんソプラノ)サックスがとても気持ちいいんですよね。
やっぱり夕日がしずみかけた、夕方の海のイメージですかな。
オレンジの光が海に反射して、、、切なさがさらに倍、みたいな、すばらしいセツナサウンド。
※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。 あらかじめご了承ねがいます。
Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)
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