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ブラインドからのぞき見た世の中 : November 5, 2014 @ 18:28

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.123『無関心な政治』



連なって繋がりすぎな、最近のニホンの政治事情。

先日の福島県知事選挙なんかは、与野党相乗りで、「勝利ありき」の談合ならぬ、
もう団子政治ですな。


それにしてもこの福島県知事選、どうもナツのトクがいかない部分があるワケでして。。。

こういう書き方をすると誤解をまねくかもしれませんが、
けっして当選した”内堀雅雄”さんがドーノとかいうお話ではありませんのでね、あしからず。

指摘したいのは、その投票率の低さですよ。


過去から2番目の低さって、、、チョット政治に興味がないにも”ホド”があるんじゃなかろうか。


アレだけの事故があって、コレだけ政治に約4年間も翻弄されてきたワケですよ。

にも関わらずですよ、いまだに「投票してもナニも変わらなねーよ!」という感じなのでしょーかね。


いまや中央集権型国家ではないのでね。

のハズですけれど、どうも福島県だけ、、、
いや、ほかの原発立地県もなんとなーくビミョーに中央集権型な感じはしていますけれど。


とはいえ、変えたいのであれば、自分たちで立ち上がらないとダメですよ。

結局のところ、変わらないといけないのは自分たちだったりします。

だからこそ、もうちょっと興味を持って投票くらいはしてほしかったなという気持ちがありますよ。

そういった意味で、「なんだかなー」というのが、今回の福島県知事選挙の感想です。


まあ、コトは福島県知事選だけではないワケでして、
世の中的にどうも「政治には口を出すな!」的な風潮というか、
そういうのはありますよ。

口を出すのは御法度的な”ナニか”が、そういう状況をおこしているんでしょうね。


その”ナニか”の原因のひとつに、おそらくですが、
60年代の学生運動の流れがあるのかなー、、、と思います。

安保闘争とか、学生運動とか、民衆が政治家でもないのに政治に口を出す行為が、
メディアには、カゲキ派だの、政治犯だのみたいなとらわれ方をされて、
あまり良くないことなんだと、むしろ悪いことなんだという、、、
風潮が生まれてしまったワケですよ。

その後も教育の現場においても、カゲキ派的なあつかわれ方をしてましたからね、教科書で。

そういった時代の流れによって、気づかないうちに、
いわゆる”右”寄り的な考え方が植えつけられてしまったのではないですかね。

「空気を読め!」のひとことで、反対意見すら言えない状況すら生まれてしまっています。


しかも、ナニかあれば過剰な粛正という形で返ってきますからね、そりゃ無関心になりますわ。



日本社会が政治に興味を失ってから、約半世紀。

日本は政治に意見を言ってはいけない国になりつつあります。


とにかく、あきらめることが普通になってしまったニッポン社会。

この先、かなり思いヤラれるなーと思っているのはワタクシだけでしょうか。
みなさんは、どのように考えますか?




Schroeder-Headz「baby’s star jam」



旅路 良



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