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tokyo feature : November 27, 2014 @ 21:08

トーキョーシティポップス Vol.22 ──Bon Voyage!



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2014年11月のテーマは、「よい旅を」。


冬到来のトーキョー。

出会いがあって、別れがあって、、、人肌恋しい寒い夜。

そんなときは夜のネオンへと旅立つのもいいかもですね。

いや、ほかの土地へ旅に出たっていい。


ということで、今回はアナタのそんな旅のBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






November『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.22 –Bon Voyage!-』





01. 「Snowbank Social Club 1」一十三十一
『Snowbank Social Club』


冬をテーマにつくられたアルバム『Snowbank Social Club』から。
コレ、いわゆるアルバム導入へのインスト曲というか、コーラス曲というか。
旅のはじまり的な、そんな意味あいをこめて。



02. 「Silver Rain」宮本典子
『Rush』


和製R&Bディーヴァ、”宮本典子”の代表作ですね。
1980年にリリースした3rdアルバム。
プロデュースは”林 哲司”。
そういえば林さん、雨の曲が多いような。。。
にしても、いい曲ですよね。



03. 「駆けてきたたそがれ Runner」吉田美奈子
『Twilight Zone』


1977年にリリースされた、”山下達郎”との共同プロデュースアルバム。
コレがほんとに名盤でして、お馴染み「恋は流星」が収録されてます。
ソウルやジャズ、ゴスペルなど、吉田美奈子のさまざまな面をたのしめるアルバムから、
サザーンソウル的なこの曲を。
はじまりはシットリながら、後半への盛り上がりがすばらしいです。



04. 「くちばしにチェリー」EGO-WRAPPIN’
『BEST WRAPPIN’ 1996-2008』


『私立探偵 濱マイク』の主題歌としておなじみのこの曲。
2002年の作品なんですね。
アップテンポなジャズサウンドにのる、
“中納良恵”のキレのいいボーカルがたまらないです。



05. 「とっておきタイム」Gentle Forest Jazz Band
『ハイ・プレゼント』


コチラはビッグバンドジャズグループの”Gentle Forest Jazz Band”。
いまや俳優としても活躍中のサケロック、そして在日ファンクの”ハマケン”こと、”浜野謙太”もメンバー。
個人的にビッグバンドジャズの音って好きなんですよね。
“フランク・シナトラ&カウント・ベイシー”とか、ベタですけれど。
そんなワケで、おすすめのバンドです。



06. 「黒い瞳/Dark eyes」akiko
『黒い瞳』


日本を代表するジャズボーカリスト”akiko”のアルバム『黒い瞳』から。
ベーシックでスタンダードなジャズナムバーのカヴァーが多い彼女ですが、
このアルバムは日本語歌詞のオリジナルも収録しているという、
ちょっとめずらしいアルバム。
シットリとした声がいいですよね。



07. 「モータータウン・スイート」CRAZY KEN BAND
『Spark Plug』


2014年にリリースした最新アルバムから。
ドライヴをコンセプトにしているだけあって、ドライヴ感がたまらんです。
この曲は、たぶんモータータウン、モーターウン、モータウン、MOTOWNみたいな。
そんな感じでタイトルをつけたのかなと。
曲の雰囲気も70’sモータウンサウンド感がたまりません。
ちなみに、エレクトリックシタールの音が、特に好きなんです。



08. 「Windy Lady」cro-magnon Feat. さかいゆう
『joints』


人力ダンスミュージックを演奏するバンド”cro-magnon”が、
さまざまなアーティストとジョイントしたアルバム『joints』から、
“さかいゆう”とのジョイント作。
もうお馴染み、”山下達郎”のカヴァーですよ。
“さかいゆう”、いま大注目されているんですね。
もともと作詞、作曲、ボーカルと、実力派アーティストだったので、
もっと早くに注目されてもよかったと思うのですが、
ニッポンの芸事は、なかなか実力だけではってとこなんでしょうな、、、って、
とにかくナイスカヴァーです。



09. 「energy flow」DUBSENSEMANIA
『ついておいで』


日本のダブユニット、”DUBSENSEMANIA”。
彼らが2005年にリリースしたアルバム『ついておいで』から、
教授のカヴァーですな。
オリジナルはピアノインストなのですが、ピアニカのダブダブ具合がたまりません。
暑い夏よりも、11月のこの季節の方が意外とあうような気がします。



10. 「somewhere in voice」DE DE MOUSE
『faraway girl』


“DE DE MOUSE”が2012年にリリースしたEPから。
「baby’s star jam」を彷彿させる子どもらしき声のループと、
キレッキレのエディットサウンド。
ちょっと民族音楽っぽい雰囲気もイイですよね。
彼のこういう感じのサウンドが好きだったりします。



11. 「散歩しよう (Reggae Disco Rockers J-WAVE LIVING in TOKYO Remix)」bird
『BEAUTIFUL GIRLS -The Strictly Best Works Collection-』


“Reggae Disco Rockers”が手がけた、さまざまなアーティストのリミックスを集めたアルバム、
『BEAUTIFUL GIRLS -The Strictly Best Works Collection-』から。
“bird”とレゲエビートって、じつはいちばんあっているような。。。
それにしても彼女の声はいいですよね、好きな人はおおいのでは。



12. 「Snow Storm Loneliness」一十三十一
『Snowbank Social Club』


1曲目にも紹介しました、”一十三十一”の冬をテーマにしたアルバム『Snowbank Social Club』から、
とっても冬っぽいバラードを。
“杉山清貴&オメガトライブ”的な野太いベース&カッティングギター&コーラスが、スゴくいいです。
雪の真っ白なイメージが目にうかびます。



13. 「アイリーン」安部恭弘
『SLIT』


84年に発表された3作目のアルバム『SLIT』から。
もうおなじみ!ジャパニーズAORの名曲です。
って、しらない方の方が多いのかもですが、シティポップスのイベントなどに行くと、
だいたい流れます、この曲。
ハイトーンボーカルに、フュージョンサウンド。
“杉山清貴&オメガトライブ”感がちょっとしますが、
同時代ということでお互い影響を受けていたんでしょうね、たぶん。



14. 「愛はどこへ」フィンガー5
『個人授業』


沖縄が生んだ和製”ジャクソン5″こと”フィンガー5″。
彼らが、まさに”ジャクソン5″の曲をいろいろカヴァーしたアルバム『個人授業』。
そして、コチラは名曲「I’ll be there」を日本語詞で歌ったのが「愛はどこへ」。
いい曲をカヴァーしているんだからいいに決まっていますが、
ビミョーに歌詞がアレ?っとおもっちゃうところはまあご愛嬌ってコトで。



15. 「遅すぎた別れ」SUGAR BABE
『TATSURO from NIAGARA』


達郎さん本人によるリマスターリングで、
新しくリリースしたアルバム、まさに新生『TATSURO from NIAGARA』。
この曲、いわゆるポエトリーリーディング的な感じなですが、
低い声の達郎さんのポエトリーがオトコゴコロに沁みます。
途中、ものすごく気になるコーラスは、まちがいなく”吉田美奈子”。
そしてサウンドは、ダイアナロス&シュプリームス的な70’sモータウンサウンド。



16. 「愛してる 愛してた」DREAMS COME TRUE
『MAGIC』


“ドリカム”にしてはめずらしいギター弾き語りのこの曲。
作詞/作曲が”吉田美和”なんですよね。
それにしても、こういう失恋的ソングを歌わせたらサイコーの彼女。
歌がうまいのは知っていますが、
これぐらいの音数の方が、彼女の歌のうまさがさらに引き立ちますな。



17. 「明日はきっと」エミ・マイヤーと永井聖一
『エミ・マイヤーと永井聖一』


“エミ・マイヤー”が全曲日本語歌詞で歌い上げたアルバム『エミ・マイヤーと永井聖一』から、
いままでの流れのアンサーソング的な「明日はきっと」。
かすれた感じのトランペットがすごくいいんです。
じつは先日のビルボードのライブでもこの曲を披露していたのですが、
おもわず涙が出てしまいました。
それにしても豊かなサウンドが、ホントすばらしい。
ココロも豊かにしてくれる音楽っていいですよね。



18. 「ぼくらが旅に出る理由」野宮真貴
『実況録音盤! 野宮真貴、渋谷系を歌う。~Miss Maki Nomiya sings Shibuya-kei Standards~』


渋谷系の女王”野宮真貴”さんが、
さまざまな渋谷系サウンドをうたったライブ『野宮真貴、渋谷系を歌う。』から、
“小沢健二”のカヴァーですな。
この曲、そういえば『笑っていいとも』の最終週のときに、
“タモリ”さんに贈ってましたね、オザケン。
とにかく、アレンジがナイスです。
あと、やっぱり野宮さんの声がいいですよね。
というコトで、みなさん、よい旅を。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。 あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove


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