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Daily Life w/ Music : January 23, 2015 @ 18:52

FILE 263 保利太一 『ゆとり』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。



FILE 263 保利太一 『ゆとり』


ネオ フォーク&ブルースの新星”保利太一”が、ファーストアルバム『ゆとり』をリリースした。


アルバムタイトルどおり、まさに”ゆとり世代”、”ゆとりジェネレーションズ”の超新星。


ちなみに、小生、リリースをいただいた際、”保利太一”の名字の「保利」が「たもり」だとおもって若干アガッたのだが、残念ながら”ほり”と読むとのコト。

残念でもないけれど。。。


おススメは、タイトル曲「ゆとり」。
「なんか分からんとばってん、よう言われるとですよね」、、、コレがまさに”ゆとり”ジェネレーション。
“ゆとり”世代が”ゆとり”世代に贈る、ゆっとりした応援歌!?なのかもね。
応援しているのか、自慢しているのが分からないところがまたゆとっている感じ。
歌の最後に”さとり”世代と区別しているけれど、コッチからしてみたら一緒なんだけどネ。


ブルース要素満載な「言うほど悪くはないさ」。
コレがホントのリアル”ゆとり”のブルース。
電気が止まっても、ガスが止まっても、風まかせ。
いい意味で風来坊なのカモ。


そして、ナイスジャズな「明日笑えるように」。
ちいさな幸せを楽しむ、コレはどの世代にもささる歌なのでは。
2010年代のオザケン的な、そんないい感じ具合。
「いや、彼いい声だわー」と思ったのが、この曲。



ということで、プロデュースは”モアリズム”の”ナカムラ”氏。

ブルースといいつつ、サラサラ具合がハンパない超ヤングマン ブルース。


結局のところ、”ゆとり”を”ゆとり”と意識していないナイス”ゆとり”なアルバムだ。





保利太一
『ゆとり』


価格:¥1.852 (税抜)
レーベル:P-vine records(PCD-18783)

発売日:2015年1月21日


□トラックリスト
01. ゆとり
02. My Creole Belle
03. ただの春
04. 言うほど悪くはないさ
05. 発泡酒片手に
06. 明日笑えるように
07. Sunny Day
08. メロディ
09. 景気のいい歌
10. メンチカツワルツ


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