Daily Life w/ Music : October 8, 2015 @ 21:50
FILE 292 うないぐみ+坂本龍一 『弥勒世果報 – undercooled』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 292 うないぐみ+坂本龍一 『弥勒世果報 – undercooled』
“坂本龍一”が復帰第1作として、沖縄民謡女性4人グループ”うないぐみ”とのコラボレーションチャリティシングル「undercooled」をリリースした。
復帰してから、映画音楽の製作をはじめ、国会前集会での演説など、さまざまな方面で精力的に活動を再開中の教授。
ちなみに、今作のオリジナルは、2004年にリリースされた”坂本龍一”のアルバム『CHASM』に収録された楽曲、「undercooled」。
「アレ!?どこかで聞いたコトあるなー」とおもったら、やはり。
数年前に、旧知の音楽仲間である”古謝美佐子”から、この曲に歌詞をつけたいとの依頼で実現したとのコト。
タイトルの「弥勒世果報(みるくゆがふ)」というコトバは、「弥勒神(みるくがみ)がもたらす理想的な平和で豊かな世の中」という意で、沖縄古来の信仰だそう。
沖縄語で歌われる歌詞の内容は、自然賛美、戦争の哀れ、弥勒(みるく)世果報(ゆがふ)へのねがいをうたっている。
このオリジナルの「undercooled」は、「9.11アメリカ同時多発テロ事件」、その後につづいた「イラク戦争」や世界中にあふれる軋轢を憂慮し「冷やし足りない」 という意味を持つタイトルに「いまの世界はまるで頭に血が上ったかのような状態。もっと冷静になろう。」とのメッセージがこめられているそうだ。
現在の沖縄の基地問題に、大きな懸念を持つ”坂本龍一”と”うないぐみ”が、あくまでも「冷静(undercooled)」にやさしく、かつ強く、音楽と歌の力で平和な沖縄、平和な日本、そして戦争のない世界の実現を希求し制作したという。
間奏には、”UA”と子どもたちが「つぶやき」で参加したり、アートワークの提供が”Cocco”と、さまざまなヒトたちが沖縄への想いをこめ参加。
さらに、今回、売上から手数料や諸経費を差し引いたアーティストの収入のすべては、沖縄・辺野古新基地建設の反対運動のために設立された辺野古基金に寄付されるという。
とてもココチよいゆったりした三線の音と、鼓膜をなでるような”うないぐみ”による沖縄語の歌声。
そして、ダビーなエフェクトが、沖縄の海にぷかぷか浮いているような、、、そんな感じでココロをチルしてくれる。
まさにundercooledにしてくれる、”ちゅらうみ”サウンド。
うないぐみ+坂本龍一
『弥勒世果報 – undercooled』
価格:¥1,080(税込)
レーベル:commmons(RZCM-59982)
発売日:2015年10月7日
□トラックリスト
01. 弥勒世果報 – undercooled
02. 弥勒世果報 – undercooled : instrumental
レーベル「commmons」オフィシャルサイト:http://commmons.com/
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