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tokyo feature : October 30, 2015 @ 17:01

トーキョーシティポップス Vol.33 ──Run to Winter!



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2015年10月のテーマは、「冬へと走り出そう」。


昼間は、まだぽかぽか陽気のトーキョー。

しかし、夜はやはり秋の寒さ。


秋の夜長にぼんやーり聴きたいココロに沁みる曲と、個人的にまさか激務だった10月から、はらたくオジサンのためにまったり耳休め的になる、そんなデスクトップBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






Octoer『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.33 -Run to Winter!-』





01.「Down Town」RF
『Japanese Soul』


コチラ、ワタクシこと”カネコヒデシ”が主宰する、
「ニッポンのいい音楽をご紹介する」プロジェクト『Japanese Soul』10周年記念で、
3ピースのジャズユニット”RF”とともに製作したアルバムから。
手前ミソ感あふれてしまってチョット申し訳ないのですが、
秋の夜は、やはり外であそびたい。
そんなアナタはぜひ、ダウンタウンへくり出してください。



02.「ナイスミドルのテーマ」ザ・たこさん
『ナイスミドル』


オーサカが生んだ怪物ファンクバンド”ザ・たこさん”。
まさにナイスミドルなはたらくオジサンたちへのエール?として選曲。
スルドイファンク汁がつかれきったカラダをマッサージしてくれます。



03.「あせだく」CRAZY KEN BAND
『Spark Plug』


“CRAZY KEN BAND”のソウル感あふれる、
サンセットのゴールドアワー的サウンドの「あせだく」。
曲のアーバンさとは、まったくもってあってないタイトルにヤラレマス。
とにかく、ミドルメローなまったりソウルステップで、
明日への活力に。



04.「夜去」cero
『Orphans / 夜去』


最近、お気に入りの”cero”。
このアーバンミドルメローなキラキラサウンドに、
ハイトーンヴォイスなかなーりイイ感じです。
タイトルの「夜去」もイイネ。



05.「Calinga」オーサカ=モノレール
『RIPTIDE』


オーサカが生んだ、真っ黒なファンク汁たっぷりのバンド”オーサカ=モノレール”。
彼らにしては、ちょっとめずらしい、”ラロ・シフリン”感あふれる、
いやあふれすぎなアーバンサウンド。
70年代にあったニューヨークの刑事ものドラマのサントラ的な、クチュクチュ言ってるギターのカッティングがたまりません。
ナイスアーバン。



06.「月の片割れ」モアリズム
『月のカタワレ』


ニッポンがほこる、ブルースバンド”モアリズム”の新作アルバムから。
超ブルージーな歌詞とメロディ、そしてタイトルが、
秋月の夜に聴きたい、オジサンに沁みるサウンド。



07.「悲しみのラッキースター」青葉市子と妖精たち
『ラヂヲ』


“細野晴臣”さんのアルバム『HoSoNoVa』から、
この曲を”青葉市子”さんがカヴァー。
デュエットに細野さんが参加。
「嗚呼ー、いい曲だなー」と、
しんみりおもえるグッドミュージックです。



08.「エピソード1」なかの綾
『エピソード1(EP)』


“なかの綾”、初のオリジナル曲。
まったり歌謡感サウンドが、昭和の香りがプンプンするが、それもアタリ前。
コチラ、「ウイスキーがお好きでしょ」の前日譚的なモノらしい。
この銀座感が、たまにほしい年頃のナイスミドルのために。



09.「かもめはかもめ」畠山美由紀
『歌で逢いましょう』


“中島みゆき”作詞作曲、”研ナオコ”の名曲を”畠山美由紀”嬢がグッドカヴァー。
“かもめ”がキーワードの歌謡曲って、昭和当時おおかったなーと、
しんみり考えながら、沁みちゃうサウンド。
「かもめのジョナサン」的な、、、そういう時代だったのでしょうな。



10.「色彩のブルース」EGO-WRAPPIN’
『BEST WRAPPIN’ 1996-2008』


昭和感といえば、この曲。
ボーカルの”よっちゃん”の歌声、すばらしいですよね。
90年代後半に生んだ、説明不要の名曲です。



11.「冬へと走りだそう」かせきさいだぁ≡
『Kaseki Cider』


期せずしてタイトル曲となってしまった、この曲。
以前は、”ハグトーンズ”バージョンを選曲したのですが、
今回はオリジナルの方を。
湿っぽいギターの感じが、
サビしさというか、ワビしさというか、、、
このビミョーな時期の季節感あるのが好きだったりします。



12.「風を撃て」キリンジ
『ペーパー・ドライヴァーズ・ミュージック』


初期”キリンジ”のシティ感、いや疾走感あふれる、ナイスサウンド。
秋といえば、やっぱり風、、ですよね。
このスキャット部分、どこかで聞いたコトあるような。。。
ま、オマージュというコトで。



13.「ピンク・シャドウ」冗談伯爵
『PINK SHADOW』


“前園直樹”と”新井俊也”による音楽ユニット”冗談伯爵”が、
“ブレッド&バター”の名曲を、
ナント!タツロートラックにのせてカヴァーしたという、
すばらしいサウンド。
この感じ、好きです。



14.「見上げてごらん夜の星を」T字路s
『Tの讃歌』



先日の、渋谷クワトロでのワンマンも大成功だった”T字路s”。
コチラは、”坂本九”さんのカヴァーですが、声がいいですよ、声が。
とにかく、あふれんばかりのブルース感。
秋は、やはりブルースがあう。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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