Daily Life w/ Music : November 4, 2015 @ 22:00
FILE 296 Midori Aoyama 『Local Talk vs EUREKA! – Our Quality House』
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FILE 296 Midori Aoyama 『Local Talk vs EUREKA! – Our Quality House』
DJ/プロデューサーの”Midori Aoyama”が、スウェーデンの音楽レーベル「Local Talk」の音源のみを使用したミックスアルバム『Local Talk vs EUREKA! – Our Quality House』をリリースした。
2010年から本格的なDJキャリアをスタートさせたという、”Midori Aoyama”。
ちなみにタイトルにもある『Eureka!』とは、彼が主催のひとりとして参加している、「Quality House Music Never Betray」というテーマのもと、トーキョーを拠点に開催されているパーティーの名前。
レーベル「Local Talk」は、元レーベル「Raw Fusion」主宰の”Mad Mats”と”Tooli”のふたりが設立した、ヨーロッパを中心に気鋭のハウスミュージックレーベルとして人気をあつめているスウェーデンのレーベルだ。
そんなレーベルとパーティが、ミックスされて生まれたのが今作というワケ。
ミックスCDなのでね。
とくにこのトラックがおススメ!という感じではないのだが、とにかく全体的な”流れ”がとてもイイ。
川の流れを源泉から河口まで体感する感じ。。。
つまり、、、例えるなら、富士山の雪解け水からはじまって、途中滝や濁流などを経験し、最終的にはゆったりと富士川から駿河湾へ、そしておおいなる海へと注がれる、、、そんな感じだ。
ミックスCDは、収録した曲を生かすも殺すもその選曲次第だったりする。
せっかく曲自体がよくても、曲順がわるかったりすると、残念なコトになりかねない。
そこから考えると、カレのこのミックス作品は、それぞれの曲がキチンと生きているし、なによりもとてもセンスがいいのかなと。
アゲすぎず、サゲすぎず、そのゼツミョーな流れがとても気持ちいい。
本格的にDJをはじめて、まだ約5年足らずとはおもえないセンスの良さ。
ホームパーティやピクニック、キャンプ、BBQ、受験勉強中など、どんなシーンでもつかえるミックス作品ではあるが、個人的には仕事中に聴いてしまうと、ココロの奥底でフツフツと煮えたぎってしまう衝動に気をつけないと、という感じで、いろんな意味で興奮剤?的に効いてしまうグッドヴァイブレーションな作品だ。
とにもかくにも、今後の彼の活動に期待したいとおもえるいちまい。
Midori Aoyama
『Local Talk vs EUREKA! – Our Quality House』
価格:¥2,000(税抜)
レーベル:House of EUREKA!(ERKCD001)
発売日:2015年11月4日
□トラックリスト
01. Munk – Hot Medusa(Kai Alce Remix)
02. Willie Graff & Tuccillo – Sunday Morning
03. Corrado Bucci – No One Can Stop Us
04. Black Fan – In The Water
05. Art Of Tones – The Rainbow Song(S3A Broken STL Remix)
06. DJ Steaw – I Want
07. Eric Ericsson – Love It
08. Kyodai – Breaking(Roberto Rodriguez Remix)
09. Kiko Navarro – Dope High
10. Crackazat – Eye Light(Midnight)
11. HNNY – Trummor
12. Ashley Beadle, Lay-Far, Darren Morris – Slope(Lay-Far Upbeat Version)
13. Outboxx – Denim Dreams
14. Crackazat – Coffee Time
“Midori Aoyama”オフィシャルサイト:http://midoriaoyama.jp
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