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Movie Life : November 27, 2015 @ 12:31

MOVIE LIFE 139『スニーカーヘッズ』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)



MOVIE LIFE 139『スニーカーヘッズ(原題:SNEAKERHEADZ)』



若者からオヤジまで、スニーカー廃人たちが大集合!



□ストーリー

履く用か? ディスプレイ用か?

スニーカーヘッズたちは、プレミアムなキックスを手に入れるためには如何なる手段も惜しまない。

そんなスニーカーは、どのようにアートとしてコレクターのココロをつかむまでにいたったのか。。。

ロサンゼルス、ポートランド、ソルトレイクシティ、ボストン、ニューヨーク、ヒューストン、そしてトーキョーのストリートまで。

本作では、世界中のスニーカーコレクションの文化的影響を考察し、本来、日常的なアイテムであるはずのスニーカーが、ナゼ靴箱から出されず、履かれるワケでもないのに世界中の人間をむすびつけるコトができるのかをあきらかにする。







□オレ意見
評価:☆☆☆(満点は5個)


スニーカー。。。

それはコドモからオトナまでを魅了する、まさに麻薬のようなアイテム。
スニーカーに人生をかけるヒトたちを”スニーカーヘッズ”とよぶ、、、らしい。

つまりコレは、そんな世界中の”スニーカーヘッズ”を追いかけたドキュメンタリー。


カレらは、限定品発売日には1週間ちかくショップ前にならび、日々スニーカー蒐集にあけくれる。

履くのか、履かないのか、、、まさに”はかない”夢なのかも。

とにかく、スニーカーへの執着心はスゴすぎ。


人間は、古来より”物欲”にまみれた動物。
カソリックでは「強欲」とされ、いわゆる『7つの大罪』のひとつである。

“罪”は”罪”を呼び、残念ながらおおきな社会問題まで発展してしまう。

今作では、その社会問題となっているヤミの部分までを言及。


かく言うワタクシも靴蒐集家ではあるのだが、スニーカーだけではないので「カレらよりはマシ!」なんておもっている時点でタチがわるいのかもネ。

そういえば、ひさびさにペインターアーティストの”FUTURA”を拝見したのも、個人的にはうれしいイチ場面。


スニーカーで成功し、スニーカーで失敗。

そんな”スニーカー廃人”たちを追いかけた、ナイスなドキュメンタリーだ。









2015年11月27日より渋谷シネクイントほか、全国順次ロードショー!


『スニーカーヘッズ』




監督:デヴィッド・T・フレンドリー/ミック・パートリッジ

出演:
ジェフ・ステープル/フランク・ザ・ブッチャー/ロブ・ディアデック/DJクラーク・ケント/WALE/FUTURA/ほか


配給:パルコ/ビーズインターナショナル


オフィシャルサイト:http://sneakerheadz.jp



© 2015 Friendly Films.


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