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Movie Life : December 4, 2015 @ 14:32

MOVIE LIFE 140『007 スペクター』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)



MOVIE LIFE 140『007 スペクター(原題:Spectre)』



死ぬのはやはりヤツらだ!



□ストーリー

少年時代をすごしたスカイフォールで焼けのこった写真をうけとったボンド 。その写真にかくされたナゾにせまるべく、”M”の制止をふりきり単独でメキシコ、ローマへと赴く。そこで殺害された悪名高い犯罪者の元妻”ルチア・スキアラ”から悪の組織「スペクター」の存在をつきとめる。

そのころ、ロンドンでは国家安全保障局のあたらしいトップ”マックス・デンビ”がボンドの行動に疑問を抱き、”M”がひきいる「MI6」の存在意義を問いはじめていた。ボンドは秘かに「スペクター」解明のてがかりとなるかもしれない旧敵”Mr. ホワイト”の娘”マドレーヌ・スワン”を追うが──。






□オレ意見
評価:☆☆☆(満点は5個)


“ダニエル・クレイグ”版”ジェームス・ボンド”の第4弾が、ついに登場。

シリーズとしてはめずらしく前作『スカイホール』からのつづきもので、いわゆる後編?になるのかな。

『スカイホール』からがそうだったのだけど、ジェームズにより人間味をかんじさせる作品となっている。

とはいえ、エンターテイメント性を失っているワケではないのが、この2作品のいいトコロ。

「マジっすか!?」ってシーンで生きのこるし、「ええー!ココでー!?」というトキに、ビックリするくらい急すぎる濡れ場になるし。

『ドラゴン・タトゥーの女』っぽい、どーしょうもないくらいドロ臭さもある。

“ジェームス・ボンド”のリアルな部分と、バーチャルな部分のバランスがイイのかもネ。


ソコはまちがいなく、2作連続でメガホンをとった”サム・メンデス”がウマいのかなと。

“サム・メンデス”といえば、『アメリカン・ビューティ』が代表作だけれど、この2作品にはたしかにソレっぽさもかんじる雰囲気がある。


そして、注目は”レア・セドゥー”と”モニカ・ベルッチ”のふたり?の「ボンド ガール」。

小娘とダイナマイトセクシーという両極端なふたり。

“モニカ・ベルッチ”は、50代前半にもかかわらず、あいかわらず妖艶な雰囲気はサスガ。

モニカとベルッチしたいのは、ボンドだけではないハズ。


そして、今作をオモシロくしているのは、じつはこのヒトではないかと、、、”クリストフ・ヴァルツ”。

映画『イングロリアス・バスターズ』で”タランティーノ”にピックアップされ、イヤミっ気というか、毒っ気というか、イヤなヤツ感満載な”ハンス・ランダ大佐”を演じ、その後、『ジャンゴ』では、歯科医ながら賞金稼ぎの”Dr.キング・シュルツ”。

このヒトの、まさに天才的な演技がこの作品のウマミをより一層、いや二層くらい深くしているのはマチガイないかなと。


あとは、”ダニエル・クレイグ”が着る”トム・フォード”の衣装ね。

とにかく、スタイリッシュ。

そして、主題歌となった”サム・スミス”の「Writing’s On The Wall」もいい感じだ。


ちなみに、この『スペクター』というタイトルは『007』的にはとてーも意味が深いので、気になったらネットでしらべてみるとオモシロいかもネ。


という感じで、『スカイフォール』につづく『スペクター』。

いや、”サム・メンデス”版『007』というのがいいカモだが、さまざまな小さいオモシロ要素が集合して、超オモシロくなってしまったというのが感想かな。


という感じで、かなりおススメだ。







2015年12月4日より全国ロードショー!

『007 スペクター』





監督:サム・メンデス

出演:
ダニエル・クレイグ/クリストフ・ヴァルツ/レア・セドゥー/レイフ・ファインズ/モニカ・ベルッチ/ベン・ウィショー/ナオミ・ハリスほか


製作:バーバラ・ブロッコリ/マイケル・G・ウィルソン

製作総指揮:カラム・マクドゥガル
原案:ジョン・ローガン

配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント


オフィシャルサイト:http://www.007.com/spectre/




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