Tokyo News : March 31, 2016 @ 17:58
平和の風へとリサイクル!──「FANO」
デザイン扇「FANO」が、現在、伊勢丹新宿店 本館6階で開催中の「ISETAN JAPAN SENSES 日本の“技と心”展 ~ものづくり×ものがたり~」にて、期間限定で出店している。
「FANO」は、ヒロシマの原爆の子の像に捧げられた折り鶴をリサイクルしてつくられたハイセンスな扇子だ。
閉じていると扇子のようだが、360度ひらくとうちわのようなカタチになる、オリジナルデザインの扇。
扇面には折り鶴をリサイクルした再生紙が使用されている。
ヒロシマにある平和記念公園の「原爆の子の像」には、年間約1000万羽、重さにして約10トンもの折り鶴が世界中から捧げられている。
しかし、展示スペースの関係上、飾りきれない分がどうしてもでてしまうのが現状。
この飾りきれない分、じつは捨てたり燃やしたりはせず、すべて市が保管しているのだという。
その量はなんと約70トン(2015年12月現在)。
市では、それら折り鶴をつくってくれた制作者たちのさまざまな思いを昇華できるような有効活用の道をさぐりつづけていたところ、エコ素材メーカーの「株式会社 カミーノ」が引き取った折り鶴をリサイクルし、このデザイン扇「FANO」を製作するコトにいたったという。
プロデュースは、ファッションブランド『TAKEO KIKUCHI』のチーフプレスとして支え、環境にやさしいスタイリッシュな紙皿「WASARA」を発案&プロデュースした田辺三千代氏。
会場では、ネットショップ限定で発売中の「FANO」を、じっさいに手にとって見ることができる。
暑い季節がやってくる前に、ぜひ「FANO」を手にいれたいネ。
2016年3月30日-2016年4月4日
「ISETAN JAPAN SENSES
日本の“技と心”展 ~ものづくり×ものがたり~」
時間:10:30-20:00
※最終日は16:00まで
会場:
伊勢丹新宿店 本館6階
http://isetan.mistore.jp/store/shinjuku/index.html
デザイン扇「FANO」オンラインショップ:http://www.fano.jp/#!blank/pkukn
This entry was posted on Thursday, March 31st, 2016 at 17:58 and is filed under Tokyo News. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0 feed. Responses are currently closed, but you can trackback from your own site.