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tokyo feature : November 29, 2016 @ 17:56

トーキョーシティポップス Vol.46 ──Happiness is Good.



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2016年11月のテーマは、「いいじゃないの幸せならば」。


11月としては54年ぶりとなる初雪がふってしまった、寒すぎるトーキョー。


今月は、”佐良直美”の昭和の名曲がタイトルです。

なんだか、冬っぽいというか、北風がピューピュー吹く感じと、このコトバがとても”いまの季節”を感じるんですよね。。


今回は、寒い夜にアナタをちょっとだけ幸せにしてくれる、そんなココロをあたためるグッドヴァイヴスなBGMとなれば、コレ幸い。


ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






November『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.46 -Happiness is Good.-』





01. 「Move on up」EGO-WRAPPIN’
『ROUTE 20 HIT THE ROAD』


“よっちゃん”と”森ラッピン”のバンド”EGO-WRAPPIN’”が、
活動20周年をむかえてリリースしたベスト盤&カバーアルバムから。
コチラ、カーティス・メイフィールドの1970年の名曲を、
ナイス復元カヴァー。
あまり目立ったアレンジはありませんが、
よく聴くとオリジナルを忠実に再現しているのかなーと。
いい感じのカスレ具合がソウルファンのココロをエグります。



02. 「さんぽのおじさん」高橋飛夢
『キオクノシルシ』


ハイトーンなハスキーボイスが気持ちいい”高橋飛夢(トム)”くん。
おじさんの11月の生活にぴったりな散歩の歌を。
サウンドもいい感じで爽やかな感じが気持ちいいです。



03. 「もうやめた」坂本慎太郎
『ナマで踊ろう』


飽き(秋?)っぽいオジさんのための飽きっぽいソングを。
このテキトーぢゃないんだけれど、
テキトーな感じが歳を取ったカラダにちょうどいいです。



04. 「箱根にしようか」杏窪彌(アンアミン)
『箱根にしようかEP』


タイペイ(台北)生まれ、トーキョー育ちのエキゾバンドの、
チカラの抜けるようなテクノポップサンド、
いやデリックサウンドがビンビン来ちゃう。
寒くなって、ヒザもイタくなってきた季節。
やはり行きたくなるのは、、、箱根。
湯治をするなら、、、箱根、ってことで。。。



05. 「future fly feat. NAGAN SERVER」THE BED ROOM TAPE
『THE BED ROOM TAPE』


キョートのバンド”Nabowa”のギタリスト”景山奏”のユニット。
ベッドルームで聴くにはサイコーに効く、グッドサウンド。
オルタネイティブなラッパー”NAGAN SERVER”をフィーチャーした、
ユルユルヒップホップ。



06. 「Blue Rose」吕布
『All in One EP』


先日、メジャーデビューをはたした、
“CANDY TOWN”のラッパー”吕布”くんのソロ作品から。
流れるようなエレクトロニックビートなトラックに、
話しかけるようなラップがとてもココチ良い。



07. 「3号線」流線形
『シティミュージック』


前回からのおめでとう10周年!的な選曲で、
コチラもデビューアルバムから。
おおらかなチョベリグバンドサウンドが、
まさにライトメロー。
トーキョーによる、トーキョーのための、トーキョーサウンド。



08. 「Hong Kong Night Sight」野宮真貴
『実況録音盤! 『野宮真貴、渋谷系を歌う。』』


渋谷系ディーバとしてもお馴染みの”野宮真貴”さん。
彼女が渋谷系をカヴァーしたライブを収録したアルバムから。
コチラ、オリジナルは、カーグラフィックでおなじみ”松任谷正隆”さんですな。
ユーミンのダンナさん。



09. 「1つの魔法(終わりのない愛しさを与え)」小沢健二
『Eclectic』


オザケンこと”小沢健二”が、2002年にリリースしたアルバム『Eclectic』。
当時、全然売れなかったのをおぼえてますが、
このサウンド、野太いベースに、分厚いビートという、
ニューヨークエレクトロR&Bな要素をイチ早く取り入れた画期的なアルバムだったりします。
売れなかったけど。。。
現在、このサウンドはわりと普通ですが、
日本で取り入れたのはカレが一番早かったんじゃないかなー。
売れなかったけど。。。



10. 「MISTY MAUVE」山下達郎
『RARITIES』


もう説明不要ですな、”山下達郎”の超名曲!
もともとは”鈴木雅之”のために書いた曲をセルフかヴァーです。
“鈴木雅之”バージョンも良いのですが、
個人的にはヤマタツバージョンの方がハデさがなくて好きかな。



11. 「月のファンタジア」ハッチハッチェル
『媚薬』


元”デキシード・ザ・エモンズ”の”八馬義弘”ひきいる楽団?ハッチハッチェル。
この昭和な感じというか、演劇っぽい感じというか、
ボードビルっぽい感じというか、エノケンですな。
このヒトの才能、たまらないです。



12. 「いいじゃないの幸せならば」ハナレグミ
『だれそかれそ』


今回のタイトル曲ですな。
“ハナレグミ”こと”永積タカシ”が、しっとりしとしとと歌う昭和の名曲。
スナックで聴くと効きすぎて泣いちゃいますわ。
タイトルが昭和っぽいし、歌詞がとても冬っぽいんですよねー。
シミったれた感がハンパないです。
作曲が”いずみたく”さんなんですよ、もうまごうかたなき昭和感。



13. 「時の過ぎ行くままに」T字路s
『Tの讃歌』


こちらも昭和の名曲。
“T字路s”がブルース感満載に、
シャガレ声で歌い上げてます。
コブシとパンチのキイタ尺八?フルート?が、
肝臓を刺激する、グッドヴァイヴスなシゲキサウンド。



14. 「流星フライト」ニートボーイスカウトキャラバン
『まるで中学二年生』


“フニャ山・F・フニャ彦”と”山口洋輔”、”和田真也”によるユニット、
ニートボーイスカウトキャラバン。
ニートのための、ニートによる、ニートサウンド。
ちなみに”フニャ山・F・フニャ彦”とは、
シティポップバンド”テリー&フランシスコ”の”テリー福山”だったりするので、
バンドのコンセプトとは裏腹にとてもグッドシティなサウンドだったりします。
五臓六腑にググッとシミわたるベースの感じが、とてもナイスだす。




※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


Photo by healthy (http://www.behance.net/healthy-groove)


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