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Tokyo News : January 16, 2017 @ 16:25

次世代書道家たちが提示する”書の未来”とは?──『書の未来展』



新進気鋭の書道アーティスト8人によるグループ展『書の未来展』が、2017年1月17日より「伊藤忠青山アートスクエア」にて開催する。


本展では、現代アートの側面から見たあたらしい書道の形を提示。
次世代をになう8名の書道家の作品とともに、戦後の日本現代美術を代表する書家”井上有一”の作品も展示する。


“井上有一”は、世界的に高い評価を得た数すくない日本現代の書家だ。



井上有一「夢」 ©UNAC TOKYO


そして、井上氏のカタログレゾネの仕事に従事し、書道の世界を国内外のアートシーンに対して訴求することに挑戦しつづけている”山本尚志”。



山本尚志「マシーン」 ©Hisashi Yamamoto, Courtesy of Yumiko Chiba Associates


さらに、書の美意識を背景に大胆な解釈で描く書家で墨象作家の”宮村弦”など。



宮村弦「PHENOMENON -line-」


まさに”書の未来”をになう書道家8名が参加する。


“書はヒトなり”とは言われるが、決まりきったフォント中心のPCやスマホによる文章の普及により肉筆の機会が減りつつある現代ニッポン。

書体から、ヒトとなりを読み解くというオモシロさ、というかたのしさ、そういうアソビもなくなりはじめているのが現実。


個性的なカレらがあらたに提示する、それぞれの「書の未来」。


“書”というモノ自体を、自分なりにかんがえるよい機会かもネ。






2017年1月17日-2017年1月25日
『書の未来展』





出展作家:
アサノエイコ
沢村澄子
ハシグチリンタロウ
日野公彦
宮村弦
森本順子
山本尚志
湯上久雄

特別展示:
井上有一


開催時間:11:00-19:00(※会期中無休)
入場料:無料


会場:
伊藤忠青山アートスクエア
東京都港区北青山2丁目3-1シーアイプラザB1F
http://www.itochu-artsquare.jp/exhibition/2016/shonomirai.html


主催:Yumiko Chiba Associates Office
共催:伊藤忠商事株式会社
特別協力:新宿髙島屋美術画廊


□公開制作パフォーマンス

・2017年1月17日
「鳴サイクロン and とうふ」

出品作家:ハシグチリンタロウと山本尚志による競演
時間:12:00-13:00


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