TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

Movie Life : January 27, 2017 @ 22:56

MOVIE LIFE 147『スノーデン』


ダレかが言った、『いや~、映画ってホントいいものですね!』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

(評価は5段階、☆の数で示されます)



MOVIE LIFE 147『スノーデン(原題:Snowden)』



カレは、英雄か。犯罪者か──。



□ストーリー

2013年6月―。
世界中に激震が走った。

イギリスの『ガーディアン』紙がスクープで、
アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的な監視プログラムの存在が暴露されたのだ。

しかも、『ガーディアン』紙に大量の最高機密情報を提供した人物は、
「NSA(米国国家安全保障局)」の職員であり、
ごく普通の29歳の若者だった──。







□オレ意見
評価:☆☆☆☆☆(満点は5個)



超社会派監督としておなじみの”オリバー・ストーン”が、
自国アメリカをスババっと斬った作品が、ついに登場だ!


コレはカレが話したコトのみを映像にしただけだと、、、
監督本人も来日会見で言っていたが、
ノンフィクションというか、ほぼほぼドキュメンタリー。


例の「スノーデン事件」については、ご存知の方も多いとはおもうが、
アメリカ政府による個人情報監視システム「マルウェア」の実態を暴いたのが、
カレこと”エドワード・スノーデン”氏。

ドイツのメルケル首相の電話盗聴などが問題になっていたので、
当時、その話題をニュースでは見ていたヒトはいたのでは。

そして、そのいちばんの問題は、
ソレがテロ対策だけにつかわれていなかったという事実。

どとのつまり、
ジャイアン的なオドシのネタに使用されていたというコトなんだけれど。

まあ、監督来日もあり、
さまざまなメディアでのほぼほぼネタバレ的な紹介で、
なんとなくぼんやり話に聞いているとはおもうのだが、
注目は日本での出来事の部分ではないかと。


コレって、、、どうかんがえても完全にアウトなコトだとおもうんだけれど、
日本政府的にはどういう対応をしたんだろ?

むしろ、ダレかジャーナリストが、
日本政府側にソコをもっとツッコンでほしーなー。

やはり、さわらぬ神的?、
いやもしくはクサいものにフタ的?な、
そんな超ジャパニーズスマイル対応みたいなコトになっているのでは。


すでに元になってしまったけれど、
当時大統領だったオバマ氏が指示したのか、していないのか。
ダレの責任でこのシステムが構築されていったのか。。。

それに、もしトランプ氏がこのシステムをつかうようなコトがあれば、
世界はアメリカにひれ伏すしかないってくらいヤバいシロモノなんだけれど、、、
もしかして、まだ動いているのか、、、な?

ちなみに、本作、アメリカ国内での出資はなかったらしい。
ソレもちょっとコワい。


ストーン監督いわく
「もし、彼の証言が嘘ならば、彼は世界で最もすばらしい役者だ」というコトで、
おそらく、9割がた、この話は事実ではないかなーとおもうのだが。。。


ならば、インターネットはもちろんのこと、
ケータイ電話、あらゆる通信ツールは、
アメリカ側にすべて筒抜けの丸裸状態ってコトかー。。


とにかく、コレをオモシロいととらえるべきか、
それともオソロしいととらえるべきか。。。

ストーン監督インタビューにて、
「人々に考えるキッカケを与えたいのです」。。。
まさに、ソレ!







2017年1月27日より、全国ロードショー!

『スノーデン』




監督:オリバー・ストーン


キャスト:ジョセフ・ゴードン=レビット/シャイリーン・ウッドリー/メリッサ・レオ/ザッカリー・クイント/トム・ウィルキンソン/ほか


製作
モリッツ・ボーマン
フェルナンド・サリシン
フィリップ・シュルツ=ダイル

製作総指揮
バーマン・ナラフィ


配給:ショウゲート

オフィシャルサイト:http://www.snowden-movie.jp/


© 2016 SACHA, INC. ALL RIGHTS RESERVED.


Comments are closed.

Trackback URL