ダレかが言った、『いや～、映画ってホントいいものですね！』と──。

いまも世界中のヒトたちを魅了しつづけ、そして夢の世界へと誘う”銀幕の世界”。 この”MOVIE LIFE”では、無駄に映画好きであるワタクシが、コレから公開予定の映画を中心に、コメントと評価を交えながらご紹介していきます。

（評価は5段階、☆の数で示されます）

---

MOVIE LIFE 149『永い言い訳』

ヒトは簡単にいなくなる。。。



□ストーリー

人気作家の”津村啓”こと”衣笠幸夫”は、
突然のバス事故により、長年連れ添った妻を失う。

しかし、妻の間にはすでに愛情と呼べるようなものは存在せず、
妻を亡くして悲しみにくれる夫を演じることしかできなかった。

そんなある時、幸夫は同じ事故で亡くなった妻の親友の遺族”大宮陽一”と出会う。

幼い2人の子どもを遺した妻の死に憔悴していた彼の様子を目にし、
子どもの面倒を見ることを申し出て、
大宮家へ通いはじめたが──。







□オレ意見
評価：☆☆☆☆☆（満点は5個）


映画『ディア・ドクター』の”西川美和”監督がいどんだ、
ユガんだオトコの、ユガんだ人生。

公開からは、だいーぶ時間が経ってしまったが、
やっと観れたので備忘録的な意味もこめて。。。


主人公のモックン的なこの経験って、
もしかしたら夢を追いすぎたオトコだったら経験あるかもね。

ずっといなくなんかならないだろうとおもっていたヒトが、
ハナレルなんてかんがえもできなかったヒトが、
いなくなったときにはじめてそのヒトの存在に気づく。。。

いや、コレはオトコオンナにかぎらず、
自分の両親や兄弟、親友のはなしにもおきかえられるのかも。


「いなくなるときは簡単にいなくなってしまう」、、、か。
そうなんだよねー。

なんとなく身におぼえがあるような、ないような。。。

いろいろと再確認中。

というコトで、ワタクシと同世代の方は、
いまの自分を再確認できる、そんな人生確認作業的映画だ。


ちなみに、現在、「早稲田松竹」で絶賛公開中なので、
観のがした方はぜひ観るベシ。

---

2016年10月14日より全国公開中！

『永い言い訳』




監督・原作・脚本：西川美和


キャスト：本木雅弘／竹原ピストル／藤田健心／白鳥玉季／堀内敬子／深津絵里／ほか



配給：アスミック・エース

オフィシャルサイト：http://nagai-iiwake.com/



© 2016「永い言い訳」製作委員会