Tokyo News : May 9, 2017 @ 18:44
バレアリック・ミュージック月間──『Claremont 56 Ten Year Anniversary Tour』
イギリスの音楽プロデューサー”Paul Murphy”のレーベル「Claremont 56」が創立10周年をむかえ、ニッポン各地をまわる来日ツアー『Claremont 56 Ten Year Anniversary Tour』を、2017年5月12日よりトーキョーの「Café Apres-midi」を皮切りに開催する。
唯一無二の音楽世界と、こだわりのアートワークで、さまざまな方面から支持をうけている、”Paul Murphy”。
カレのさまざまな表現をフィジカルなカタチとして世に送り出してきたレーベル「Claremont 56」が、2017年で創立10周年をむかえた。
そんなワケで、レーベル創立10周年を、トーキョー、江ノ島、カマクラ、オカヤマ、オキナワを約3週間にわたって巡るという超ロングツアーを敢行する。
また、江ノ島とオキナワでは、昨年、”橋本徹”の『GoodMellows』からのリリースで来日した、カレの盟友で、イビサ「カフェ・デル・マー」のレジデントもつとめたバレアリック・レジェンド”Cantoma a.k.a Phil Mison”もスペシャルゲストとして登場する。
Cantoma a.k.a Phil Mison
さらに、江ノ島公園では、本国イギリスでのレーベルパーティなどでしか披露していないという、”Paul Murphy”と”Phil Mison”によるスペシャルなB to Bセットが決定しているとか。
まさにバレアリック・ミュージックの真髄を体感できる貴重な機会。
ぜひとも気持ちいい音楽でマターリ、ユターリと体をユラそう。
2017年5月12日-2017年5月28日
FreedomSunset Production presents
『Claremont 56 Ten Year Anniversary Tour』
□ツアー日程
※開催時間などは各オフィシャルサイトでご確認ください
・2017年5月12日
Café Apres-midi @Tokyo
with TOJO / yanfuji
・2017年5月13日
SunsetLounge @Enoshima
※荒天の場合、2017年5月14日に順延
with Phil Mison/Max Essa/Kaoru Inoue/Young Juvenile Youth/Mystica Tribe
・2017年5月17日
Tree @Zero Aoyama, Tokyo
with DJ NORI
・2017年5月19日
DELETE @Okayama
with haraguchic/Ken/Hysa
・2017年5月20日
Bonobo @Tokyo
with Max Essa/DJ Yogurt/Sisi/Ken Hidaka/TOKI/Tatsuya Ouchi/OKAYAMA/Akemi/Fumiko
・2017年5月21日
GoodMellows @Kamakura
with Kosuga Tsuyoshi/Toru Hashimoto/shiba/maa/SyncM
・2017年5月23日
Knock Kouenji @Tokyo
with Yozo/Ryota OPP
・2017年5月27日
Coconut Moon 2days Party @Okinawa
with Phil Mison/Max Essa
・2017年5月28日
Coconut Moon 2days Party @Okinawa
with Phil Mison/Max Essa
□プロフィール
・Paul Murphy a.k.a MUDD(Claremont 56)
95年に”Idjut Boys”の「Discfunction」から”Akwaaba”メンバーとして『Just Pilau』をリリースすると、”Francois K”のEssential Mixや”Ron Trent”のMusical Reflectionsに収録されるなど大成功を得る。
“Akwaaba”解散後ソロで「Rong」からアルバム『Claremont 56』を発表、同名レーベルも設立。Mudd & Pollard「Villa Stavros」にはじまって、”Mark E”、”Phil Mison”、”Idjut Boys”などのリリースや、コンピシリーズ『Originals』、”CAN”の生きる伝説”Holger Czukay”の未発表曲シリーズなど人気コンテンツを持つ。
2000年からつづくプロダクションユニット”Smith & Mudd”、後にバレアリック・クラシックとなった彼らの最初のリリース『Shulme』は、2006年DJ History Forumで1位を獲得。つづくアルバム『Blue River』と『Le Suivant』は日本盤も発売され、一躍シーンをリードする存在になる。”Smith & Mudd”の”Smith”、”Can”の”Holger Czukay”、80年代のカルトNYバンド”Liquid Liquid”の”Sal Principato”が参加する”Mudd”のプロジェクト”BISON”のデビューシングル『Way to LA』は、ダウンテンポ・クラシックと評された。ジャズドラムの”Chico Hamiltom”とは『Kerry‘s Caravan』、モダンアラビックミュージックのパイオニア”Ahmed Fakroun”とは『Drago』をリリースし、”Bing Ji Ling”と”Groove Armada”メンバー”Patrick Dawes”らと生バンドプロジェクト”Paqua”は、2014年デビューアルバムをリリースし、グラストンベリーとザ・ガーデンフェスティバルでライブパフォーマンスを行なった。そして、2017年自身のレーベル『Claremont 56』は10周年を迎えた。
幅広い制作活動と自身のレーベル運営を多忙にこなすなか、”Harvey”の『Sarcastic Disco』をはじめ世界中のクラブやパーティーにでかけてプレイする旅好きな”Mudd”は、真のバレアリック・スピリットの伝道者である。
・Cantoma a.k.a Phil Mison
イギリス出身の”Phil Mison”は、バレアリックとチルアウトのジャンルが産まれた1990年代初頭からそれらの音楽スタイルを推進し続ける草分け的なDJであり、世界中を駆けめぐる真のバレアリック・レジェンドである。
1991年にロンドンの名クラブ「Milk Bar」でDJキャリアをスタート、数年後に世界的に有名なイビサのクラブ「Cafe Del Mar」で”Jose Padilla”のプレイを初めて聴き魅了され、師事する。その後、”Jose Padilla”自身に招かれ、同クラブで彼は2年続けてレジデントDJをつとめ、独自のDJスタイルに磨きをかけトップDJの階段を駆け上がる。
1995年に初のミックスCD『Chillout – The Album』を手掛けてから、数多くのレーベルより計10枚以上のコンピレイションとミックスCDをリリースしている。
1990年代の後半には音楽制作を開始し、ソロ・プロジェクト”Cantoma”のアルバムをこれまで計2枚発表、またDJ/プロデューサー”Pete Herbert”との”Reverso 68″や、”Ambala”という新名義などでも作品をリリースしている。特に”Cantoma”名義で発表した「Music For Dreams」からのファースト・アルバム『Cantoma』や、 2010年に盟友”Paul Murphy”のレーベル「Leng Records」から発表したセカンド・アルバム『Out Of Town』は、“バレアリックの金字塔”として絶賛された、まさにマスターピースといえる作品である。
2015年にはその2枚をアナログで初リリース、レコードは市場から即座に姿を消し、その人気を裏付けた。
2016年春には6年ぶりの新作アルバム『Just Landed』をリリース、2017年も世界中でのDJツアーが予定されている。
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