ブラインドからのぞき見た世の中 : August 20, 2018 @ 18:59
ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.211『”平和”についての考察』
えー、さてー、酷暑のナツはだいぶ軽減され、猛暑もなんとなーく落ち着きはじめたトーキョーですが、みなさま、いかがおすごしでしょうか?
さて、2018年8月15日で73回目の終戦の日をむかえたワケですが、
いろいろ世界情勢も変わり、
ニッポンの状況も変わってきておりますな。
SNS上では「終戦記念日じゃなくて敗戦日?だろ!!」なんて意見もあるようですが、
個人的には、1914年?からはじまった一連の大戦の流れの約30年の”終戦の日”、
という意味であればいいのかな、とはおもってますけれどね。
記念かどうかは別として。
そんなワケで73回目の”終戦の日”。
ワタクシ、たまーに”平和”について考えるような意見を、
SNSなどに書かせていただいたりしていますが、
モチロンそれについてはいろいろな意見があってもいいとおもっているワケです。
しかし、自分の考え方”だけ”をおしつけてくるコメントもチラホラ。
先日も、オキナワの「慰霊の日」における”平和の詩”のニュース記事をシェアした際、
「平和について語るなら、もっと戦争の原因を理解すべきでは?」
とのご意見をいただきました。
しかし、
歴史をみても戦争の原因なんて、
いやヒトの争いの原因なんて、
よくよく考えてみても大した理由ではないんですよ。
男女間の痴話げんか的なものだったり、取り合いだったり、
領土、というかテリトリーの取り合いだったり、
自分の力の見せつけあい(マウントの取り合い?)だったり、
ねたみだったり。。。
ほぼほぼ動物的本能の部分だけで、
“最初は”ホントに大したコトではないんですよねー。
“最初は”をつけたのは、大したものでもない理由の争いが、
最終的にドロヌマ化してしまうという歴史があるからです。
本来、ヒトは本能的に争う生き物(動物)であり、
結局南極、動物なんですよ。
ナニをやったって争ってしまう。
いわゆる生存競争が発端。
ソコを前提としていないから、
「戦争の原因を理解すべきだ!」なんていう、
ナンセンスな考えが出てくるのかなと。
コレ、べつのそのヒトだけじゃなくて、
SNS上のそれっぽい書き込みを検索かけると、
意外とおおいんですよねー、こういう考え方をもっている方。
ホント、ナンセンスだなーと。
ただ、ただですよ!
ワレワレ人間が唯一、ほかの動物とちがう部分があるワケです。
それは言葉をつかったコミュニケーションだったりで、
“平和的な解決方法を考えられる脳(能力)”をもつという点。
それって、ウマやシカ、ネコやイヌには現状出来ないことであり、
人間だけではないでしょうかねー。
あとは、”平和”という概念さえ共有してあればイイワケです。
ちなみに、平和というのは、
“平和”という概念をみんなで考えるコトで、
“平和”という状態がたもたれるモノだと考えています。
平和がどんなものなのかがわかってさえいれば、
それにむかって、平和的解決を考えればイイワケですから。
しかし、それができるようになったのも、
冷戦が終わってからなので、
ほんの30年くらいしか経ってない。
人間の歴史というのは、まだまだ浅いんでしょうなあ。
いまはインターネットの普及のおかげで、
相手がどんな人たちなのかがわかる、、、
いや理解できるようになったコトで、
さらなる平和的解決の手段がひろがるコトと考えます。
以上のことから、
“平和”を目指すのであれば、
人間同士の戦争、いや争いはおこるものという前提のもとで、
その上で平和的な解決方法をかんがえればよい、
というコトではないでしょうかね?
まず、最初の前提がまちがっているヒトがおおいから、
よく分からない争いがおこるし、
自分の主張だけをチカラ(腕力)で通そうとすると、
いまのアメリカと中国の貿易問題のようなカタチで、
摩擦だけがおこるワケですよ。
考え方の違いなどもふくめ、
お互いを認めることと、尊重しあう努力をした上で、
どのようにして歩み寄れるかが、
今後の”平和”における重要課題なのでは?
それが出来るのは人間だけですので。
と、”平和”について、
ワタクシは考えますが、
みなさんは、平和についてどのように考えますか?
SAKEROCK「インストバンドの唄」
旅路 良
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