Daily Life w/ Music : September 18, 2019 @ 20:52
FILE 443 思い出野郎Aチーム 『Share the Light』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 443 思い出野郎Aチーム 『Share the Light』
いろいろ思い出だけが残されちゃう8人組のソウルバンド”思い出野郎 Aチーム”が、待望の3枚目となるフルアルバム『Share the Light』をリリースした。
ライブハウス、ダンスフロアー、野外フェスと、さまざまな”場”を賑わすだけ賑わし、いろいろ思い出だけが残されちゃうグッドヴァイヴス。
そして、2019年で結成10周年目をむかえたカレら。
そんな”思い出野郎Aチーム”が、ファン待望!いやファン以外のソウルグルーヴたそがれ組もよろこびあふれる、切望のサードアルバムがドロップ。
今夜ダンスに間に合っちゃう?アルバム、『夜のすべて』から約1年というスピード出産だ。
おススメは、メロウフィーリングな「同じ夜を鳴らす」。
60年代ゴスペルのイキフンたっぷりながらも、
ナニかを訴えかけるような、いやたぶん訴えかけているのだが、
そんなコトバが沁みるダミ声のヴォーカル。
1曲目から完全に〆にはいってる感満載のグッドグルーヴ。
そして、”山下達郎”や”EPO”など70’sシティサウンドを彷彿させる、
軽快でさわやかなラテンビートが気持ちいい「繋がったミュージック」。
でも、さわやかさをどうしても感じるコトができないのは、
暑苦しいグッドダミ声ヴォーカルのせいなのか??
でも、このバランスがちょうど良すぎて、
何度も聴いてしまうのだ。
さらに、タイトル曲「灯りを分けあおう」。
このユルーイ、ダルーイ感じが、
トーキョーの9月のサウダージな雰囲気にピッタリ。
それにしても、このイントロのネタ、ナンだったっけ??
前作『夜のすべて』ほどのハデさは今作にほとんどナイと言って過言ではナイのだが、
このメロウで、セツナイ、、、いわゆる哀愁感が、
個人的なナウなココロ具合にマッチングしてマイッチングゥ〜な本作。
季節的にもココロ的にも夜になるのがはやくなりはじめた時分。
そっと頬をつたう涙をかくしながらおどりたいときもあるさ。
暗い夜にそっと灯りをわけえるような、そんなイイ音のつまったいちまいだとおもう。
思い出野郎Aチーム
『Share the Light』
価格:¥2,700(税抜)
レーベル:カクバリズム(DDCK-1065)
発売日:2019年9月18日
□トラックリスト
01. 同じ夜を鳴らす
02. 朝やけのニュータウン
03. 繋がったミュージック
04. ウェザーニュースがはずれた日
05. 周回遅れのダンスホール
06. Interlude (Havana)
07. それはかつてあって
08. 夜明けのメロディー
09. 灯りを分けあおう
10. Interlude (Tokyo)
11. 結局パーティは続く
12. パラダイスの夕暮れ
“思い出野郎 Aチーム”オフィシャルサイト:http: //oyat.jp/
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