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Tokyo News : October 8, 2019 @ 16:30

比叡山延暦寺でゲゲゲ!──『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』



天台宗総本山としておなじみの比叡山延暦寺にて、延暦寺に古くから伝わる妖怪たちと漫画「ゲゲゲの 鬼太郎」との絵画展『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』が、2019年10月12日より大書院にて開催する。


比叡山延暦寺は、天台大師の教えを日本につたえ、教えひろめた 伝教大師”最澄”によってひらかれ、還化されてより2021年の令和3年で1200年をむかえる。

天台宗以外にも、浄土宗の”法然”、浄土真宗の”親鸞”、臨済宗の”栄西”、曹洞宗の”道元”、日蓮宗の”日蓮”などなど、日本仏教史上さまざまな宗派を生みだした、”母なる山(母山)”としてもおなじみだ。

1994年には、「ユネスコ世界文化遺産」に登録されている。


そんな比叡山延暦寺では今回、伝教大師1200年大遠忌を機会に、2012年(平成24年)4月1日から2022年(令和4年)3月末日までの10年間、さまざまな記念事業を開催。

その一環として、この『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』が開催されるコトとなった。



「一つ目僧」


本展は、紅葉見学におとずれた鬼太郎と目玉おやじとねずみ男が、この山に伝わる「七つの不思議な噂」を耳にし、噂の場所を巡りながら、比叡山の妖怪たちに出会うというストーリーで展開。


展示される作品は、歴史ある京都豊和堂の絵師によって、比叡山延暦寺に古くから伝わる妖怪たちに焦点を当て、漫画「ゲゲゲの鬼太郎」 に登場する妖怪キャラクターとのコラボレーションを日本画で実現したモノ。

本展のために、「豊和堂」のアートディレクター兼 絵師 “山田晋也”氏と友禅絵師”平尾務”氏が書き下ろした新作7点をふくめた 約20点にもおよぶ妖怪の日本画が展示されるという。


また、展示の会場となる「大書院」は、国の登録有形文化財に指定され、通常は非公開。

特別な来賓のおもてなしにつかわれたり、不定期での公開はおこなってはいるが、こういった作品の展示とともに一般公開するのは初のコトだそう。


そんな「大書院」をその目で見れて、しかもこの寺につたわる妖怪たちにも出会えるという、またとない機会。

妖怪マニアなら、いや!マニアならずとも必見だ!!






2019年10月12日-2019年12月8日
『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』



「一文字狸」


会期:(前期)2019年10月12日-2019年10月31日/(後期)2019年11月6日-2019年12月8日

開催時間:10:00-16:00
※拝観受付は15:30まで


拝観料(大人・中高生/小学生以下):1,000円/無料
※拝観料以外に延暦寺巡拝料が別途かかります
※当日大書院受付にてお求めください。


『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』オフィシャルサイト:http://oyamanigegege.info/


会場:比叡山延暦寺 大書院
滋賀県大津市坂本本町4220
https://www.hieizan.or.jp/


特典:先着1,000名様 コラボレーションポストカード1枚プレゼント

主催:比叡山延暦寺
協力:京阪ホールディングス株式会社/伝教大師最澄 1200 年魅力交流委員会/西日本旅客鉄道株式会社/豊和堂株式会社/比叡山振興会議/比叡山三者協議会/POSSION HeADS inc. (50 音順)

運営:株式会社オートクチュール京都


□『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』について

・ストーリー
“境内が真っ赤に染まる秋の比叡山延暦寺。 紅葉見学に訪れた鬼太郎と目玉おやじとねずみ男は、この山に伝わる七つの不思議な噂を耳にします。 どうやらそれは妖怪の仕業。 鬼太郎たちは噂の場所を巡りながら、比叡山の妖怪達に出会います。”


□主な展示作品


・「一文字狸」

出没場所:西塔・にない堂
西塔にない堂の修行僧真弁(しんべん)が、素直になれない性格をなおしたくて、たぬきの彫刻をはじめた。ある夜、真っ白な眉毛を一文字にひいた大狸が現れ、「自分のためでなく、仏に仕える身として仏道修行のために千体を彫る願をたてるなら、助けてやろう」と 告げた。心得ちがいに気づいた僧は、それから千日回峰行(せんにちかいほうぎょう)をはじめ、一日の行が終わるたびに一体を彫り、七年目の満願のとき、千体の狸もできあがったという。その千体のタヌキの彫刻は、その後、織田信長の焼き討ちに遭って、失われてしまったと言われています。

・「一つ目僧」
出没場所:東塔・総持坊
延暦寺会館から西廻りに蓮如堂を経て根本中堂に至る途中に、総持坊という 修行道場がある。その玄関に、一つ目・一本足で右手に鉦かねを持った奇怪な僧の絵が掛けられている。これは、元三大師良源の弟子であった慈忍和尚の姿だという。慈忍は、良源のきびしい教えを自ら実践し、他の修行僧にも厳しく指導。死後も比叡山の戒律を守るため幽霊になった。そして夜になると、一つ目・一本足の恐ろしい姿で、鉦をたたいて比叡山をまわり、里へ酒を買いに行こうなどとする不心得な僧たちを懲らしめたという。


□お問い合わせ
株式会社オートクチュール京都
『ゲゲゲの鬼太郎と比叡山の七不思議展』事務局
gegege10121208@gmail.com



©水木プロ ©TOYOWADO


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