TYO magazineトーキョーマガジン

Archive

 

rss 2.0

ブラインドからのぞき見た世の中 : December 17, 2019 @ 17:34

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.313『詐欺的国家集団』



えー、さてー、”桜”ではなく、”令”だったという、、、なんともよく分からない決め方の年末恒例「今年の漢字」披露も、ボンヤリとおわってしまった師走も中旬なトーキョーですが、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


それにしても、
例の『桜を見る会』問題に関するアベちゃん政権側の説明は、
ホントにヒドい状況ですな。

招待客名簿のデータは復旧できないだの、困難だの、
ナンなんだの大さわぎしたあげくの果てには、
「データは復元”しない”」という、
まさかの閣議決定って、、、
「ナンデやねん!?アホか〜!!」のひと言ですよ!ふた言ですが。。。

アノ状況でホントにいいんでしょうかねー?みなさん。

むしろ、そんなクウダラない閣議をヤル前に、
とっととデータを出しちゃいなさいよ!って感じです。


データといえば、
先日、話題になった神奈川県のHDD横流しにおける、
個人データ流出のニュース。

この事件の詳細は、
一応、”データ消去された”あとのHDDを、
リース某社の担当者だったオトコが盗み、
ネットオークションに出品。

しかし、このHDDを購入したIT企業経営の男性が、
“復元ソフトを利用して”確認したところ、
県の公文書と思われるデータが大量に保管されていたコトに気づいた、、、
というハナシなのですが。。。

ココで、アレ!?とおもった方!そうですよ!!
「復旧できるんじゃん!!」というコトなんですよね。

言ってしまえば、
すべてのデータは、
ヨホドのことがないかぎりは
基本的に復旧可能だったというオチじゃないですか!!

ソレを、復旧できないだの、しないだの、わざわざ閣議まで開いて、、、
国家ぐるみのギャグかとおもいましたよ(笑)。

もー笑うしかないですなあ〜。

K-1?だったか、R-1?だったか、、、
某お笑い選手権に出場したら、
“ウーマンラッシュアワー”よりもブラックすぎて、
優勝マチガイ無しかと(笑)。

ウソも休み休みに言え!というか、
ウソは言っちゃいかんですよ!!


そんなギャグの追求のおはなしは、
主権である国民のみなさんと、
野党のみなさんにおまかせするとして、
今回は、年末も11月の末に、桜問題のどさくさにまぎれてシレーっと流れた、
「市販類似薬は保険対象外 医療費抑制のため政府が調整中」というニュースについて。

どんなニュースかといいますと、、、
「全世代型社会保障改革の一環として、
市販の医薬品と同じような効果があり代替が可能な薬(市販品類似薬)について、
公的医療保険の対象から除外する方向で調整に入った。
市販品は全額患者負担だが、病院で処方箋をもらって薬を購入する場合、
自己負担は1~3割で、残りは税金や保険料から賄われる。
政府は自己負担を引き上げることで医療費抑制につなげたい考え」
という内容。

風邪やなんかで病院に行った際、
処方箋をもらいますよね?
ソレで薬局で1~3割の自己負担で処方箋薬を購入できるワケですが、
その効能が”似ている”ものに関しては全額自己負担にするというはなし。

つまり、国の医療費負担が現状大きいから
処方箋薬のなかでフツーに市販されているモノと効能が”似ている”薬に対して、
保険を適用させない、、、
つまり保険の適用枠を狭める方向にすることへ調整するっていう、
トンデモハップンな内容なワケですよ。

コレって、健康保険を支払っているワレワレに対して、
ほとんど国家による詐欺行為ですがな。


ジェネリックもしかり!

このところ薬局に行くと、
ジェネリックをオシススメられる状況をずっと疑問におもっていて、
気になっていていたのですが、
ちょっとオカシくないですか??

効能が類似ってだけで、
実際は違う化学化合物が使用されていたりするワケですからね。

ヒトによっては、
まったく違う効能だったり、
薬効だったりがおこる可能性もなきにしもあらず。

しかも、ジェネリックのおススメのキメゼリフが、
「国の医療負担を減らせます!」って、、、アホか!??

寒くなりはじめ、
風邪やインフルエンザが蔓延する季節到来です。

国の負担を減らしたいがためだけに、
そんなおかしな状況を保険料を払っている国民におしつけようとするって、
バカにしてんでしょうかねー。

ワタクシは薬剤師ではないですが、
市販されている薬と、処方箋で出される薬は、
ぜんぜんちがいますから。


言ってしまえば、安かろう悪かろうですよ。

ナニ考えてんだか。


消えた年金問題もしかりですが、
ホント、「桜を見る会」の予算分、そっちにまわせよ!って感じです。


国民の健康を守るための予算(税金)と、
自分たちの党の支持者を過剰接待するための予算(税金)。

ドチラがムダで負担なお金なのか。。。


とにかく、
今回の保険料適用枠を狭めようという政府の動きの件、
まったくもってトンチンカンで、オカシイんじゃないの??と、
ワタクシはおもいますが、
みなさんは、どのようにかんがえましたか?



小西康陽とプレイボーイズ「井上順のプレイボーイ講座12章 12月 中野の千恵子 ~夕暮れの商店街」



旅路 良



Comments are closed.

Trackback URL