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tokyo feature : December 27, 2019 @ 18:25

トーキョーシティポップス Vol.83──Holy Playboy’s Lecture



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2019年12月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「聖なるプレイボーイ講座」です。


ついに2010年代も終了。

この10年、いろんなコトがありましたねー。

いい思い出、悪い思い出、いいコト、悪いコト、そしてぼんやりおぼえているコト、おぼえていないコト、はたまた妄想までが、走馬灯のように去来します。


そんななか、この末になって女性を泥酔させ、イタズラするとかいう残念でまちがったプレイボーイ気取りなバカなオトコたちが続出、というか浮き彫りになりはじめていますなー。

ナンなんでしょうねー、、、もー動物かよ!って感じです。

ヒトハダ恋しい季節だからって、ムリヤリはいかんぜよ!


そんなワケで、今回は、そんなまちがったプレイボーイ気取りのバカなオトコたちにむけ、「プレイボーイとはなんぞや?」を選曲をもって伝授。


プレイボーイになりたいアナタの指南書的なBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







December『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.83 -Holy Playboy’s Lecture-』






01. 「イントロダクション」小西康陽とプレイボーイズ
『井上順のプレイボーイ講座 12章』



さあて、はじまりました!
はじまりのおわりが。
いやおわりのはじまりだったかな?
トドのつまり、2010年代の終わりのはじまりというコトでして、
まあ、そんな四方山ばなしはさておき、
このところ、酒で酔わせて女性に悪いコトをするバカなオトコ、、、
いや!むしろ酒に酔わせないとできないのか??とにかく多すぎる!
師いわく「そんなヤツはソープへ行け!」ですよ。
今回は、そんなまちがったプレイボーイ気取りのバカオトコたちに向けて
真のプレイボーイズムを伝授すべく、アノ方が立ち上がりました!
「プレイボーイはなるものでも目指すものでもない。
オシャレなジャケットをひっかけるように身に纏うモノ」、、、名言ですなー。



02. 「Bomber」森広隆
『並立概念』


コチラ、”吉沢ダイナマイト.JP”さんが、
タワレコ40周年企画spotify「Japanese Soul」プレイリストで選曲していて、
知った曲。
シンガーソングライターの”森広隆”さんによる、
“たっつあん”こと”山下達郎”のカヴァーですな。
このベースのブリッブリ感がハンパないアレンジがホントにヤヴァい!
そして、ギュインギュイン泣くエレキギター、
さらに彼のハイトーンながらソウルフルでチカラづよいヴォーカルもまたヨシです。
オトコ臭さ満点!



03. 「Mellow Saxophone」たをやめオルケスタ
『緞帳プレリュード』



そして、オトコ臭いサウンドながら、
バンドメンバーが全員オンナという、
オンナだらけのトロピカルビッグバンド”たをやめオルケスタ”。
彼女たちによるノリノリのブロウしまくるサックスがたまらない、
コチラの曲を。



04. 「報道の自由」BARON
『来し方行く末』


ヴォードヴィリアンの”バロン”くんによる、
ちょっと社会派な曲。
ここ数年で、ホントに報道に自由のない国になりつつある我が国。
オトコなら黙って反体制スタイルですよ!
ちなみに”バロン”くん、2020年から芸名を”上の助 空五郎”に変更するとか、、、
さすがやね(笑)!



05. 「CLIMAX NIGHT (Happy Telephone Remix)    」Yogee New Waves
『CLIMAX NIGHT』


ヨギーのビックヒット曲「CLIMAX NIGHT」。
そのHappy Telephone Remixだそう。
角舘くんの声が電話口?なのかな??的な不思議なヴォーカルに、
バッグサウンドも不思議なヘタウマ感のあるエレクトロ。
意外とコッチの感じも好きだったりします(笑)。



06. 「グーニーズ2 – world 1」Nintendo Entertainment System
『Best Of Nintendo Music』


オトコはだまって冒険に出ろ!
そんな言葉がいまだにワタクシの胸のなかにありまして、、、
冒険といえば、、、映画『グーニーズ』。
マイキーとその仲間たちによる、
海賊”片目のジャック”の秘宝を探す冒険劇。
コチラはそのファミコンことファミリーコンピュータ版のサントラ(笑)。
サウンドは、もちろん”シンディー・ローパー”の
「グーニーズはグッドイナフ(The Goonies ‘R’ Good Enough)」、、、
の8ビットサウンドです。
コレ、最高(笑)!



07. 「Holy Night Tuxedo」一十三十一
『Pacific High / Aleutian Low』


2010年代を象徴するシティポップディーバ、
“一十三十一”ちゃんのアーバンメロウなコチラ。
プレイボーイといえば、やはりタキシード。
いやはや、オトコたるものアーバンに生きたいモノですなー。



08. 「Faster Than The Sun (feat. カベヤシュウト)    」VIDEOTAPEMUSIC
『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』


2019年のリリースのなかでも個人的に上位にある
“VIDEOTAPEMUSIC”くんのアルバム。
コチラは、odd eyesのヴォーカリストであり、
DJの”whatman”としても活動している”カベヤシュウト”をフィーチャーした、
いわゆるのポエトリーリーディング。
バックのサウンドもさることながら、
詩の内容もいい感じです。
やはりプレイボーイたるもの詩人であるベキ!



09. 「ある愛の記憶」BLUE FILM
『ザ・スウィング』


コチラ、某社ことクラブキングが製作した、
いわゆるの蛇男的なアレです。
おフランスノワール感あふれてますが、
ドコでナニをしたか?という、、、
しかも女性の声がナゼか北方面の”なまり”が(笑)。
プレイボーイたるもの笑いあってナンボのもんじゃい!です。



10. 「第6章 セックス」前田憲男とプレイボーイズ
『プレイボーイ講座12章』


元祖プレイボーイ講座!
昭和を代表するプレイボーイこと、
故”三遊亭円楽”師匠(5代目)によるありがたいアノお話。
世のオトコたちよ、かしこまって聴け!



11. 「I Love You」宇多田ヒカル
『Blue ~ A Tribute To Yutaka Ozaki』


コチラ、2004年にリリースされた”尾崎豊”のカヴァー集から、
“宇多田ヒカル”が「I Love You」をカヴァー。
サウンドがピアノだけというアレンジですが、
コレが大きめな音量で聴くとかなり効きます。
このカヴァーを聴くと、
宇多田がどれだけスゴいヴォーカリストか!
というコトがよくわかりますな。
ちなみに2020年は、
初頭から『尾崎豊を探して』というドキュメンタリーが公開されたり、
亡くなってから28年、、、って、記念的にはちょっとアレですが、
なんとなく尾崎イヤー。
そんなコトもあり、タンスの奥から引っぱり出してきたオトコの音をドーゾ。



12. 「(THEY LONG TO BE) CLOSE TO YOU」BTB
『BACK TO BASIC ~俺とお前篇~』


“バート・バカラック”のアノ名曲を、
日本を代表するヴォコーダーヴォーカリスト”BTB”が、
ビヨ〜ンという感じでカヴァー。
ジャパン的には”カーペンターズ”版の方がおなじみですかね?
なんだか、この季節に聴きたくなっちゃうんですよ。
涙ナシでは聴けない、永遠の、まさにエヴァーグリーン。



13. 「Slow Motion Town」Ovall
『Ovall』


黒汁まみれの3ピースバンド”Ovall”のファーストアルバムから。
メロウながらも、ヒシヒシと伝わってくる、
ロイクーなグッドヴァイヴス。



14. 「雪に添う靴の跡、あのつく嘘に消ゆ」加藤千晶とガッタントンリズム
『嘘つきと音楽のはじまりに』


彼女のキュートでアンニュイな声と、
楽団的なサウンドがホントにマッチして、
いいんですよねー。
このアルバム、おススメです!
歌詞の内容、よく聴いてね!



15. 「LAST STEP」山下達郎
『COME ALONG』


ラストステップはやはりこの方に。
“山下達郎”さんの「LAST STEP」。
カレの好きなドゥ・ワップサウンドを取り入れたグッドアレンジですな。
年末感があります。
いいオトコはいつも”ラストステップ”ですよ!



16. 「12月 中野の千恵子 ~ 夕暮れの商店街/(お世話になりました)    」小西康陽とプレイボーイズ
『井上順のプレイボーイ講座 12章』


イヤー、このテキトー感、、、たまらんですなー。
プレイボーイたるものある程度テキトー感がないと。。。
まさに、オシャレなジャケットをひっかけるように身に纏ったシャレ者、
“井上順”であるベキ。
そんなワケで、2019年、いや2010年代もお世話になりました!
2020年代もお世話してください(笑)!!
ジャーニ〜!



※選曲は、基本的にCDやダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。




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