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tokyo feature : April 30, 2020 @ 00:30

トーキョーシティポップス Vol.87──Share the Light



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2020年4月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「灯りを分けあおう」です。


しかし、新型コロナッチ、、、世界各国が苦戦していますねー。

ニュージーランドぐらいですかね?外出制限の緩和までいったのは。

とはいえ、警戒は怠っていないようですので、実質はまだ制限中という感じみたいですが。


そういえば、個人的な感想ですが、この外出自粛のお陰で、インターネット族が爆発的に増加したように感じます。

サイトへのアクセス数が異常に増加しているんですよ。

もちろん、幣誌だけのハナシではないとおもいますが、ECサイトの売り上げも上昇しているようです。


アフターコロナの世界が、コレで一気に変化してしまうのはたしかでしょうねー。

働き方も買い物もすべてネットの世界へと舵がきられるコトはまちがいないですから。

中心はネットになるとおもいます。

って、日本はだいぶ遅い方なんですけれどねー(笑)。


それにしてもまだ3週間なのか、もう3週間なのか、時間的なアレがまったく分からなくなってます。

全国的に、感染者数もまだまだ増加の傾向をみせているので、おそらく『緊急事態宣言』は延長されるのかなーと、考えてはいますが、どんなもんでしょうか?


まあ、今回も家にいる時間をいかにたのしく、マターリユターリと過ごせるような、、、そんな落ちつくチルチルミチルサウンドを選曲しました。


毎日をとにかくなんとかぼんやりぼんぼん過ごすための、アナタのチルアウトBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。







April『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.87 -Share the Light-』





01. 「突然の贈りもの」大貫妙子
『ゴールデン☆ベスト ~RCA Years 1978-1984』


1978年リリースのサードアルバム『MIGNONNE』から、
この曲でスタートです。
時勢感、、、出してます(笑)。
とにかく、自然界からの突然の贈り物に、
人間どもはひっちゃかめっちゃかですな。
まあ、メロウなこのサウンドと大貫さんのスバらしいヴォーカルで、
マッタリユッタリとリラックスでもしましょう。



02. 「ただの春」保利太一
『ゆとり』


いやー、ただの春なんですけれどね、、、
ただごとじゃない春になってしまった2020年。
そんなワケで”保利太一”くんのこの曲を。
曲調は明るいのに、
なんともセツナイ歌詞がかなりココロに沁みます。。。



03. 「ばかのうた」星野源
『ばかのうた』


例のあのコラボとも言えないコラボのせいで、
もはや説明不要の有名人となってしまった”星野源”くん。
コチラはカレが2010年にリリースした、
ソロのファーストアルバムから。
なんともほっこりとバカになれるこの曲を。
深い意味はないです(笑)。



04. 「ポポンの歌」村上ゆき
『おんがえし』


コチラ、”村上ゆき”さんによるカヴァー曲。
もともとは、
塩野義製薬(現 シオノギ)のクスリ「ポポン」のために、
1955年につくられた曲で、
オリジナルは元祖コマソンの女王”楠トシエ”さん。
作詞作曲は”三木鶏郎”。
“楠トシエ”さん、サロンパスのCMも歌っているのですが、
年代的に聴いたコトがあるヒトは、、、少なすぎかもですね。
まずは、元気になるクスリ「ポポン」で世の中も元気に!
という意味もふくめ、、、
ヒロポンではありませんので、あしからず(笑)。



05. 「In your 徒然」illiomote
『SLEEP ASLEEP…。』


これからの2020年代を騒がすであろう、
池袋出身のガールズユニット”illiomote”。
いろんなジャンルがごっちゃ混ぜの、、、
ニューウェイヴというか、オルタナというか、
そのブレンド具合のセンスがすばらしいです。
これがスタンダードな世代なんでしょうねー。
タイトルの徒然ってのもいい感じ。
イケブクラ—なアナタも、
そうじゃないアナタも徒然なるままに!



06. 「Taru Wo Shiru feat. Blumio」EVISBEATS
『PEOPLE』


日本を代表するトラックメイカー”EVISBEATS”氏のアルバムから、
ドイツ出身の日本人ラッパー”Blumio”をフィーチャーした「Taru Wo Shiru」を。
2人のゲンダイ女性のナイものネダリを描いた、
ちょっと不思議なラップの世界。
コレが、現状のニッポンコロナッチ社会っぽくって選曲。
日本語にすると”足るを知る”というコトだそう。
意味はググってネ。



07. 「From 喜怒哀楽」スチャダラパー
『シン・スチャダラ大作戦/S盤 特典CD「ゆったり畳で和みスチャ」インスト盤(和楽器)』


デター!
先日リリースされたばかり、
スチャダラパーのデビュー30周年記念アルバム『シン・スチャダラ大作戦』。
コチラはS盤に収録されている、
「From 喜怒哀楽」の和楽器 de インストカヴァー。
コチラもいまのニッポンコロナッチ社会の現実っぽい感じで選曲です。
まあ、いろんな状況が重なって、
喜怒哀楽がハゲしくなってしまうのは仕方がないのですが、
和楽器の音色を聴いて、
ボンヤ〜リ、マッタ〜リしてくださーい!
というコトで。



08. 「恋するふたり(Strings Fever Ver.)」大滝詠一
『NIAGARA TV Special Vol.1』


コチラも今年2020年にリリースされたばかりの、
“大滝詠一”さんデビュー50周年記念盤『Happy Ending』の
DISC2『NIAGARA TV Special Vol.1』に収録された、
「恋するふたり」のインストストリングスバージョン。
JALジェットストリーム感もあって、
なんだか大空を飛んでいるような、
そんなおおらかな気持ちになれます。
まあ、気持ちを落ちつかせましょうー!



09. 「一杯のコーヒーから」雪村いづみ
『雪村いづみスーパー・ジェネレーション』


昭和の音楽人”服部克久”の曲を、
昭和の歌姫”雪村いづみ”さんと、
バックバンドに”キャラメル・ママ”をフィーチャーした、
超グッドアルバムから。
まあ、コーヒーでも飲んで、
マッタリしましょうか?的な感じですよ。
って、たぶん、ワタクシがいちばんイライラしているのかも(笑)。



10. 「君の声が聞きたい」蠣崎未来
『路傍の唄』


コチラは、2018年にリリースされた、
“蠣崎未来(かきざき・みく)”さんのファーストアルバムから。
ステイホーム週間も長くなって、
なかなか友人たちとも会えない日々、、、
アレ!この一節は例のコラボ動画でも
使われちゃっていましたが、
まあ、みんな想いは同じってコトでね。
とにかく、声が聞きたいのです。



11. 「Feel Like Making Love」Yuji Ohno & Lupintic Five
『Feelin’ Good』


泣くコも黙る!ジャズメン”大野雄二”さんのアルバムから。
大名曲「Feel Like Making Love」のインスト&ジャズアレンジ、
そしてライトメロウなカヴァーです。
オリジナルは、75年にリリースされた”ロバータ・フラック”の曲。
大野さんのアレンジは、
どうしてもルパンサウンドに聴こえちゃいますね。
でも、いいカヴァーなんです。



12. 「千の風になって」ASA-CHANG エマーソン北村
『エロス』


キマしたネ!
日本を代表する2大ミュージシャンによる、
日本を代表するアノ曲のカヴァー。
マッタリスカ&ダビーなアレンジがたまりません!
フィーチャリングゲストヴォーカルは小島麻由美。
途中から入ってくるアンニュイな声がまたいい!!
ナンだか涙が。。。



13. 「マイ・ウェイ」美空ひばり
『Hibari Sings JAZZ & STANDARDS』


もう説明不要のスタンダードナムバーですな。
“フランク・シナトラ”のバージョンが有名ですが、
原曲は1967年の”クロード・フランソワ”による、
フランス語の歌「Comme d’habitude(コム・ダビチュード )」。
英詞版は”ポール・アンカ”なんですよねー。
コチラは、ひばり嬢によるライブバージョンですが、
拍手の間から聞こえる黄色い声援がスゴいです。
とにかく、いま聴くべき名曲のひとつだと思うんですよねー。



14. 「灯りを分けあおう」思い出野郎Aチーム
『Share the Light』


今回のタイトル曲です。
現状のコロナ渦で窮地に追いこまれたライブハウスを救うために、
クラウドファウンディングを立ち上げたり、
勢力的に救済活動も行なっている彼ら。
とにかく、”灯りを分けあおう(Share the Light)”ですよ。
ナゼだか涙が止まらない。。。



15. 「月の光」田ノ岡三郎    はるのきざし
『Traditional』


最後は、アコーディオン界のサブちゃんこと、
“田ノ岡三郎”さんによるドビュッシーのカヴァーですな。
この曲、DJの”松浦俊夫”さんが必ずと言っていいほどDJの最後に流すので、
松浦さんに「マネじゃん!」と言われてしまいそうですが(笑)。
地上はワサワサしていますが、
空では月がただただ輝いているのです。
そんな月の光をみなさんにシェアします!



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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