Daily Life w/ Music : October 2, 2020 @ 19:21
FILE 459 碧海祐人 『逃避行の窓』
ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。
FILE 459 碧海祐人 『逃避行の窓』
愛知を拠点に活動しているシンガーソングライター”碧海祐人(オオミマサト)”が、ファーストEP『逃避行の窓』をリリースした。
昨年2019年12月にファースト配信シングル「秋霖」をリリースし、注目を集めた気鋭の新人、”碧海祐人”。
今回、「秋霖」をふくむ7曲を収録した自身のファーストEPとなる『逃避行の窓』をリリース。
コレがねー、、、有無を言わせず全体的にホントにヤバいいちまいなのだ。
そんななかからオススメは、、、
「夕凪、慕情」。
このブルー感というか、
日が落ちかけの青とオレンジとグレーが混ざった、
そんな空の色が見える感じ。
そして、全体的な気だるい雰囲気というか、
ファルセットなヴォーカルといい、
タイトなドラムによるメロースウェイビートといい、
フワフワなウワモノといい、
ライトでメロウなマッドネスが最高すぎな一曲。
しかし、なぜ”左目”なんだろ?
そして、コチラもメロウながらもハネたドラムが気持ちいい「Comedy??」。
控え目なのにココロに響くサックス、
そこからのサビにワビを感じる。
一瞬の間をつくるレコードのスクラッチっぽい演出もナイス。
あ、もしかしてコレって、、、
レコードで演奏しているように聴かせているのかな?
とにかく、すべてがとても気持ちのいいバランス。
さらに、コチラもメロウビートに、
スモーキーでくもった感じの「Atyanta」。
ワウの効いたキーボードと、
うつくしいギターのメロディーがホントにすばらしい。
というコトで、
季節的にピッタリなメロウサウンドの「秋霖」といい、
収録されているすべてがメロウで暗い曲ながらも、
ゆっくりとココロに引っかきキズをつくられている感じで良すぎ。
いわゆるひとつのサウダージないちまいなのだ。
碧海祐人
『逃避行の窓』
価格:1, 500円(税抜)
レーベル:ウルトラ・ヴァイヴ(VBCD-0107)
発売日:2020年9月9日
□トラックリスト
01. Tragedy(intro)
02. 夕凪、慕情
03. 残照
04. 裏窓(interlude)
05. Comedy??
06. Atyanta
07. 秋霖
“碧海祐人”オフィシャルツイッター:
https://twitter.com/masat_o_mi?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
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