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tokyo feature : December 30, 2020 @ 16:37

トーキョーシティポップス Vol.95──Favorite place And Favorite time



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2020年12月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「好きな場所、好きな時間」です。


あっという間に2020年も終わりです。

いろいろな人が亡くなったり、
いろいろな事件がおこったり、
いろいろな出来事がおこったり、
いろいろな戦争がおこったり、
そして、いろいろなクソみたいな会見があったり。。。

いろいろあったハズの2020年ですが、
結局南極、ほとんどアレとアレのふたつくらいしか記憶にないという、
政治家なみの記憶力になりつつありますなー。

ホント、このコロナ騒動のおかげで、
なんとも時間の感覚がおかしくなってしまいましたよ。


まあ、とりあえずはこのスタイルが2021年のニュースタイルととらえながら、
あたらしいコトをスタートさせていきたいなとかんがえておりますので、
来年もナニのトゾでヨロシクお願いしたいものです。


そんなワケで、
今回の「トーキョーシティポップス」は、
あらためて自分の好きな場所と好きな時間を探さないといけなくなってしまった2020年。

この一年、ずっと思っていた、かんがえていた個人的な気持ちと、
歌詞だったり、タイトルだったり、サウンドが共鳴したようなサウンドをご紹介します。


いい場所といい時間をあたえられるアナタための豊かなBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






December『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.95 -Favorite place And Favorite time-』






01. 「Welcome to my room feat. Ryohu & 土岐麻子」DJ HASEBE
『Wonderful tomorrow』


いいオトコ、”Ryohu(呂布)”くんと、
いいオンナ、”土岐麻子”ちゃんをフィーチャーした
“DJ HASEBE”さんのデビュー30周年アルバムから。
まあ、アットホーム的なアレもつづいているコトですし、
いい場所、いい時間はドコにだってある、
という感じで、2020年最後のトーキョーシティポップス、
まずはこの曲からスタート。



02. 「月の満ちかけ」月の満ちかけ
『月の満ちかけ』


“今井カズヤ”と”熊谷あすみ”のふたりによる、
新世代ポップスユニット”月の満ちかけ”。
彼らがリリースした7インチアルバムから。
往年のシティポップファンをムダにウナらせる、
ナイスでグッドなバンドサウンド。
さわやかさとドキドキ感が止まらないアレなサウンド。



03. 「These Nights」Michael Kaneko
『ESTERO』


月と言えば、、、夜。
そんなワケで、夜のハイウェイ感あふれるコチラを。
疾走感あふれるビートとココチ良いギターのメロディ、
そして”Michael Kaneko”くんのいい声ヴォーカル。
いい時間ですな。



04. 「℃apital ℃ity ℃rawl」Magic Drums & Love
『Hurricane Upsetter』


マジドラのアルバム『Hurricane Upsetter』から、
完全に”竹内まりあ”の「戻っておいで・私の時間」オマージュからはじまって、
からの〜、「TO SHY SHY BOY」的な(笑)。
いろんなカルチャーがゴチャっとつまっている、
いや!むしろ煮詰まっている、
そんなナイスなライト&メロウ。



05. 「fncy taxi(skit)」FNCY
『FNCY』


ラッパーの “ZEN-LA-ROCK”と”鎮座 DOPENESS”、
そしてシンガーでトラックメイカーの”G.RINA”の3人によるヒップホップユニット”FNCY”。
彼らのファーストアルバム『FNCY』に収録されている寸劇的なコチラ。
こういうアレって、
“YMO”のアレとか、
蛇オトコショウ的なアレとか。
でも、けっこうキライじゃなかったり(笑)。



06. 「世界は変わらないから」Furukawa Sarah
『THE RANDOM BIRD』


さて、2020年、個人的に超オススメの彼女。
この感じって、
ココチ良すぎて寝ちゃう感じだけれど、
「時々言葉の力は言葉を超えるから」、、、
そうそう!そうなのよ、そうなのよー!と、
ただただうなずきながら聴き入ってしまう超ヒーリングサウンド。
歌詞がね、いろいろ応援してくれちゃうアレで、またヨシ。



07. 「遂に」Emi Meyer
『PASSPORT』


“エミ・マイヤー”さんの日本語歌詞オンリーのアルバム『PASSPORT』から。
超ド級のバラードですが、
歌詞の意味だったり、
彼女のピアノのサウンドだったり、
ココロに浸透しちゃうのであります。
いろんな意味で「遂に」的だった2020年。
それにしても「遂に」って、
なかなか歌のタイトルとしてはメズらしいかな。。。
たぶん、「Finally」、、、から来たの?かな(笑)??



08. 「日本の人」HIS
『日本の人』


なんだかんだ言っても、
我々は日本人なんだなーと、
思う場面の多かった2020年。
しかし、あらためて”忌野清志郎”と、
“坂本冬美”のツインボーカルって、
すさまじい破壊力を感じますね。



09. 「インストバンド」SAKEROCK
『Songs of Instrumental』


“SAKEROCK”のなかでも、この曲はオススメ。
“ハナレグミ”の永積くんがヴォーカルに入った、
「インストバンドの唄」という唄バージョンもありますが、
2020年はこんなインストの方がマッタリとあってるかな。



10. 「People」EVISBEATS
『PEOPLE』


2020年はヒトとヒトのつながりの大切さを、
あらためて感じた一年でした。
そんなコトもあり、
最後に”EVISBEATS”氏の「ありがとうございましたー!」という声が、
ホントに「ありがとうございましたー!」的な意味もこめての選曲。



11. 「サニーサイドメロディー」EGO-WRAPPIN’
『ROUTE 20 HIT THE ROAD』


あらためて、2020年は自分の好きな場所と好きな時間を探すという年だったなと。
そして、そこでどのようにいい時間、いい場所として過ごせるかを、
つきつめられた感じがしてならないのですよ。
そんなこともあり、いい時間をアナタにあたえてくれるこの曲をドーゾ。



12. 「Stork(Instrumental)」VIDEOTAPEMUSIC
『The Secret Dub Life of VIDEOTAPEMUSIC』


ここ数年、”VIDEOTAPEMUSIC”くんのサウンドをよく聴いています。
90年代前半の”U.F.O.”のサウンドを聴いたときの衝撃を、
あらためて感じさせてくれるというのもありましてー。。。
コチラは、彼のアルバム『The Secret Life of VIDEOTAPEMUSIC』を、
インストダブにして、再構築したアルバムから。
“折坂悠太”がヴォーカルのオリジナルもいいですが、
インストダブバージョンのコチラも素晴らしい。
元のトラックがいいっていうのは、
やはり音楽にとってかなり重要ですなぁ。



13. 「心から好き」ナツ・サマー
『HAYAMA NIGHTS』


意外とコンスタントにアルバムや作品をリリースしている、”ナツ・サマー”先生。
葉山をコンセプトにしたアルバムから、
スティールパンの音色とサックスのブロウが気持ちいいアーバンレゲエなコチラを。
いろいろ思い出す夏の夜、、、ってな感じですな。



14. 「逢いたくて逢いたくて」なかの綾
『ずるいひと』


今年はいろいろとあった綾ちゃん。
と、書くと悪い方面で捉えるヒトもいそうなのでアレですが、
いい方面です。
そんなワケで、彼女がカヴァーしたコチラとともに。
オリジナルは1966年の”園まり”のシングル曲。
なんか、昭和 de セツナな歌詞とメロディがシミったれていて、
またいいのですよ。



15. 「ずっと一緒さ」山下達郎
『Ray Of Hope』


2020年も終わり。
今年も最後から2番目はやはりこの方ですな。
“ヤマタツ”こと”山下達郎”さん。
ずっと一緒さ、、、
2020年はこのコトバにつきます。



16. 「いつでもよんでよ」Gentle Forest Jazz Band
『ハイ・プレゼント』


コチラは、エンドロール的な選曲。
2020年は1年を通した喜劇だったとしか思えないワケですよ。
それは政治的な部分もあり、風俗的な部分もあり、
ニッポン全体、いや世界全体を通して、マルッと喜劇。
喜劇といえば、”三谷幸喜”かなーということで、
三谷映画のエンドロールって、
だいたいこういうビッグバンドジャズなんですよねー。
もちろんそれは”チャーリー・チャップリン”や”ハロルド・ロイド”しかり、
“ディック・ミネ”や”ザ・ドリフターズ”、もちろん”志村けん”なんかもそうですし、
喜劇とジャズって切っても切れない関係があったりします。
そんでもってこんなエンドロールで、
みなさんともお別れです。

2021年もユーモア全開でいい音楽を選曲&ご紹介していきますので、
どうぞよろしくお願い申し上げますー!



※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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