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Daily Life w/ Music : January 19, 2021 @ 01:17

FILE 465 V.A.『和モノA to Z PRESENTS “BLOW UP” TRIO編』


ディスクレビュー コーナー『日々是音楽』では、”トーキョー マガジン”が最新の音楽情報を独断と偏見で、自信を持っておススメするいちまいを紹介していきます。




FILE 465 V.A. (SELECT & MIX BY DJ CHINTAM)『和モノA to Z PRESENTS “BLOW UP” TRIO編』


シブヤのレコード屋&バー「BLOW UP」の”DJ CHINTAM”氏による初のオフィシャル和モノミックスCD『和モノA to Z PRESENTS “BLOW UP” TRIO編』が、待望のリリースを果たした。


ディスクガイドとしておなじみ究極の和モノ辞典 『和モノ A to Z Japanese Groove Disc Guide』を手がけ、まさかのクリティカルヒット。
そして、さまざまなレコードマニア、レコードフリークスたちが夜な夜な集うシブヤの良心こと「BLOW UP」の店主であり、レコードバイヤーの”DJ CHINTAM”氏。


現在の空前の和モノブームの仕掛人のひとりでもある彼が、『和モノ A to Z』と「BLOW UP」のタイアッププロジェクトとして、70年代を中心に良質なジャパニーズジャジーグルーヴを輩出していたスーパーレーベル「TRIO Records」の音源を、鬼の一発録りでセレクト&ミックス。


まあ、ミックスCDなのでね、オススメは全体を聴いてもらって、”流れ”というか”グルーヴ”をその肌で感じてもらうコトがいちばんなのだが。。。

あえて書くと。

“左とん平”の永遠のファンクアンセムとしてもおなじみ、
「とん平のヘイ・ユウ・ブルース」からはじまって、
“内海利勝&V.G.T.FIRST”の「Sunshine Blue Skies」までの、
言ってしまえばファンキー&アーバンセンセーションスタイルの前半。
テープで言うとA面的な、いやまさにエイメン(アーメン)的サウンド。

そして、”岩城滉一”の「Turning Point イントロダクション」からはじまり、
“村上寛”の「Baby, It’s Trival」でおわる、
ドープ&ディープなジャジーグルーヴスタイルの後半、
というかB面的なクール&ダウンなサウンドに分けているのかなと。

この相反するようで、相互に共振するふたつの展開というか、
A面からのB面への流れがまたいい感じだったりする。


そんなわけで、このファンキーでグルーヴィーなジャパニーズレアグルーヴ。
ぜひともその耳で、そしてその肌で体感してみて欲しい。








V.A. (SELECT & MIX BY DJ CHINTAM)
『和モノA to Z PRESENTS “BLOW UP” TRIO編』




価格:2,000円(税抜)
レーベル:SOLID/TRIO(CDSOL-1945)

発売日:2020年12月23日


□トラックリスト
01. とん平のヘイ・ユウ・ブルース(左とん平)
02. 誰にもある事(トメ北川)
03. 哀愁の協奏曲(ローズ・マリー)
04. 気まぐれパーティー(小坂忠 & ウルトラ)
05. 御用心(稲村一志と第一巻第百章)
06. センチメンタル・ニューヨーク(COOLS ROCKABILLY CLUB)
07. サテンドレスのセブンティーン(かまやつひろし)
08. 氷の世界(マキシマム)
09. 鳩(中山千夏)
10. ディスコチック六本木小唄(藤沼千美)
11. たそがれの御堂筋(坂本スミ子)
12. I’m Just A Little Ordinary Girl(宮本典子)
13. I Love Talkin’ ‘Bout Baby(酒井俊)
14. Sunshine Blue Skies(内海利勝&V.G.T.FIRST)
15. Turning Point イントロダクション(岩城滉一)
16. ハートブレイク・ハイウェイ(宮内淳)
17. 弾丸列車(南佳孝)
18. あしたてんきになれ(マキシマム)
19. Owl Flight(KEEP)
20. September Guest(鈴木良雄)
21. Blue Marine(今田勝)
22. Mysterious Jump(植松孝夫)
23. American Tango(辛島文雄)
24. Baby, It’s Trival(村上寛)


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