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tokyo feature : July 29, 2021 @ 15:39

トーキョーシティポップス Vol.102──Lost Summer ‘21



アナタのデスクトップライフを、ちょっとだけ楽しくするサウンドデザイン「トーキョーシティポップス」。


日本のシティポップスを中心に選曲した、ハイセンスな架空のコンピレーションアルバム『Japanese Soul for Tokyo City Pops』を、その月のテーマをもって選曲し、お贈りしていきます。


2021年7月の「トーキョーシティポップス」のテーマは、「夏をあきらめて ‘21」です。


ナツ到来!
というコトで、ツーナーを満喫できるかとおもいきや、
まさかの感染爆発。

トーキョーの緊急事態宣言も2021年8月22日まで(予定)と、
終わったときには、すでにナツも終わるという、
まさに緊急事態となっている2021年のナツ。


それにしても、暑い。。。

猛暑を超えて、気が狂いそうな酷暑ですな。


そんな酷暑のナツをすずしく、そしてたのしく、ステイホーム&リモートワークのお供となるような、家飲みのBGM的な、そう!アナタのホーム的なBGMとなれば、コレ幸い。

ぜひ、あたらしい音楽との出会いをたのしんでください。






July『Japanese Soul for Tokyo City Pops Vol.102 -Lost Summer ‘21-』






01. 「SUMMER BLUE」ブレッド & バター
『Late Late Summer』


夏、夏、、、夏なのにブルー。。。
そんなブルーなサマーに聴きたいのはやはりコレ!
“ブレバタ”こと”ブレッド&バター”の「SUMMER BLUE」ですな。
1979年にリリースしたアルバム『Late Late Summer』から。
空だけが青い。。。



02. 「Young Lovers Rock」FRISCO
『Good Night, Sleep Tight, Young Lovers』


Rocksteady&Reggaeバンドの”FRISCO”。
彼らが2011年にリリースしたアルバム『Good Night, Sleep Tight, Young Lovers』から、
メロウなロックステディが気持ちいいインスト曲「Young Lovers Rock」を。
夏、、、なんだけれどなぁー。。。



03. 「呑んでねぇ」モッチェ永井
『V.A./こだまレコード 1』


やはりコレでしょ!
昨今の酒類提供中止を受け、
もーね、”モッチェ永井”氏のこの曲しかないですよ。



04. 「たしかなこと」SKA LOVERS
『LOVERS SKA ~Sing With You~』


“小田和正”の名曲を、
“DJ SASA”と実力派沖縄民謡歌手”堀内加奈子”のユニット”SKA LOVERS”が、
ナイスなラヴァーズでカヴァー。
夏、、、なのにさ。。。



05. 「渚のアンラッキーボーイズ」いとうせいこう
『BODY BLOW』


“いとうせいこう”さんのレゲエサウンド「渚のアンラッキーボーイズ」。
アルバム『BODY BLOW』には91年のCD版に収録。
ハイトーンヴォイスと、切ないメロディ、
ラヴァーズロックでだビーなトラックがたまらない夏チューン。
“ヤン富田”さんプロデュースですな。



06. 「カントリーロード」栗コーダーカルテット
『ウクレレ・ジブリ』


1995年のジブリ映画『耳をすませば』のサントラで使用されたこの曲を、
リコーダーとウクレレで超ユルユルカヴァー。
オリジナルは”ジョン・デンバー”の1971年。
もーねー、、、このいい感じに力の抜けた感じがホントにたまらないのですよ。
酷暑とも言われる2021年夏を乗り切るための、
ぼんやりサウンドな処方箋。



07. 「スプリンクラー」矢野顕子
『SUPER FOLK SONG』


“ヤマタツ”こと”山下達郎”さんの隠れた名曲「スプリンクラー」を、
アッコちゃんこと”矢野顕子”さんが、
ピアノの弾き語りでカヴァー。
スッと涼しい風が吹いてきそうな透明感というか、
ザッと降る夏の激しい雨感がなんとも涼しいクールミュージック。



08. 「サマージャム’95」U-zhaan×環ROY×鎮座DOPENESS
『たのしみ』


スチャダラパーのロ〜ングアンセム、「サマージャム’95」を、
タブラ奏者の”U-zhaan”、ラッパーの”環ROY”、そして”鎮座DOPENESS”の3人でナイスな脱力カヴァー。
まだ7月なのに、
ホント暑いので、
これくらいユルいタブラのトラックが気持ちよすぎなのですよ。



09. 「Magic Wand Of Love」United Future Organization
『No Sound Is Too Taboo』


1994年にリリースされた、
“United Future Organization”のアルバム『No Sound Is Too Taboo』から。
このアルバム、ホント「名盤かよ!」というくらいの名盤。
全曲、サイ&コーなのですが、
そんな中から”Kellee Patterson”がボーカルで参加したコチラを。
ナツーなグランドビートに、
クチャクチャのカッティングギター、
そしてピアノのリフ、
すべてのバランスが素晴らしいサウンド。
ちょうどアシッドジャズブームもまた来そうですなー、
というコトで。



10. 「かげろう」ケンネル青木
『SOUR SWEET』


スティールパン奏者の”ケンネル青木”さんの、
アーバンでジャジーなサウンドが本当に素晴らしいアルバム『SOUR SWEET』から。
スティールパンの音がホントに夏、ですなー。



11. 「渚」コトリンゴ
『picnic album 1』


スピッツの1996年の名曲を、
透明感溢れる”コトリンゴ”の声と、
疾走感あるピアノとストリングスの絡み合いが素晴らしい一曲。



12. 「(You Are) More Than Paradise」Port Of Notes
『TWO』


コチラ、”畠山美由紀”と”小島大介”のふたりユニット”PORT OF NOTES”のボッサな代表曲。
1999年に発表された名曲中の名曲を、
結成25周年を迎えた彼らが、
12年ぶりとなる待望のニューアルバムで再録。
ギター一本でのカヴァーなので、
オリジナルよりもさらにサウダージ感が倍増ね。



13. 「夏をあきらめて」研ナオコ
『研ナオコ ベスト・コレクション32』


1982年にリリースされた”研ナオコ”の代表曲で、
サザンオールスターズのカヴァーですな。
このポップでサウダージなサウンドながら、
“研ナオコ”の浮き沈みのないヴォーカル。
鼻声マジックのサウダージ感がたまらないのです。

そんなワケで、
散々夏っぽい曲を選曲しておきながら、
いろいろあきらめちゃうナツな感じです。。。




※選曲は、基本的にアナログレコードやCD、ダウンロードなどで入手できるものを中心としておりますが、廃盤などにより手に入らない場合がございます。
あらかじめご了承ねがいます。


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