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ブラインドからのぞき見た世の中 : August 14, 2021 @ 19:13

ブラインドからのぞき見た世の中 VOL.352 『76年めの世界大戦』



えー、さーてー、全国のコロナッチの感染者数が約2万人になりつつある、ニッポンの今日このごろ、みなさま、いかがお過ごしでしょうか?


それにしても小田急線刺傷事件、、、
ヒドいですよねー。

自称ナンパ師だったという犯人の36歳のオトコによると、
切りつけた女性は勝ち組に見えたとか。
さらに「ダレでもよかった」「大量に人を殺したかった」、、、ってさぁー、
もー救いようがナイですよ。

そんなクソみたいなアタマで考えた、
理由にもならないクソみたいな理由で、
10人ものヒトを巻き込むなんてありえない。

しまいには車内に放火しようとサラダ油をまくって、、、
食用油に簡単に火がつくわけないじゃん!
36歳ですよ!
ドレだけユトりで無計画なんやねん!!

アンタの不幸なんて知らないし、
もーねー、
「サラダだけつくってろ!」って感じですがな。

政治的無目的の自分勝手なテロリズム。
人間としてあまりにもクダなすぎて、
情けなくてナミダがでてくらぁ!って感じですよ。

興奮して、
おもわずコトバがキタなくなってしまいましたが、
ハッキリ言ってクソですわ。


しかし、
こういった電車内という密室空間における無差別的暴力行為というのは、
もともとありましたけれどね、
特に今回ような凶悪的行為のケースが、
すでにダレもが巻き込まれる可能性がある状況となってしまいましたなー。
間違いなくヒトのモラルがすこしずつ低下しているということなんでしょうけれど、
分からなすぎてホントにコワい。


それにしても、
例のオリムピック開催期間だったこともあって、
主要な駅にはテロ対策強化警備で警察官が大勢いたハズなんですけれど、、、
もちろん、カレが堂々と通ってきたと思われる小田急線の新宿駅にも、
多くの警官が立っていたハズ。

そのダレもがカレの行動に気づかなかった、
ってコトなんでしょうけれど。

ワタクシには防犯を理由にほぼ強制的に職質を迫ってくるのに、
防犯の意味をなしているのでしょうか。

以前は、例のオウム真理教の件もあったので、
それによって防犯にも役に立っていたことがあったのかもしれませんが、
現状は軽犯罪を見つけるためのただの点数稼ぎになってしまっているでしょうね。

今回の事件、
個人的にはオウム真理教の地下鉄サリン事件以来の衝撃でした。


さて、1945年8月15日に先の大戦が終戦をむかえ、
2021年8月15日で76年めをむかえます。

戦争することのクダらなさ、
バカげている行為であることの認識がうすらぼんやりしはじめている昨今。

それを伝えるためのスベが減ってきているように感じています。

インターネット社会がすすみ、
勝手に情報が入ってくるのではなく、
自ら情報を取りにいかないと見ることができない状態になりはじめている、
というコトなんですけれどね。

世界が平和でありつづけるためには、
「平和」というコトバを言いつづけないとダメですし、
なんらかの区切りが必要。
そのためのセレモニーだったり、
モニュメントだったりするのですが、
それも最近は年寄りだけのものになってきているように感じてなりません。

現状の世界情勢をみていても、
戦争をまったく経験していないワケではなく、
いまも世界のドコかは戦争や内紛状態にあるワケで、
今回のオリンピックなんかでも亡命行動があったりしましたしね。

それで若い世代がそういうコトに興味をもつことが出来たのであれば、
今回のオリンピックはやるコトに意義はあったのだとはおもいます。
金メダルがどうのこうのではなく、
コロナッチがどうのこうのでもなく。

それにしても、
世界はより混沌としはじめているように思えてなりません。

なるべくなら、
平和に過ごせるような努力はしていきたいモノです。


しかし、
いまや世界は目に見えないコロナッチウイルスとの全面世界大戦中。

感染をうまくおさえこんでいた国ですら、
感染者が増加傾向になりつつあります。

ワクチンを接種したところで、
感染しないワケでもなく、
むしろ効いているのかすらも分からない状況ですし、
次から次へと新種が生まれ、
それに対応していかないといけない、
いたちごっこの状態ですな。


そして、
ニッポン全国これだけ感染者、重傷者が増加しても、
あいも変わらずに無策な我が国の政府。

毎日のニュースを見ていても、
大雑把でヒトまかせな対策ばかり。

本来、疫病には丁寧できめ細かい対策が必要なんですけれどね。

水際対策もまったく機能していないですし、
頼みの綱のワクチンも足りない状況。

「押すなよ!押すなよ!」と言いながら、
押される待ちのダチョウ倶楽部状況をつくっている気がします。

いまの状況だけを見ると、
もしかすると、夏だけでなく、
2021年自体をすでにあきらめないといけないカモですな。

まずは、自分自身を感染から守る、
コレにつきるかと。

月並みですが、
手洗いとうがいはわすれずに(笑)。


そんなこんなで、
現状、まさにウイルスを制するものは、
世界を制すと言っても過言ではない状況なのかなと、
ワタクシは考えますが、
みなさんはどのように考えますか?



坂本冬美「夏をあきらめて」




旅路 良



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